【NOAH】23歳ガレノが遠藤熱闘撃破でGHCナショナル戴冠 サクソン迎撃へ 2025/4/11

『SUNNY VOYAGE 2025』新潟市体育館(2025年4月11日)
GHCナショナル王座決定トーナメント FINAL ROUND ○ガレノvs遠藤哲哉×

 23歳のヘビー級ルチャドール・ガレノが歓喜のGHCナショナル王座初戴冠を成し遂げた。遠藤との新王者決定戦を熱戦の末に制し、サクソン・ハックスリー相手の初防衛戦も決定的となった。

 OZAWAの“放棄"によって空位となっていたGHCナショナル王座。名乗りを上げた4人によって新王者決定トーナメントが行われ、1回戦で杉浦貴を破った遠藤と、征矢学を破ったガレノが第17代王者の座を争った。

 2ヶ月ぶりの返り咲きを目指す遠藤は、セコンドを介入させたり、タッチロープで首を絞めたりと、ダーティな攻撃を多用。同時に遠藤スペシャルやスワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュなど華麗な空中殺法も披露して優勢に試合を進める。しかし、ガレノも負けじとド迫力のトペコンヒーロを敢行。大技合戦に持ち込むと、リバースブレーンバスターで先にチャンスをたぐり寄せた。

 遠藤もリバースフランケン、エクスプロイダー2連発で猛攻に転じ、神の右膝をクリーンヒットさせると、得意のトーチャーラックボムもさく裂。怒とうの追い上げから満を持してバーニングスタープレスへ。ガレノはこれを剣山で撃墜すると、兄譲りのワグナードライバーから必殺のガレノスペシャルを仕掛ける。しかし、セコンドのヨシ・タツがエプロンに上がると、気を取られて技を解いてしまった。

 遠藤はレフェリーの死角を突いて、サミング、急所蹴りと無法攻撃で巻き返したものの、エクスプロイダーを防いだガレノはカウンターのヒザ蹴りをドンピシャリ。こん身のラリアットを振り抜き、豪快なフロッグスプラッシュを投下すると、なおも肩を上げる遠藤をガレノスペシャルで葬って接戦をものにした。

 最後は力で遠藤をねじ伏せて歓喜のGHCタイトル初戴冠。赤いベルトを受け取ったガレノは抱きしめてから口づけし、異国の地でつかんだ勲章を慈しんだ。

 余韻に浸る間もなく試合後にはサクソンが登場。情熱RATEL'S入りして再び存在感を示しつつあるイギリスの巨人は「ネクスト・ャレンジャー・サクソン! JONETSU!」と挑戦を表明。ガレノもベルトを掲げながらにらみ合い、英墨対決による初防衛戦が決定的となった。

 実兄イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.が最多防衛記録を持つ赤いベルトを手にした23歳のヘビー級ルチャドール。清宮海斗らALL REBELLIONの仲間たちからも祝福を受けたガレノは「今までの努力が実った。母、兄、父、姉妹、家族みんなの応援もあってこのベルトを獲ることができました。ビバ、メヒコ! ビバ、ハポン! ビバ、ノア!」と感謝した。偉大な兄を超えるべく、防衛ロードを歩むか。


【試合後のガレノ】

※清宮、アレハンドロ、カイがビールを持ってガレノを祝福。ガレノにも手渡すと

▼ガレノ「応援してくれたNOAHファンの皆さん、ありがとうございました。今までの努力がこうしてベルトという形になりました。母、兄、父、姉妹、家族みんなの応援もあってこのベルトを獲ることができました。ビバ・メヒコ! ビバ・ハポン! ビバ・ノア!」

▼清宮「ガレノ、GHC初戴冠おめでとう!」

※4人で乾杯。アレハンドロがビールかけをしようとすると

▼ガレノ「ノー。サムイ」

▼清宮「おめでとう!」

▼ガレノ「アリガトウ」

【遠藤の話】「ガレノ、お前、ナショナルのベルトを巻いたぐらいで、兄に近づいたなんて思ってんじゃねえぞ。ただ、この俺に勝ったっていう事実は残った。3流プロレスラーから一気に1.5流くらいには上がったんじゃねえか。まあ、今日の負けはいつか取り返しにいってやる。それより次、4月14日、後楽園ホール、ノーDQマッチ。OZAWA&遠藤対拳王&KENTA。次行われるのは、KENTAの引退試合だけじゃねえぞ。拳王の血祭りも同時に行われる。お前ら楽しみにしとけよ」

【サクソンの話】「ガレノ、お前は世界最高の選手の1人だ。世界中の情熱を集めないとお前を倒せないことぐらいわかってる。ナショナルのベルトを情熱RATEL'Sの元へ持ってくるぞ! ジョーネツー! ジョーネツー! ジョーネツー! ジョーネツー!」