プロレス/格闘技DX

『Windy City Riot 2025』アメリカ・Wintrust Arena(2024年4月11日※現地時間)
○ザック・セイバーJr.vsデビッド・フィンレー×

　ザックが1ヵ月ぶりの再戦でフィンレーに雪辱を遂げた。

　シカゴの地で最強外国人対決といえるザックとフィンレーの一騎打ちが実現。両者はフィンレーが勝利した3・16静岡大会のNEW JAPAN CUP準決勝以来の再戦となった。

　ザックが腕十字とヘッドシザースの複合技を場外で決めて先制。フィンレーはバックドロップ、高速ブレーンバスター、アイリッシュカーフバックブリーカーと力技でやり返す。ザックもコーナーへのブレーンバスターで反撃し、後頭部への低空ドロップキック、高速ジャーマンと攻勢。サッカーボールキックを連発したが、フィンレーも突っ込むザックをキャッチしてのアイリッシュカーフバックブリーカーでやり返した。

　流れをつかんだフィンレーはブレーンバスターホイップで追い討ち。ザックが丸め込み合戦に持ち込み、フロントネックロックで飛びついてもINTO OBLIVIONで切り返す。パワーボムを敢行すると、再び一進一退の丸め込み合戦に。ザックが腕関節を仕掛けてもフィンレーはパワーボム3連発で一気に攻め込んだ。

　ザックも譲らず変型羽根折り固めで捕獲。エルボースマッシュ合戦をフィンレーが制しても腕へのオーバーヘッドキック、フロントハイキックを見舞うと、電光石火のザックドライバーで突き刺す。2カウントで返したフィンレーもローリングエルボーを連発し、ザックは腰砕けになりながらもランニングローキックで応戦。オーバーキルを食い止めると、変型ザックドライバーを爆発させて3カウントを奪った。

　ザックがフィンレーに雪辱。試合後はノーコメントだったが、NJC覇者を破ったことでIWGP世界ヘビー戦線再浮上への足がかりとなるのは間違いない。