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　『AEW:ダイナスティ』が現地時間6日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、ケニー・オメガが激闘となったリコシェ、マイク・ベイリーとの3WAY戦を制し、AEWインターナショナル王座を死守。試合後、コンチネンタル王者オカダ・カズチカとにらみ合った。

　ケニーは3・9『AEW:レボリューション』でKONOSUKE TAKESHITAを破り、インターナショナル王座を戴冠。復帰後、初のベルト獲りを果たした。次期挑戦者決定トーナメントが行われ、4WAY戦による決勝戦で二人同時に勝利したリコシェとベイリーの挑戦が決定。この日、ケニーが3WAY戦による防衛戦を迎えた。

　ベイリー得意の足技に翻ろうされたケニーは場外戦でもバリケードに固定されて蹴りを何発も食らってしまう。そこにリコシェが割って入り、バリケード上でベイリーにデスバレーボムを敢行し、ケニーの背中に投げつけた。さらにリコシェはトペスイシーダを連続発射。ケニーもカナディアンロッキーバスターでベイリーを叩きつけたが、ムーンサルトが自爆に終わると、リコシェのダイビングラリアットを被弾した。

　ベイリーが回転十字固め、ケニーが逆さ押さえ込みで二人まとめて丸め込むと、空中戦へ。ベイリーがコーナーからのケブラーダ、ケニーがノータッチトペコンヒーロ、リコシェがブエロ・デ・アギラ、ベイリーがトップロープからのケブラーダを次々に放った。リングに戻るとベイリーがリコシェにムーンサルトダブルニードロップ、ケニーにスピンキックをさく裂。エプロン上でもリコシェにムーンサルトダブルニーを放ったが、自爆に終わった。

　それでもベイリーはリコシェを雪崩式リバースフランケンで叩き落としたが、ケニーは高速ドラゴンスープレックスで二人まとめて投げる怪力を発揮。ベイリー、リコシェの順でVトリガーを叩き込む。片翼の天使をリコシェが食い止めても、クロイツ・ラスでニアフォールに追い込んだ。ベイリーが蹴り技を連発しても、シューティングスター式ダブルニーを自爆させ、ヒザ十字固めで絡みつく。そこへリコシェがファイアーバードスプラッシュを投下。シューティングスタープレスも放った。

　それでもケニーは沈まない。ベイリーがリコシェにシューティングスター式ダブルニードロップを投下してカバーに入ると、ケニーは後頭部にVトリガーをグサリ。リコシェがリバースフランケンでケニーを突き刺し、ベイリーに雪崩式攻撃を狙ったものの、阻止したケニーは雪崩式片翼の天使でリコシェを叩き落とす荒技を敢行して3カウントを奪った。

　ケニーが3WAY戦を制してインターナショナル王座防衛を果たした。試合後、コンチネンタル王者オカダがスーツ姿で登場。かつて新日本で激闘を繰り広げた二人の王者がしばし近距離でにらみ合った。