【全日本】宮原「巻いてない2年間を取り返す」、ジュン最高男超えで「絶対の三冠王者になる」 3・29大田区・三冠戦会見 2025/3/26
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3・29大田区大会の三冠ヘビー級選手権試合「斉藤ジュンvs宮原健斗」へ向けた会見が25日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。 春のビッグマッチ大田区大会のメインイベントは王者・ジュンに6度の戴冠歴を誇る宮原が挑戦する三冠戦。3・9後楽園大会では世界タッグ王座をかけて対決し、青柳優馬とのビジネスタッグで宮原が斉藤ブラザーズからベルトを奪取した。 5冠に王手をかけた宮原は勝てば2023年2月に第68代王者から陥落以来、2年1ヵ月ぶり7度目の戴冠となる。「そろそろこの三冠ベルトを返してもらおうと思う」と改めて言い放った最高男は「なぜ俺が返してもらうと言うのか。それはなぜか? この俺が全日本プロレスの明るく楽しく激しいプロレスを今、世界で最も体現しているプロレスラーだからだ。そんな俺はこの三冠ベルトが間違いなく今、世界一似合う男」と断言。生配信で視聴しているファンに向かって「プロレスファン、待たせたな。3月29日、この三冠ベルトを返してもらい、俺が春の大一番で5冠王になる」と予告してみせた。 2016年2月の初戴冠以来、これほど至宝ベルトを巻いていない期間が長かったことはない。だからこそ三冠を欲する思いは高まるばかり。王者時代を知らないファン層に三冠ベルト姿を見せつけることもモチベーションとなっており、「どん欲にこの3月29日は絶対王者復活というのを俺はこの日証明する」と宣言した。「3月29日、このベルトを巻いてない2年間を俺は取り返す」と2年間の埋め合わせはキッチリするつもりで、その先に5冠王者としてのチャンピオン・カーニバル、王道トーナメント、最強タッグのトリプル制覇の青写真を描いた。 対するジュンは2・24八王子大会で青柳を退けて以来、3度目の防衛戦。宮原には昨年のチャンピオン・カーニバル優勝戦で敗れて以来の雪辱戦となる。「宮原健斗は俺が練習生で入った時、やっぱり輝いて見えたな。全日本をずっと守ってきた、全日本の顔だと言って、まさにふさわしいプロレスラー」と一目を置いたジュンだが、それ以上に大きいのが「何かと俺はこの宮原健斗に煮え湯を飲まされてきた」との悔しさだ。「相手は全日本プロレスをずっと守り続けてきた宮原健斗。断言できる。これ以上ふさわしい相手はいないだろう。そして、これも断言できる。俺が勝って絶対の三冠チャンピオンになる」と言い切ったジュンは「宮原健斗、いけにえになってもらうぞ。29日、大田区が楽しみだ。DOOM」と通告してみせた。 宮原を認めるからこそ、「乗り越えなきゃいけない壁」を突破するしかない。最高男を相手に防衛することで「絶対の三冠チャンピオンになる」と確信しており、「宮原健斗は全日本プロレスの顔だと言うだろうが、これからの全日本プロレスの顔はこの俺、斉藤ジュンだ」と高らかに宣言した。 勝者が三冠王者としてチャンピオン・カーニバルに出場。間違いなく今後の流れを大きく左右する春の大一番。そのゴングは3日後に鳴り響く。 【会見の模様】 ▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。いよいよ春の大一番、迫ってきました。舞台は約1年ぶりの大田区総合体育館。今、日本では斉藤ブラザーズ旋風が巻き起こっているのは間違いない。この三冠ベルトも斉藤ジュンの手に渡り、新たな世代に巻かれ、違う景色を見てきたことでしょう。ただ、そろそろこの三冠ベルトを返してもらおうと思う。なぜ俺が幾度も『返してもらう』という言葉を使うのか、それはわかりますか? なぜ俺が返してもらうと言うのか。それはなぜか? この俺が全日本プロレスの明るく楽しく激しいプロレスを今、世界で最も体現しているプロレスラーだからだ。そんな俺はこの三冠ベルトが間違いなく今、世界一似合う男。そう俺は思ってるから。この三冠ベルトを手放して約2年。プロレスファン、待たせたな。3月29日、この三冠ベルトを返してもらい、俺が春の大一番で5冠王になる」 ▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。この俺、斉藤ジュンが三冠チャンピオンになって3度目の防衛戦。相手は全日本プロレスをずっと守り続けてきた宮原健斗。断言できる。これ以上ふさわしい相手はいないだろう。そして、これも断言できる。俺が勝って絶対の三冠チャンピオンになると。宮原健斗、いけにえになってもらうぞ。29日、大田区が楽しみだ。DOOM」 ――宮原選手は「俺のベルト姿を見たことがないファンが増えた」と発言することが多いが、その状況が続いたことをどう受け止めている? ▼宮原「宮原健斗の三冠ベルト姿を見たことがない、新たなファンがこの全日本プロレスの会場に足を運んでくださっているという状況はとてもとてもうれしいことだけど、ただね、スーパースター宮原健斗としては、その姿を2年間みせられていない現状があるわけだから。それは今回の3・29に向けた一つのモチベーションになってますね」 ――「完全復活」という言葉を口にしていたが、今回の三冠戦のテーマを設定するとすると? ▼宮原「キャリアを踏んでいくとベルトがなくていいんじゃないという風潮があるんですけど、やっぱり俺は貪欲で。やっぱりこのベルトを約2年巻いてない中で、魅力的だし、巻きたいというプロとしての気持ちがあるので、どん欲にこの3月29日は2年間ベルトを巻いていない空白期間を埋めるために自分自身の手にして、絶対王者復活というのを俺はこの日証明するし。新時代をぶっ潰してやろうかと思ってるんで。俺は本気で潰しにいこうかと思ってるんで。そういう気持ちです」 ――ジュン選手の強みはどこに感じている? ▼宮原「僕らプロですから、プロである以上、ファンがいるってことは最も重要。斉藤ブラザーズにはたくさんのファンがいるわけで、間違いなく彼らがきっかけでプロレスを見始めたという人も多いだろうし、それは間違いなくプロのレスラーとして最も重要なことで。それは認めてますし、そういう中で最近プロレスを見始めた人とか、古くから宮原健斗を応援して下さってる方とか、3月29日はそういったいろんなエネルギーが充満した舞台になってほしいと俺は思ってるんで。ただ意地はありますから」 ――ジュン選手にとって宮原健斗はどんな存在? ▼ジュン「宮原健斗は俺が練習生で入った時、やっぱり輝いて見えたな。全日本をずっと守ってきた、全日本の顔だと言って、まさにふさわしいプロレスラーだと思う。実力もピカイチだ。だからこそ、今回の挑戦にふさわしいとも思うし、乗り越えなきゃいけない壁だと思っている。何かと俺はこの宮原健斗に煮え湯を飲まされてきたからな。去年のチャンピオン・カーニバルでも決勝戦で負けてしまったし、大田区この最高の舞台で勝つのは間違いなく俺だろう。今、俺は自信に満ち溢れているからな。宮原健斗は全日本プロレスの顔だと言うだろうが、これからの全日本プロレスの顔はこの俺、斉藤ジュンだ」 ――宮原選手を倒して「絶対の王者になる」と言っていたが、それだけ宮原選手の存在が大きい? ▼ジュン「全日本プロレスにいろんなレスラーがいるが、だからこそ、俺は防衛をしっかりとしないといけない」 ――大田区三冠戦に勝利すれば、王者としてチャンピオン・カーニバルに出場することになるが、意識するところはある? ▼宮原「今現在はぶっちゃけ3月29日しか俺の景色には映ってなくて。ただ、俺は3月29日、三冠チャンピオンになって、チャンピオン・カーニバルも制覇して、そしてその先の王道トーナメント、最強タッグも制覇すると。もう俺にはこれぐらいしないと業界にインパクトを与えることができないからね。俺はそれだけのことを成し遂げてきた男だから。ただ、今は3月29日、このベルトを巻いてない2年間を俺は取り返すから。必ずベルトを巻く」 ▼ジュン「俺が言いたいことは、俺が三冠チャンピオンのまま今年のチャンピオン・カーニバルに出場して優勝する。それだけだ」 ――新時代をぶっ潰すために考えていることはある? ▼宮原「宮原健斗を倒したことにより、今の新時代が築かれたと俺は思ってるから。この2年間っていうのは宮原健斗を上手に利用してくれたなと。この宮原健斗というスーパースターを利用してくれたのがこの2年間だから。こっから先は俺を利用してくれた代わりと言っちゃなんだけど、新時代を…まあ斉藤ブラザーズだろうな。俺がこの3・29で三冠チャンピオンになって斉藤ブラザーズを思う存分、利用させてもらおうと思ってるから。まあ、そんなところですよ。別に俺は新時代に潰されたとは思ってないよ。潰すってのはこんなもんじゃないよ」 ――試合後のリング上でやりたい景色は見えている? ▼ジュン「うーん、まあ今言ってもいいんだけど、それはその時のお楽しみだな。宮原健斗が大の字で、リングに寝そべってるのは間違いない」
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3・29大田区大会の三冠ヘビー級選手権試合「斉藤ジュンvs宮原健斗」へ向けた会見が25日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。
春のビッグマッチ大田区大会のメインイベントは王者・ジュンに6度の戴冠歴を誇る宮原が挑戦する三冠戦。3・9後楽園大会では世界タッグ王座をかけて対決し、青柳優馬とのビジネスタッグで宮原が斉藤ブラザーズからベルトを奪取した。
5冠に王手をかけた宮原は勝てば2023年2月に第68代王者から陥落以来、2年1ヵ月ぶり7度目の戴冠となる。「そろそろこの三冠ベルトを返してもらおうと思う」と改めて言い放った最高男は「なぜ俺が返してもらうと言うのか。それはなぜか? この俺が全日本プロレスの明るく楽しく激しいプロレスを今、世界で最も体現しているプロレスラーだからだ。そんな俺はこの三冠ベルトが間違いなく今、世界一似合う男」と断言。生配信で視聴しているファンに向かって「プロレスファン、待たせたな。3月29日、この三冠ベルトを返してもらい、俺が春の大一番で5冠王になる」と予告してみせた。
2016年2月の初戴冠以来、これほど至宝ベルトを巻いていない期間が長かったことはない。だからこそ三冠を欲する思いは高まるばかり。王者時代を知らないファン層に三冠ベルト姿を見せつけることもモチベーションとなっており、「どん欲にこの3月29日は絶対王者復活というのを俺はこの日証明する」と宣言した。「3月29日、このベルトを巻いてない2年間を俺は取り返す」と2年間の埋め合わせはキッチリするつもりで、その先に5冠王者としてのチャンピオン・カーニバル、王道トーナメント、最強タッグのトリプル制覇の青写真を描いた。
対するジュンは2・24八王子大会で青柳を退けて以来、3度目の防衛戦。宮原には昨年のチャンピオン・カーニバル優勝戦で敗れて以来の雪辱戦となる。「宮原健斗は俺が練習生で入った時、やっぱり輝いて見えたな。全日本をずっと守ってきた、全日本の顔だと言って、まさにふさわしいプロレスラー」と一目を置いたジュンだが、それ以上に大きいのが「何かと俺はこの宮原健斗に煮え湯を飲まされてきた」との悔しさだ。「相手は全日本プロレスをずっと守り続けてきた宮原健斗。断言できる。これ以上ふさわしい相手はいないだろう。そして、これも断言できる。俺が勝って絶対の三冠チャンピオンになる」と言い切ったジュンは「宮原健斗、いけにえになってもらうぞ。29日、大田区が楽しみだ。DOOM」と通告してみせた。
宮原を認めるからこそ、「乗り越えなきゃいけない壁」を突破するしかない。最高男を相手に防衛することで「絶対の三冠チャンピオンになる」と確信しており、「宮原健斗は全日本プロレスの顔だと言うだろうが、これからの全日本プロレスの顔はこの俺、斉藤ジュンだ」と高らかに宣言した。
勝者が三冠王者としてチャンピオン・カーニバルに出場。間違いなく今後の流れを大きく左右する春の大一番。そのゴングは3日後に鳴り響く。
【会見の模様】
▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。いよいよ春の大一番、迫ってきました。舞台は約1年ぶりの大田区総合体育館。今、日本では斉藤ブラザーズ旋風が巻き起こっているのは間違いない。この三冠ベルトも斉藤ジュンの手に渡り、新たな世代に巻かれ、違う景色を見てきたことでしょう。ただ、そろそろこの三冠ベルトを返してもらおうと思う。なぜ俺が幾度も『返してもらう』という言葉を使うのか、それはわかりますか? なぜ俺が返してもらうと言うのか。それはなぜか? この俺が全日本プロレスの明るく楽しく激しいプロレスを今、世界で最も体現しているプロレスラーだからだ。そんな俺はこの三冠ベルトが間違いなく今、世界一似合う男。そう俺は思ってるから。この三冠ベルトを手放して約2年。プロレスファン、待たせたな。3月29日、この三冠ベルトを返してもらい、俺が春の大一番で5冠王になる」
▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。この俺、斉藤ジュンが三冠チャンピオンになって3度目の防衛戦。相手は全日本プロレスをずっと守り続けてきた宮原健斗。断言できる。これ以上ふさわしい相手はいないだろう。そして、これも断言できる。俺が勝って絶対の三冠チャンピオンになると。宮原健斗、いけにえになってもらうぞ。29日、大田区が楽しみだ。DOOM」
――宮原選手は「俺のベルト姿を見たことがないファンが増えた」と発言することが多いが、その状況が続いたことをどう受け止めている?
▼宮原「宮原健斗の三冠ベルト姿を見たことがない、新たなファンがこの全日本プロレスの会場に足を運んでくださっているという状況はとてもとてもうれしいことだけど、ただね、スーパースター宮原健斗としては、その姿を2年間みせられていない現状があるわけだから。それは今回の3・29に向けた一つのモチベーションになってますね」
――「完全復活」という言葉を口にしていたが、今回の三冠戦のテーマを設定するとすると?
▼宮原「キャリアを踏んでいくとベルトがなくていいんじゃないという風潮があるんですけど、やっぱり俺は貪欲で。やっぱりこのベルトを約2年巻いてない中で、魅力的だし、巻きたいというプロとしての気持ちがあるので、どん欲にこの3月29日は2年間ベルトを巻いていない空白期間を埋めるために自分自身の手にして、絶対王者復活というのを俺はこの日証明するし。新時代をぶっ潰してやろうかと思ってるんで。俺は本気で潰しにいこうかと思ってるんで。そういう気持ちです」
――ジュン選手の強みはどこに感じている?
▼宮原「僕らプロですから、プロである以上、ファンがいるってことは最も重要。斉藤ブラザーズにはたくさんのファンがいるわけで、間違いなく彼らがきっかけでプロレスを見始めたという人も多いだろうし、それは間違いなくプロのレスラーとして最も重要なことで。それは認めてますし、そういう中で最近プロレスを見始めた人とか、古くから宮原健斗を応援して下さってる方とか、3月29日はそういったいろんなエネルギーが充満した舞台になってほしいと俺は思ってるんで。ただ意地はありますから」
――ジュン選手にとって宮原健斗はどんな存在?
▼ジュン「宮原健斗は俺が練習生で入った時、やっぱり輝いて見えたな。全日本をずっと守ってきた、全日本の顔だと言って、まさにふさわしいプロレスラーだと思う。実力もピカイチだ。だからこそ、今回の挑戦にふさわしいとも思うし、乗り越えなきゃいけない壁だと思っている。何かと俺はこの宮原健斗に煮え湯を飲まされてきたからな。去年のチャンピオン・カーニバルでも決勝戦で負けてしまったし、大田区この最高の舞台で勝つのは間違いなく俺だろう。今、俺は自信に満ち溢れているからな。宮原健斗は全日本プロレスの顔だと言うだろうが、これからの全日本プロレスの顔はこの俺、斉藤ジュンだ」
――宮原選手を倒して「絶対の王者になる」と言っていたが、それだけ宮原選手の存在が大きい?
▼ジュン「全日本プロレスにいろんなレスラーがいるが、だからこそ、俺は防衛をしっかりとしないといけない」
――大田区三冠戦に勝利すれば、王者としてチャンピオン・カーニバルに出場することになるが、意識するところはある?
▼宮原「今現在はぶっちゃけ3月29日しか俺の景色には映ってなくて。ただ、俺は3月29日、三冠チャンピオンになって、チャンピオン・カーニバルも制覇して、そしてその先の王道トーナメント、最強タッグも制覇すると。もう俺にはこれぐらいしないと業界にインパクトを与えることができないからね。俺はそれだけのことを成し遂げてきた男だから。ただ、今は3月29日、このベルトを巻いてない2年間を俺は取り返すから。必ずベルトを巻く」
▼ジュン「俺が言いたいことは、俺が三冠チャンピオンのまま今年のチャンピオン・カーニバルに出場して優勝する。それだけだ」
――新時代をぶっ潰すために考えていることはある?
▼宮原「宮原健斗を倒したことにより、今の新時代が築かれたと俺は思ってるから。この2年間っていうのは宮原健斗を上手に利用してくれたなと。この宮原健斗というスーパースターを利用してくれたのがこの2年間だから。こっから先は俺を利用してくれた代わりと言っちゃなんだけど、新時代を…まあ斉藤ブラザーズだろうな。俺がこの3・29で三冠チャンピオンになって斉藤ブラザーズを思う存分、利用させてもらおうと思ってるから。まあ、そんなところですよ。別に俺は新時代に潰されたとは思ってないよ。潰すってのはこんなもんじゃないよ」
――試合後のリング上でやりたい景色は見えている?
▼ジュン「うーん、まあ今言ってもいいんだけど、それはその時のお楽しみだな。宮原健斗が大の字で、リングに寝そべってるのは間違いない」
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