【AEW】柴田が初のAEWベルト戴冠 ジョー&ホッブスとデスライダーズ撃破でトリオ王座を奪取 2025/4/17

 AEWダイナマイトが現地時間16日、マサチューセッツ州ボストンで行われ、サモア・ジョー&柴田勝頼&パワーハウス・ホッブスがデスライダーズを破ってAEW世界トリオ王座を奪取した。

 ジョー&柴田&フックの“The OPP's"はトリオ王座に照準。先週、ジョー&フックが王者クラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタに快勝し、この日の挑戦を決めた。デスライダーズはPACの負傷欠場のため、ジョン・モクスリーが代替出場。一方、フックがデスライダーズの襲撃を受けて欠場となり、ホッブスがThe OPP'sの助っ人として出場することになった。

 試合はゴングを待たず乱闘で幕開け。挑戦者トリオはユウタに的を絞って先手を取り、柴田は逆水平連打で「シバタ!」コールを起こした。カスタニョーリによってバリケードに叩きつけられても、逆水平を連発したが、ショートレンジラリアットで止められてしまった。

 ここから柴田が劣勢に。モクスリーに串刺しラリアットを連発され、ユウタのフィッシャーマンスープレックス、カスタニョーリの滞空式ブレーンバスターと攻め込まれてしまう。それでもカスタニョーリをスリーパーで絞め上げ控えのモクスリーにジャンピングフロントハイキックをお見舞い。カスタニョーリを武者返しで叩きつけて突破口を開いた。

 呼応するようにジョーがマンハッタンドロップ、フロントハイキック、セントーン、高速パワースラムとユウタを攻めまくる。モクスリーがイスを手に介入を狙っても、ウィロー・ナイチンゲールが駆けつけて阻止。両軍が入り乱れる混戦模様となり、ジョーはモクスリーにラリアットを叩き込んだ。

 ここでヤングバックスが現れたが、スワーブ・ストリックランドが登場。ハウスコールで二人まとめてねじ伏せると、ニコラスをマシューに投げつけて蹴散らした。リング上ではジョーがロックボトムでモクスリーを叩きつけ、柴田はカスタニョーリをフロントハイキックで場外に蹴散らし、スリーパーからのPKで分断した。

 すかさずジョーがマッスルバスターの構え。ユウタが妨害しても、ホッブスがロックボトムで実況席に叩きつけた。マリーナ・シャフィールが介入してもナイチンゲールが撃退。モクスリーを完全に孤立化させた。それでもモクスリーはデスライダーを仕掛けたが、阻止したジョーがコキーナクラッチで捕獲。一気に絞め上げてギブアップ勝利を決めた。

 ジョー&柴田&ホッブスがトリオ王座を奪取。柴田はAEW王座初戴冠となった。試合後、ウィル・オスプレイらがやってきて、デスライダーズに一矢報いた3人をシャンパンで祝福。会場は「AEW!」コールに包まれた。