【全日本】本田が安齊を熱戦撃破で3勝目 「俺が優勝するしかないだろ!」 2025/4/20

『チャンピオン・カーニバル2025』ところざわサクラタウン(2025年4月20日)
Bブロック公式戦 ○本田竜輝vs安齊勇馬×

 本田が熱戦の末に安齊とのELPIDA対決を制し、チャンピオン・カーニバル3勝目。2大会連続でメインを締め、「俺が優勝するしかないだろ!」と豪語した。

 本田は開幕戦でレイを撃破。2戦目は北斗に敗北を喫したものの、3戦目には宮原を破って立て直しに成功し、4戦目となる安齊とのELPIDA同門対決に駒を進めてきた。対する安齊はここまで無傷の開幕2連勝。昨年7月の三冠戦では当時王者だった安齊が勝利しており、本田にとって9ヵ月越しの雪辱戦となった。

 タックル合戦、エルボー合戦で火花を散らすと、安齊がドロップキックで先制。客席になだれ込んでのエルボー合戦も競り勝つ。本田をエプロンに乗せてニーリフトを突き上げたが、本田も負けじとショルダータックルをぶちかまし、鉄柱攻撃を連発。反則カウント合唱式踏みつけ攻撃で蹂躙した。

 安齊も起死回生のミサイルキックで反撃を開始。串刺しジャンピングエルボー、フロントスープレックスの連続攻撃で巻き返し、カウンターのドロップキックも見舞ったが、本田はブレーンバスターで引っこ抜き、串刺しラリアット、スパインバスターの波状攻撃に出る。さらにキャメルクラッチでひねり上げた。

 安齊も何とかロープに脱出。エプロン上でエルボー合戦を展開し、ドラゴンスープレックスを敢行だ。リングに戻ると本田がジャーマンで反撃しても、すぐさまジャーマンで応戦。本田のラリアットを食い止め、ジャンピングニーを叩き込む。後方回転で飛びついてのダブルアームスープレックスも決めたが、本田もスピアーで応戦し、エクスプロイダー、スピアーの猛攻で押し返す。ファイナルベントは安齊が食い止め、前後からジャンピングニーを連発した。

 本田もジャンピングニーをキャッチしてのファイナルベントで逆襲。ダメージが色濃くカバーに入れなかったものの、ラリアット連打でたたみかける。安齊も再びファイナルベントを食い止め、ジャーマンでぶん投げたが、本田も意地で立ち上がってラリアットで応戦。再びファイナルベントを爆発させて熱戦に終止符を打つ3カウントを奪った。

 本田が安齊とのELPIDA対決を制して3勝目。勝ち点を6に伸ばした。

 試合後、本田は「安齋勇馬から勝ったぞ! おい、安齋。今日はありがとう。またいつでも俺たちで熱い熱い戦いをしようぜ」とELPIDAの盟友に呼びかけた。喜びをあらわにして「昨日に続き、今日も本田竜輝が全日本プロレスのメインイベントで勝ったということで、俺はみんなに見せたいものがあるんだ」と言い放ち、2日連続のホンダンスを披露した。

 満足げに踊りきった本田は、「みんなありがとう。昨日、青柳優馬から勝って、今日は安齋勇馬から勝った。もう今年のチャンピオン・カーニバル、俺が優勝するしかないだろ!」と改めて絶叫。「必ず大田区総合体育館大会で俺が優勝して、最年少記録を塗りかえてみせる」と観客に約束した。

 そして、「今日、俺がこの所沢を締めたいと思う。俺の締めの言葉は反則カウントだ!」とアピール。最後に「みんな反則カウントを数える準備がいいか!」と叫び、観客とともに「1、2、3、4!」の合唱で所沢大会を締めた。

 メインでの連勝で勢いを加速させた本田の次戦は4・23後楽園大会の綾部戦。ELPIDA対決2連戦となるが、本田は「同じチームとしてお前には絶対に負けたくないし、もうお前に負けない。叩き潰してやるぜ!」と3連勝を予告した。一方、安齊は3戦目で初黒星。次戦は同じく4・23後楽園大会で、ドラゲーの菊田と対決する。

【本田の話】「よっしゃあ、勇馬に勝った! っていうことは、昨日に続き、今日も本田竜輝がメインイベントを締めた。もう今年のチャンピオン・カーニバルは俺が優勝するしかない! 俺が優勝するしかない! ってことで次、4月23日、後楽園ホール、綾部蓮! 同じチームとしてお前には絶対に負けたくないし、もうお前に負けない。叩き潰してやるぜ!」

【安齋の話】「本田竜輝、正直Bブロックで一番負けたくない相手だった。同じNew Periodとしてタッグを組んで、今もELPIDAとして一緒に戦っていて。向いているほうは同じ志を持っている仲間だけど、一番のライバルだと思ってる。そんな本田竜輝にメインイベントで負けて、メチャクチャ悔しい。超悔しいけど、楽しかった。本田竜輝と組んでいる時はもちろん楽しいけど、横にいる時よりも対角のほうがあいつとは楽しいな。チャンピオン・カーニバル、まだ折り返してもねえ。たった1敗ぐらいでへこたれねえぞ。次、後楽園、菊田円。俺が必ず全日本背負ってお前に勝ってやる。ありがとうございました」