【スターダム】Sareeeが朱里に6・21代々木でのIWGP女子王座戦要求 英国アレックス・ウィンザーも挑戦表明 2025/5/11

『STARDOM in KORAKUEN 2025 May.』後楽園ホール(2025年5月11日)
○朱里vsさくらあや×

 Sareeeが来場し、IWGP女子王者・朱里に6・21代々木大会での対戦を要求。イギリスのアレックス・ウィンザーもVTRで登場し、朱里にEVE6・6ロンドン大会での挑戦を表明した。

 4・27横浜アリーナ大会で朱里が岩谷麻優を破って悲願のIWGP女子王座戴冠。試合後に現れたSareeeの挑戦表明を受諾し、V1戦が決定的となっていた。

 この日、朱里はさくらと一騎打ち。寝技、打撃ともに圧倒した。さくらも空手仕込みのミドルキック連打やダイビングニーで必死に食らいつき、スピンキック、ハイキックを叩き込んだものの、朱里の牙城は揺るがず。最後はグラウンド式朱雀でギブアップを奪った。

 完勝を収めた朱里の前にSareeeが再び現れた。「ねえ、私との試合さ、いつになったら決まるんですか? 横アリで初防衛戦の相手、私の挑戦受けるってOKしましたよね?」と迫ると、朱里も「した。したし、いつでも準備はできてるよ」と返答。「そこから何の音沙汰もないから今日来たんですけど。次のスターダムのビッグマッチ6月21日、代々木で私とやれよ!」と舞台を指定し、改めて要求した。

 朱里も「OK、もちろんやってやるよ」と即答。6・21代々木大会で両者によるIWGP女子王座戦が決定的となったところで、VTRが上映された。登場したのはイギリスのウィンザー。2022年に東京女子に参戦しているウィンザーはインターナショナルプリンセス王座を戴冠。英国でもEVE王座、RPWブリティッシュ女子王座などを獲得している。「私は今イギリスで最高のレスラーであるアレックス・ウィンザーだ。6月6日に朱里の持つプロレス界最高の栄誉の一つIWGP女子チャンピオンになる者だ。もし朱里が世界最強を名乗るのであれば、それを証明するためにイギリスで私とIWGPをかけて戦うべきだ。アレックス・ウィンザーと戦わずして世界最強は名乗れない。6月6日、私と戦え」と朱里への挑戦を表明した。

 思わぬ割り込みにSareeeは「いやいや、誰だよ? あいつ。何、私と初防衛戦やるんだよね?」と不満を爆発させた。一方、朱里も「う、うん。ごめん、今ちょっといきなり来たからさ、ビックリしてて」と困惑。それでも「でも私はいつでもこのIWGPをかけて試合したいし、世界でももちろん試合がしたい」と日英を股にかけた防衛戦に色気を見せた。

 Sareeeが「何、やるってこと? これ。受けるってこと?」と迫ると、朱里は「いつ何時、誰の挑戦でも受けたい」と返答。「いつ何時、誰の挑戦でも受ける。それはわかるけど、私と初防衛戦やるって言っただろ? 約束一つ守れねえチャンピオンなのかよ」と納得しないSareeeに向かって「それはごめんだけど、6月21日、しっかりと勝ってくるから待ってて。このIWGPの価値しっかり高めてくるから」と約束した。

 するとSareeeは「IWGP実行委員会、スターダム、岡田社長、誰が決めてるのか知らないけど、しっかり6月21日、正式に決めてくださいよ」と要求。岡田太郎社長も「分かりました。今の挑戦VTRもありますので、しっかり決めて来週発表します」と確約し、朱里も「6月21日、お願いしますね」と念押しした。そして「このIWGPのベルトをかけて、もちろん6月6日、防衛してくるから、安心して楽しみに待ってろよ」と言い放つと、Sareeeも「約束破るんじゃねえぞ」と応戦。互いの髪をつかみ合った二人は近距離でにらみ合った。

 その後、英国の女子団体EVEが6・6ロンドン大会でのIWGP女子王座戦「朱里vsウィンザー」を正式決定。朱里はこれを突破し、Sareeeの前に立つ。