【DDT】阿鼻叫喚の地獄絵図…永田が黒潮との“イケメンタッグ"でバラモン兄弟を撃破 6・25新宿で大家健と一騎打ち 2025/4/9

『高木三四郎30周年プロジェクト「M&Aプロレス 〜MatchMake & Agent〜』上野恩賜公園野外ステージ(2024年4月9日)
○永田裕志&黒潮TOKYOジャパンvsバラモンシュウ&バラモンケイ×

 永田が黒潮との“イケメンタッグ"でバラモン兄弟を撃破。6・25新宿大会で大家健との一騎打ちが決まった。

 「M&Aプロレス」はCyberFight副社長・高木三四郎プロデュースで、DDT所属選手が出場しない異例の興行。第1弾となった今大会では高木が30年で培ったコネクションでブッキング、マッチメイクし、ここでしか実現しない異色のカード全7試合がラインナップされた。

メインイベントでは、高木30周年記念興行2・3新宿大会で一騎打ちを行った永田と黒潮がイケメンタッグ(高木命名)を結成。バラモン兄弟との超異色対決が実現した。

 エニウェアフォールマッチとして行われることがアナウンスされて開始のゴングが鳴ると、4選手は壮絶な大場外戦を展開。大量の水がばら撒かれ、ファンが逃げ惑う阿鼻叫喚の地獄絵図に…。ようやくリングに戻ると、黒潮がバラモン兄弟の黒歴史である石森太二とのセーラー・ボーイズのデビュー曲「キープ・オン・ジャーニー」を音響に流させ、揺さぶりをかけた。

 窮地を脱したいバラモン兄弟はバケツに入れた墨汁を投入したが、高木に誤爆してしまう。それでもパウダー攻撃、お告ゲル攻撃で永田を攻め込んだものの、シュウとケイの誤爆を誘った永田は白目式腕固めでケイを捕獲。口から“青義のお告ゲル"を吐き出しながら絞め上げてギブアップ勝利を決めた。

 イケメンタッグが初陣を白星で飾った。試合後、バラモン兄弟が「今日闘って一つわかったことがある。永田裕志は業界一の……イケメンだ!」と捨てゼリフを残して退場すると、会場は永田に向けたイケメンコールの大合唱にに。応えるように永田は黒潮のジャケットを羽織ってポーズを決めた。

 すると高木が割って入り、「永田さんとどうしても試合がしたいっていうレスラーがいるんですよ! その男を今日呼んでます。コイツだ!」と呼び込んだ。現れたのはガンバレ☆プロレスの大家。永田の前に立った大家は「プロレスをメジャースポーツにしたいという気持ちで、ガンバレ☆プロレスを12年前に旗揚げしました。でもそんなことどうでもいいんだよ! 俺は子どもの頃から、ものすげぇプロレスラーになりたかったんですよ! ミスターIWGP・永田裕志みたいなプロレスラーになりたかったんですよ!」と思いのたけをぶちまけ、「その夢は……叶いませんでした。でもな、お前に勝ちてぇんだよ! まったく正統派でも何でもねぇ、底辺から這い上がったこのプロレスラー・大家健が永田裕志に勝ちてぇんだよ! シングルマッチ、永田裕志! やってくれよ! 俺との試合!」と暑苦しく直訴した。

 思わず後ずさりした永田だったが、「わかった。わかった。とりあえず今の相手(バラモン兄弟)とは違う闘いができそうなんでやろう」と受諾。大家になおも熱く詰め寄られると、「わかった。やってやろう。いいんだね? やっちゃって」とかつての名ゼリフまで飛び出した。

 これを受けて高木が第2弾興行6・25新宿大会で両者のシングルマッチを正式決定。大家が退場すると、永田は「今まで味わったことのない世界観を感じようと思って、バラモン兄弟という難敵と闘いましたが、とんでもなかったです。こんなに苦戦するとは思いませんでした。皆さんが喜んでいただけたなら、とりあえず良しとしましょうか」と振り返り、「また皆さん、新宿でお会いしましょう! 1、2、3、ゼアッ!」と敬礼ポーズで大会を締めくくった。

 6・25新宿大会には諏訪魔の参戦も決定。マッスル坂井との異次元対決が実現する。また、M&Aプロレス第3弾大会が8・19上野大会に決定した。


☆6/25(水)東京・新宿FACE『高木三四郎30周年プロジェクト「M&Aプロレス〜サブタイトル未定〜』18:20開場、19:00開始

▼スペシャルシングルマッチ
マッスル坂井
vs
諏訪魔

▼スペシャルシングルマッチ
大家健
vs
永田裕志


【試合後の永田&黒潮】

▼永田「こんなの初めてだよ。ドリフ大爆笑に出てる気分だったよ」

▼黒潮「この間闘って、今回組めて良かったです。また組めたらいいなと」

▼永田「初めて経験した世界観とはいえ、こういう世界もあるんすね。10年前だったら、こういう世界観は味わえなかった。10年経ってこのキャリアだからできた。あなたのおかげですよ。大家選手、彼の熱意に負けました。ぜひやらせていただきたいと思います。次の新宿大会もたくさん、お客さん来ていただけることを楽しみにしてます。頑張ります」

【大家の話】「永田裕志、すげぇ正統派レスラー。そうなりたくて目指した。でも現実はどうだ。俺自身がプロレスラーだってことに胸張りたい。だから6月25日、なんとしてでも永田裕志に勝ちます!」