プロレス/格闘技DX

『Windy City Riot 2025』アメリカ・Wintrust Arena(2024年4月11日※現地時間)
STRONG女子王座ナンバーワンコンテンダーマッチ △白川未奈vsAZM△

　白川とAZMのSTRONG女子王座挑戦者決定戦は痛み分けに終わったものの、王者メルセデス・モネとの3WAY戦が浮上した。

　3月いっぱいでスターダムを退団し、AEW所属となる白川がこの日、5・10オンタリオ大会でのSTRONG女子王者・モネへの挑戦権をかけてAZMと対戦した。勝てば1・5東京ドーム大会でモネに敗れて以来の雪辱戦の切符を獲得。AZMが勝利すれば昨年4・12シカゴ大会で当時の王者ステファニー・バッケルに敗れて以来の挑戦となる。

　「ミナ!」コールに包まれる中、両者はスピーディーな先手争いを展開。白川がサムソンクラッチからの足4の字を仕掛ければ、AZMは首固めで切り返す。サッカーボールキックで蹴り合い、AZMは顔面への低空ドロップキックをお見舞い。脇固めで絞め上げ、ミサイルキックを放った。

　白川もカウンターの延髄斬りで反撃。ドラゴンスクリュー、ヒザ砕きと足4の字への布石となる足攻めに出る。セカンドロープに飛び乗ってのダイビングレッグラリアットを放つと、足4の字固めで捕獲。ロープに逃れたAZMは顔面蹴りをぶち込んだが、白川はカウンターのローリングエルボーを叩き込んだ。

　ダブルダウンから両者はエルボー合戦で火花。強烈な一撃を振り抜いた白川が競り勝つ。AZMもロコモーション式ブレーンバスターでやり返し、ダイビングフットスタンプを繰り出したが、不発に終わらせた白川がダイブ式スリングブレイドを敢行。サムソンクラッチからの足4の字固めに持ち込んだ。

　AZMも何とかロープに脱出。トルベジーノで叩きつけると、電光石火のあずみ寿司でニアフォールに追い込む。白川がローリングバックブローで反撃し、ロープに走っても追尾したAZMは場外にスライディングして足をすくうと、顔面蹴りをぶち込んだ。白川が場外でのニークラッシャーで反撃し、エプロンを利してのスイングDDTを敢行したが、場外カウント20が数えられて両者リングアウトに終わった。

　場内はブーイング。両者ともレフェリーに延長戦をアピールしたものの受け入れられず、痛み分けに終わった。収まらない両者はバックステージで「モネにリベンジできないんだけど」(白川)「私だってモネにリベンジしたいからここにいるの」(AZM)と口論。乱闘に発展するとロッキー・ロメロがやってきて3WAY戦を提案した。AZMが「モネと闘えるならなんでもいい」と受け入れれば、白川も「いいよ。3WAYで私が獲ってあげるよ、チャンピオン」と宣言。両者に王者・モネを加えた3WAY戦によるSTRONG女子王座戦が浮上した。