【WWE】シーナがレッスルマニア統一WWE王座戦へ宣言「ベルトを持ち帰ってそのまま引退してやる」 2025/3/25

 ロウが現地時間24日、スコットランド・グラスゴーで行われ、ジョン・シーナが統一WWE王者コーディ・ローデスに挑戦する『レッスルマニア41』へ向けて「最大のステージで俺が戴冠するわけだが、そのまま引退してやる。ベルトは持ち帰る。俺がWWEで最後の本物の王者になる」と予告した。

 イリミネーションチェンバー戦覇者・シーナは4月の『レッスルマニア41』で統一WWE王者・コーディに挑戦する。先週、『イリミネーションチェンバー』以来16日ぶりとなる両者の対面が実現。コーディが「引退を早めてやる」と通告していた。

 この日、シーナがオープニングに登場。テーマ曲に合わせた「ジョン・シーナ・サックス!」の大合唱と大ブーイングの中、リングに上がったシーナはWWEファンを徹底罵倒し、「今日はてめえらへのリベンジ方法を伝えに来た。プロレスそのものをぶっ壊してやる。ファンもレスラーも関係ない。全部ぶち壊してやる」と宣言した。

 その手段は当然、統一WWE王座獲りしかない。「レッスルマニアでは17回の戴冠記録を達成する。リック・フレアーの名前を忘れさせてやる。ジョン・シーナの名前は永遠となる」と断言したシーナは「まだあるぞ。最大のステージで俺が戴冠するわけだが、そのまま引退してやる。ベルトは持ち帰る。俺がWWEで最後の本物の王者になる。お前たちの夢が詰まったベルトを持って去る。てめえらには最高の復讐だ」と予告した。

 そこへ王者・コーディが現れた。シーナのいるリングに足を踏み入れると、場内は一転して大歓声。「さっきなんて言った? これを持って去るって? まず俺から獲ってみろよ」と挑発したコーディは「先週は昔と今のお前を比べたが、実際は理解してなかった。怒りも覚悟もわかった。史上最も危険なジョン・シーナかもしれん」とする一方で、「お前は最大の過ちを課した。俺がいる時、さっきのセリフを吐いたことだ」と言い放った。

 「このベルトを戴冠するために俺は必死だった。ローデスの名のために戦った」と続けたコーディは「てめえの見栄のためにプロレスをぶっ壊すって? これが欲しいんだろ?」とベルトをリング中央に置いてシーナを挑発。「チャンスをやる。獲ってみろよ」とジャケットのボタンを外して臨戦態勢を取りながら迫った。

 しばしコーディと対峙したシーナだったが、リングを降りて花道を下がろうとした。コーディが「ジョン、カモン!」と呼びかけると、シーナも一度は引き返そうとしたものの踵を返した。呼び止めたコーディは「これだけは言わせろ。お前のちっぽけな執念じゃ俺たちのベルトは獲れねえ」とWWEファンの応援とともに頂点ベルトを守り抜く構え。「お前はチャンプじゃない。チャンプはこのリングに立っている。手ぶらで去るのか? ジョン・シーナ、レッスルマニアが終わってもお前は手ぶらだ。WWEを去る時もな」と通告し、ベルトを掲げた。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。