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　AEWコリジョンが現地時間29日、で行われ、ケビン・ナイトがAEWに入団。所属初戦でジェイ・ホワイトに敗れた。ジェイは「オーエン・ハート・ファウンデーション・トーナメント」制覇とAEW世界王座戴冠を誓った。

　この日、ナイトのAEW入団が発表された。ナイトは新日本でも活躍。KUSHIDAとの“JET SETTERS"でIWGPジュニアタッグ王座を2度戴冠している。これまでもAEWに参戦してきたが、正式に所属となり、初戦となったこの日、ジェイとの一騎打ちに登場した。フライングヘッドシザースで先制したナイトだが、ジェイに逆水平を連発されて劣勢に。ドラゴンスクリューで左足をひねり上げられた。その後もジェイの切れ味鋭い逆水平を何発も食らい、コーナー上から場外に叩き落とされた。

　それでもナイトはお返しとばかりに逆水平を連発し、ドロップキックで顔面を射抜いて反撃を開始。ラリアット連打、UFOスプラッシュ(その場飛びフロッグスプラッシュ)、トラースキックの波状攻撃で巻き返す。スワンダイブ攻撃をキャッチされてもブレードランナーを食い止め、雪崩式フランケンシュタイナーを決めた。

　すかさず追撃を狙って突っ込んだナイトだったが、キャッチしたジェイがコンプリートショットを敢行。ジャーマン、裏投げで一気にたたみかけると、ブレードランナーを爆発させて完勝を決めた。

　試合後、マイクを手にしたジェイは「ケビン・ナイトの活躍を応援しよう。俺と同じようにケビンも新日本道場出身だ。これからAEWでケビン・ナイトの活躍がもっとみられるだろう」とナイトにエール。「2025年のオーエン・ハート・トーナメントはベストの選手が集まるだろうが、俺がベストだと証明するつもりだ。俺にはAEW世界王座が必要だ。俺はキング・スイッチだ。オール・イン・テキサスでは今なおスイッチブレード時代であることを証明する」と宣言した。

　オーエン杯トーナメントはAEWが2021年から開催。日本でも活躍した故オーエン・ハートさんの功績を称える意味合いが込められている。優勝者はAEW世界王座への挑戦権を獲得。昨年は鷹木信悟も出場し、ブライアン・ダニエルソンが優勝している。今年は優勝者が7・12アーリントン大会『AEW:オール・イン・テキサス』でAEW世界王座に挑戦することになる。