【スターダム】レスラー生命かけた裏にスターダムへの強い思い 敗者引退ワールド王座戦へ中野たむインタビュー 2025/4/18
年間最大のビッグマッチ4・27横浜アリーナ大会でワールド・オブ・スターダム王者・上谷沙弥と対決する中野たむ。3・3後楽園大会での敗者退団マッチに敗れたものの、敗者引退マッチとして再戦に臨むことになった。レスラー生命をかけた後のない状況に自らを追い込んだのも、スターダムへの強い思いがあってのこと。のるかそるかの大勝負を控えるたむに今の心境を聞いた。 【中野たむインタビュー】 ――4・27横浜アリーナ大会での敗者引退マッチが迫っています。3・3後楽園大会の敗者退団マッチを振り返って、試合後のリング上ではどんな心境でしたか? ▼たむ「絶望、お先真っ暗。私の人生終わったと思いましたね。自分は8年スターダムにいて、本当にスターダムが一番だと思ってるし、スターダムを愛してるから、ここまでやってこれた。去年の分裂騒動の時も何とかスターダムを立て直さないといけないと、スターダムのために自分ができることを精一杯やってきたつもりだったので。正直、退団となったら私、プロレスやる意味ないなっていう。だったらもう引退をかけるしかない。私のプロレス人生すべてをスターダムに捧げていいと思ってるから。そういう気持ちで引退をかけることにしました」 ――引退をかける決断はなかなかできないことだと思います。 ▼たむ「スターダムでプロレスできないんだったら、プロレスやる意味がないから。本当にみじめだし、一番負けたくない相手に負けて、情けかけられて、ファンの人にも合わせる顔ないなと思いましたけど、私のすべてをかけることで、もう一度チャンスを得られるなら、自分の残された道はそれしかないって、その時は思いました」 ――その思い入れの強いスターダムのリングにフリーとして上がっているわけですが、どんな思いで戦っていますか? ▼たむ「フリーという言葉を聞くだけで涙が出てくる(苦笑) そう、フリーなんですよね。4・27横アリまでは(岡田太郎)社長が試合に出していただけるという契約をしてくださったので。フリーだけどスターダムに上がってるっていう状態はもう本当に首の皮一枚って感じですね。ギリギリつなぎ止めてる。みじめです」 ――本当に勝つしかない試合になりますね。 ▼たむ「勝たなければ私はそこですべて終わりなので、この世界から消えるしかない。本当に勝つしか残された道はないです」 ――4・2後楽園大会では安納サオリ選手に勝利した試合後、ワールド王座をかけての再戦を約束していました。負けられない理由が一つ増えましたね。 ▼たむ「本当にそうなんです。まだまだ叶えられてない、果たせてない約束がたくさんあって、やりたいこともたくさんある。サオリちゃんと赤いベルトをかけて戦う。それはずっとやりたかったんですよ。でも頂点で会おうって約束してたから、まだその時じゃないなって思ってやってこなかったんですね。でも私たちの頂点って、きっとその都度、更新されてる。その頂点を引退マッチで勝って赤いベルトを取り戻して、サオリちゃんと約束を果たす。他にもまだまだ欲しいベルト、獲りたいベルトもある。まだ倒せてないヤツがスターダムにいる。そいつを倒せるまで辞められない。いろんな約束がまだ果たされてないので、まだスターダムドリームの道を途切れさせるわけにはいかないと思ってます」 ――王者・上谷選手はもともとかわいい後輩だったと思います。いろんな変化を感じていると思いますが、今の上谷選手の強さをどのあたりに感じますか? ▼たむ「180度、人が違いますよね。中身変わったんじゃないかなってぐらいに。本当に勝ちへの執着心ですかね。まだアイドルでフワフワしてた新人の頃の上谷って、なんか地に足がついてない状態の初々しい感じだった。そこが魅力だったと思うんですけど。情報漏洩したりとか。でも今の上谷って本当にだまし討ちをしようが、凶器を使おうが、自分がトップに立つんだ…トップに立つんだと思ってるのかな? それはわかんないけど、勝ちへの執着と、たむへの執着が凄くて。たむがどこにいても居場所を突き留めて襲ってくるんですよ。でも、その勝ちへの執念とか、恨みとか、人間の汚い感情って強いですよね。怒りの感情って凄く強くて。でもそれだけでは、今の上谷のスタイルでは、これからどんどん世界一を目指していくスターダムを象徴する選手であってはいけないと思うんです。私も赤いベルトでまだやり残したことがある。だから中野たむが必ずスターダムの象徴に返り咲いて、赤いベルトを取り戻します」 ――上谷選手には昨年暮れの両国大会のワールド王座戦、敗者退団マッチと2連敗中ですが、どんな勝ち方をしたいですか? ▼たむ「どんな手を使ってこようが、私の戦い方で、スターダムのプロレスをします。明るく激しく新しく。私自身が今スターダム、中野たむ=スターダムだと思ってるんで。上谷を引退に追い込んで中野たむが一生のトラウマになってやる」 ――勝利したあかつきにはスターダム所属に戻りたいところですね? ▼たむ「はい。再契約を目指したいですね!」
年間最大のビッグマッチ4・27横浜アリーナ大会でワールド・オブ・スターダム王者・上谷沙弥と対決する中野たむ。3・3後楽園大会での敗者退団マッチに敗れたものの、敗者引退マッチとして再戦に臨むことになった。レスラー生命をかけた後のない状況に自らを追い込んだのも、スターダムへの強い思いがあってのこと。のるかそるかの大勝負を控えるたむに今の心境を聞いた。
【中野たむインタビュー】
――4・27横浜アリーナ大会での敗者引退マッチが迫っています。3・3後楽園大会の敗者退団マッチを振り返って、試合後のリング上ではどんな心境でしたか?
▼たむ「絶望、お先真っ暗。私の人生終わったと思いましたね。自分は8年スターダムにいて、本当にスターダムが一番だと思ってるし、スターダムを愛してるから、ここまでやってこれた。去年の分裂騒動の時も何とかスターダムを立て直さないといけないと、スターダムのために自分ができることを精一杯やってきたつもりだったので。正直、退団となったら私、プロレスやる意味ないなっていう。だったらもう引退をかけるしかない。私のプロレス人生すべてをスターダムに捧げていいと思ってるから。そういう気持ちで引退をかけることにしました」
――引退をかける決断はなかなかできないことだと思います。
▼たむ「スターダムでプロレスできないんだったら、プロレスやる意味がないから。本当にみじめだし、一番負けたくない相手に負けて、情けかけられて、ファンの人にも合わせる顔ないなと思いましたけど、私のすべてをかけることで、もう一度チャンスを得られるなら、自分の残された道はそれしかないって、その時は思いました」
――その思い入れの強いスターダムのリングにフリーとして上がっているわけですが、どんな思いで戦っていますか?
▼たむ「フリーという言葉を聞くだけで涙が出てくる(苦笑) そう、フリーなんですよね。4・27横アリまでは(岡田太郎)社長が試合に出していただけるという契約をしてくださったので。フリーだけどスターダムに上がってるっていう状態はもう本当に首の皮一枚って感じですね。ギリギリつなぎ止めてる。みじめです」
――本当に勝つしかない試合になりますね。
▼たむ「勝たなければ私はそこですべて終わりなので、この世界から消えるしかない。本当に勝つしか残された道はないです」
――4・2後楽園大会では安納サオリ選手に勝利した試合後、ワールド王座をかけての再戦を約束していました。負けられない理由が一つ増えましたね。
▼たむ「本当にそうなんです。まだまだ叶えられてない、果たせてない約束がたくさんあって、やりたいこともたくさんある。サオリちゃんと赤いベルトをかけて戦う。それはずっとやりたかったんですよ。でも頂点で会おうって約束してたから、まだその時じゃないなって思ってやってこなかったんですね。でも私たちの頂点って、きっとその都度、更新されてる。その頂点を引退マッチで勝って赤いベルトを取り戻して、サオリちゃんと約束を果たす。他にもまだまだ欲しいベルト、獲りたいベルトもある。まだ倒せてないヤツがスターダムにいる。そいつを倒せるまで辞められない。いろんな約束がまだ果たされてないので、まだスターダムドリームの道を途切れさせるわけにはいかないと思ってます」
――王者・上谷選手はもともとかわいい後輩だったと思います。いろんな変化を感じていると思いますが、今の上谷選手の強さをどのあたりに感じますか?
▼たむ「180度、人が違いますよね。中身変わったんじゃないかなってぐらいに。本当に勝ちへの執着心ですかね。まだアイドルでフワフワしてた新人の頃の上谷って、なんか地に足がついてない状態の初々しい感じだった。そこが魅力だったと思うんですけど。情報漏洩したりとか。でも今の上谷って本当にだまし討ちをしようが、凶器を使おうが、自分がトップに立つんだ…トップに立つんだと思ってるのかな? それはわかんないけど、勝ちへの執着と、たむへの執着が凄くて。たむがどこにいても居場所を突き留めて襲ってくるんですよ。でも、その勝ちへの執念とか、恨みとか、人間の汚い感情って強いですよね。怒りの感情って凄く強くて。でもそれだけでは、今の上谷のスタイルでは、これからどんどん世界一を目指していくスターダムを象徴する選手であってはいけないと思うんです。私も赤いベルトでまだやり残したことがある。だから中野たむが必ずスターダムの象徴に返り咲いて、赤いベルトを取り戻します」
――上谷選手には昨年暮れの両国大会のワールド王座戦、敗者退団マッチと2連敗中ですが、どんな勝ち方をしたいですか?
▼たむ「どんな手を使ってこようが、私の戦い方で、スターダムのプロレスをします。明るく激しく新しく。私自身が今スターダム、中野たむ=スターダムだと思ってるんで。上谷を引退に追い込んで中野たむが一生のトラウマになってやる」
――勝利したあかつきにはスターダム所属に戻りたいところですね?
▼たむ「はい。再契約を目指したいですね!」