【WWE】ロリンズが世界ヘビー級王座緊急挑戦もパンク襲撃で遺恨再燃 2025/5/6

 ロウが現地時間5日、ネブラスカ州オマハで行われ、セス“フリーキン"ロリンズが世界ヘビー級王者ジェイ・ウーソに緊急挑戦。CMパンクの襲撃を受け、両者の遺恨が再燃した。

 世界ヘビー級王者・ジェイは先週、ローガン・ポールの挑戦表明を受諾。防衛戦が決定的となった中、ジェイがオープニングに登場した。そこへポール・ヘイマンが現れ、「それは力と支配の象徴です。あなたはそれの使い方を理解していない。あなたはただ王者になりたいだけです」と指摘すると、「セス・ロリンズには王座、力と支配が必要なのです。そしてブロン・ブレイカー、彼は計画の第1段階です。次はその王座です」とロリンズの世界ヘビー挑戦を要求した。

 「彼はレッスルマニアでレインズとCMパンクを倒しました。挑戦者にふさわしい。時間も場所も選んでください。セス・ロリンズは準備ができています。いつでもどこでも」とヘイマンが迫ると、ジェイは「いつでも? どこでも? いいんだな? 今日やってやるよ」と受諾。急きょ、ジェイとロリンズの世界ヘビー戦が実現することになった。

 緊急決定の世界ヘビー戦は喧嘩腰の打撃戦で幕開け。一方でロリンズのカーブストンプ、ペディグリー、ジェイのトラースキックがいずれも不発に終わる読み合いを展開する。ロリンズが狂ったようにストンピングを連打すれば、ジェイは延髄斬り、ラリアットで応戦。トペスイシーダでロリンズを実況席に激突させた。

 リングに戻ると、ジェイがサモアンドロップ、サモアンレッキンボールと攻勢を続けたが、ロリンズはトペスイシーダで逆襲。スワンダイブ攻撃を繰り出したが、ジェイはトラースキックで撃墜する。スピアーはロリンズが食い止め、ターンバックルパワーボムを敢行。フロッグスプラッシュが自爆に終わっても、ジェイのスピアーをペディグリーで迎撃した。

 すかさずロリンズがカーブストンプを繰り出したが、ジェイは間一髪のところで回避。レッスルマニアでの世界ヘビー戦でグンターを破ったスリーパーで絞め上げ、耐えるロリンズにスピアーを叩き込んでニアフォールに追い込む。ウーソスプラッシュを狙ってコーナーに上がると、ブレイカーの介入を得たロリンズが雪崩式ブレーンバスターで撃墜。ファルコンアロー、カーブストンプで一気に攻め込んだ。

 万事休すと思われたジェイだったが、ギリギリで肩を上げた。ここでジェイと盟友関係にあるサミ・ゼインが現れ、ブレイカーの介入を防ぐべく襲撃。パンチを連打し、鉄柱に激突させた。これに気を取られたロリンズにトラースキック、スピアーを叩き込んだジェイはウーソスプラッシュを発射。ロリンズも3カウント寸前に返すと、場外ではブレイカーがスピアーでゼインに逆襲。ゼインを介抱するジェイにもスピアーを叩き込んだ。

 ブレイカーがジェイをリングに戻すと、ロリンズがカーブストンプをさく裂。勝負あったかに思われたが、ここでパンクが現れた。ブレイカーをイスで殴打したパンクはリングに飛び込むとロリンズをイスでめった打ち。ロリンズは何とか逃げおおせたものの、レッスルマニア以来となるパンクとの遺恨が再燃。両者の一騎打ちが浮上した形となった。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。