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　ロウが現地時間3月31日、イギリス・ロンドンで行われ、女子世界王者イヨ・スカイが前王者リア・リプリーとのリマッチに臨んだものの、特別レフェリーを務めたレッスルマニアでの挑戦者ビアンカ・ベレアが両者反則の裁定を下して決着つかず。試合後、リアがイヨとビアンカをKOし、レッスルマニアでのトリプルスレット戦が浮上した。

　イヨは4・19&20『レッスルマニア41』でビアンカとの防衛戦を控える。2週間前のロウでタイトルマッチへ向けた調印式が行われたが、乱入したリアが契約書にサイン。先週、アダム・ピアースGMが「来週、イヨとリアのリマッチだ。勝者がビアンカとレッスルマニアで対決だ」と決定し、この日、イヨが戴冠した3・4ロウ以来、4週間ぶりの再戦が実現した。

　ビアンカが特別レフェリーを務める中、リアがイヨをコーナーに追い込んで喧嘩腰で何度も殴りつけると、ビアンカがブレークを命じて引き離す。イヨがリアをコーナーに追い込んで何度も殴りつけると、またもビアンカが割って入った。

　両者は一進一退の丸め込み合戦を展開。トンボを切って翻ろうしたイヨがドロップキックを見舞えば、リアもすぐさまラリアットでやり返す。イヨもアッパー掌底を連発し、ミサイルキックで場外に吹き飛ばすと、トペスイシーダで突っ込んだ。ケブラーダが不発に終わっても、リングに戻るとエルボー合戦を連打で押し込み、その場飛びフットスタンプを投下。ムーンサルトを狙ってコーナーに上がった。

　これはリアが食い止め、雪崩式バックフリップで叩き落とそうとしたが、イヨは逆打ちで切り返した。2カウントで返されてもイヨは串刺しランニングダブルニーを突き刺したが、ムーンサルト狙いは再びリアが阻止。ダイビングボディアタックをヘッドバットで撃墜し、ニアフォールに追い込む。リップタイドはイヨが阻んでもレーザーズエッジを敢行。ランニングニーをぶち込んだ。

　イヨもギリギリでキックアウト。リップタイドを後方回転エビ固めで切り返し、フロントハイキックも回避した。が、誤爆したビアンカが場外に転落。リアはリップタイドを爆発させたが、レフェリー不在で幻の3カウントに。命拾いしたイヨはようやくビアンカがリングに戻っても2カウントでキックアウト。収まらないリアがビアンカに詰め寄ると、ブレークを無視してイヨに殴りかかる。ビアンカが引き離すと、リアは張り手を見舞った。イヨが放ったミサイルキックもリアが回避してビアンカに誤爆してしまった。

　ビアンカは両者反則の裁定を下し、イヨが辛くも防衛を果たした。収まらないのはリア。ビアンカに襲いかかって殴り合いに発展する。そこへイヨがケブラーダで突っ込み、リアを殴りつけた。ビアンカが割って入ってイヨを何度も殴打。するとリアがビアンカにヘッドバットを叩き込み、リップタイドを敢行。イヨにもリップタイドを決めた。それでも飽き足りないリアはビアンカに雪崩式リップタイドを敢行して完全にKOした。

　イヨとリアの間で決着つかず。リアとビアンカの遺恨も深まったことで、レッスルマニアでこの3人によるトリプルスレット戦が実現する可能性が浮上した。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。