【新日本】YOHが地元・宮城で初戦黒星 イーグルスが技巧戦制す 2025/5/11

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』宮城・岩沼市総合体育館(2025年5月11日)
Bブロック公式戦 ○ロビー・イーグルスvsYOH×

 イーグルスが宮城凱旋となったYOHとの技巧戦を制し、スーパージュニア初戦白星だ。

 昨年、左肩負傷で欠場したYOHは2年ぶりのスーパージュニア出場。この日、地元・宮城(栗原市出身)で初戦を迎え、イーグルスと対決した。両者は4・29佐賀大会でIWGPジュニアタッグ王座(YOH&ワトvsイーグルス&藤田)を争ったばかり。陥落したイーグルスにとっては雪辱戦となった。

 開幕前、「鮮度を保つ」と発言していたYOHは“ジップロック"の上下コスチュームで登場。イーグルスはYOHにキスしてから「ロビーロビーロビー!」とコールを煽る。YOHはそのリズムでキスを連発。「変態ヤロー!」と低空ドロップキックを見舞い、プランチャで先制した。

 リングに戻ってもYOHはダイビングサマーソルトアタックを放ったが、イーグルスは高速バックドロップで反撃。顔面への低空ドロップキックを見舞い、ロン・ミラー・スペシャルへの布石とばかりにヒザ十字固めで絞め上げる。低空レッグラリアットも見舞ったが、YOHはカウンターのドロップキックでやり返した。

 すかさずYOHがランニングエルボーを連発し、ジャンピングエルボーを発射。エルボードロップ、ニードロップ、ジャンピングボディプレスを立て続けに投下し、ファルコンアローで叩きつける。トラースキックはイーグルスが回避。ロン・ミラー・スペシャルで捕らえる。YOHがすぐさまロープに逃れても、アサイDDTで追い討ちをかけた。

 YOHも読み合いを制してジャンピングニーを見舞ったが、イーグルスはジャンピングダブルニーで応戦。串刺しランニングニーも突き刺すと、ターボバックパックはYOHが食い止め、ファルコンアロー式牛殺しで逆襲。すかさずアナコンダバイスで絞め上げる。イーグルスが逃れるとエルボー合戦に発展。トラースキックは相打ちとなった。

 イーグルスはスワンダイブ式ミサイルキックでYOHの左ヒザを射抜き、ターボバックパックを敢行。起き上がろうとするYOHの顔面にトラースキックを叩き込むと、左足にファイアーバードスプラッシュを投下。すかさずロン・ミラー・スペシャルを狙う。粘るYOHも首固めで切り返し、リバースフランケンシュタイナー、トラースキックとたたみかけたが、DIRECT DRIVE、ファイブスタークラッチをことごとく決められず。イーグルスがロン・ミラー・スペシャルで捕らえ、YOHをギブアップさせた。

 YOHが地元・宮城で初戦黒星。イーグルスが技巧戦を制して白星スタートを切り、「アイツは俺のトラップに引っかかった。ニュージャパンプロレスリングでイチバンヘンタイセンシュなのが自分か、疑問に思い始めたはずだ。なぜなら俺がチュッチュッと先に始めたんだからな。俺の方だ。俺は17年の経験を持つベテランだぞ」と経験の差を強調した。次戦は5・14後楽園大会でナイトと対戦。YOHは元パートナー・SHOと対決する。

【試合後のイーグルス、YOH】

▼イーグルス「IWGPジュニアタッグ王座を(4・29)サガで勝ち取ったのはアイツらだが、YOHのケツに火が付いたようだ。それにキノウ言った通り、アイツは俺のトラップに引っかかった。ニュージャパンプロレスリングでイチバンヘンタイセンシュなのが自分か、疑問に思い始めたはずだ。なぜなら俺がチュッチュッと先に始めたんだからな。俺の方だ。俺は17年の経験を持つベテランだぞ。17歳のときからレスリングをやっているんだ。ニック・ウェインと2歳しか違わない……」

※ここで、呻きつつ這いながらYOHが登場。イーグルスの足元に仰向けに横たわって話しかける

▼YOH「(※英語で)ロビー、とても痛い。キスを……」

▼イーグルス「医者にそう言われたのか?」

▼YOH「ああ、次の試合……」

▼イーグルス「キスで治せと?」

▼YOH「そうだ……」

▼イーグルス「わかった。もう一度だ。最後だぞ(※近くで短く投げキス)。だが次は唇だ。イチバンヘンタイね。いい加減にしろ!」

※イーグルスは先に控室へ。YOHはゆっくりと上体を起こす

▼YOH「ハアハア……。次は…………。(何度もうなづきながら)次は…………“完全にNEXT"だ、このヤロー」