【GLEAT】石田「俺が挑戦する立場」、リンダマン「僕の対戦相手は自分であり、ファンの皆様」 6・1G-REX戦調印式 2025/5/30

 6・1後楽園大会のG-REX選手権試合「石田凱士vsエル・リンダマン」の調印式が30日、都内で行われた。

 5・10札幌大会における「G-CLASS 2025」トーナメント1回戦でリンダマンがG-REX王者・石田に勝利。5・25神戸大会におけるタッグマッチでも石田を破ったリンダマンが挑戦を表明し、G-REX王座戦が決まった。両者が同王座をかけて対決するのは3度目。2022年12・30TDC大会でリンダマン、2023年1・8大阪大会で石田がそれぞれ勝利し、1勝1敗の戦績が残っている。

 リンダマンは前回、石田に敗れて初代王者から陥落以来、2年5ヵ月ぶり2度目の戴冠を狙う。王者連破の実績を作って文句なしの挑戦。「今回みたいなチャンスも全員にやってくると思うし。だけど、そのチャンスは備えてきて、積み込んできて、練習してきて、努力してきて、考えて、そういうことをやってきたヤツにしか、そのチャンスはモノにできない」と持論を展開したリンダマンは「そしてリンダマンはそれをやってきたし、これからもやっていく。そういう自信があります」と豪語。「このチャンピオンシップに勝って7月1日、GLEATの旗揚げの周年のメイン、チャンピオンとしてリングに上がるのはこの俺、エル・リンダマンです」と4周年興行7・1五反田大会を見据えて予告してみせた。

 同大会ではシングルトーナメント『G-CLASS 2025』決勝戦「中嶋勝彦vs愛鷹亮」も行われる。「トーナメントのチャンピオンが7月1日の周年でタイトルに挑戦するのね、石田に挑戦するのね。リンダマンはそのための負け役か、みたいな。そんなファンの気持ちがビシビシ伝わってくる」と実感するリンダマンは「僕の対戦相手は自分であり、ファンの皆様」と設定。「ファンの皆様には僕の気持ちがガッチリ伝わってると思わないんで、苦手意識はファンの皆様ですかね(苦笑) はい。難しいところです。頑張って攻略します」とファンとの戦いも制しての戴冠を描いた。

 迎え撃つ石田は3度目の防衛戦。王者でありながら「俺個人としてはプロレスラー、エル・リンダマンにプロレスラー石田凱士が挑戦する立場」とのスタンスで臨む。「GLEATに上がって2年間、正直、エル・リンダマンにプロレスラーとして勝ったかと言われたら確信得るものが1個もない」というのが理由で、「それをこのタイトルマッチで勝って成し遂げようと思ってます」と自身が実感できる形でのリンダマン超えを誓った。

 この日、6・1後楽園大会の試合順が発表され、G-REX王座戦がメインイベントに据えられた。「決勝に上がった二人がメインを獲れずに、あとに決まったこのG-REXタイトルがメインイベントになってることに、まずG-CLASS決勝に上がった二人はしっかり考えてほしい」と投げかけた石田は「G-REXのタイトルというのはこれなんだぞっていうのをメインイベントでしっかり見せようと思ってる」と団体最高峰にふさわしい戦いを見せつける構えを見せた。

☆6/1(日)東京・後楽園ホール『GLEAT Ver.17』10:40開場、11:30開始

◇第1試合◇
▼G PROWRESTLING GLEAT&AAAスペシャルタッグマッチ
JDリー
ジュンジェ
渡辺壮馬
vs
ベルセゴル
デイブ・ザ・クラウン
CIMA

◇第2試合◇
▼G PROWRESTLING
鈴木鼓太郎
井土徹也
vs
八須拳太郎
伊藤貴則

◇第3試合◇
▼G PROWRESTLING スペシャルタッグマッチ
駿河メイ
バリヤン・アッキ
vs
MICHIKO
T-Hawk

◇第4試合◇
▼G PROWRESTLING GLEATvsCRU
アクション・アンドレッティ
リオ・ラッシュ
vs
KAZMA SAKAMOTO
田中稔

◇第5試合◇
▼G PROWRESTLING クワイエット・ストームwith B.G.I vs 反GLE MONSTERS
佐藤☆恵一
クリス・ヴァイス
河上“ファイヤー"隆一
vs
MAZADA
大門寺崇
クワイエット・ストーム

◇第6試合◇
▼「G-CLASS 2025」優勝決定戦
愛鷹亮
vs
中嶋勝彦

◇第7試合◇
▼G-INFINITY選手権試合
[挑戦者]
鬼塚一聖
山村武寛
vs
TAKUMA
SBK
[第8代王者]
※SBK&TAKUMA6度目の防衛戦

◇第8試合◇
▼G-REX選手権試合
[挑戦者]
エル・リンダマン
vs
石田凱士
[第6代王者]
※石田3度目の防衛戦


【会見の模様】

▼リンダマン「GLEATファンの気持ちが伝わってきてて、この6月1日、後楽園ホールというのはGLEAT久しぶりのシングルトーナメントですね。初代G-REX王者決定トーナメント以来の、ほぼ初めてのシングルトーナメントの決勝戦があって、ファンの気持ちで考えると、なるほどね、ここでトーナメントのチャンピオンが7月1日の周年でタイトルに挑戦するのね、石田に挑戦するのね。リンダマンはそのための負け役か、みたいな。そんなファンの気持ちがビシビシ伝わってくるんですけど、僕が逆にファンの人に伝えたい思い、プロレスを通して、GLEATを通してリンダマンが伝えたい思いっていうのは、チャンスはいつかやってくると思うんですよね。今回みたいなチャンスも全員にやってくると思うし。だけど、そのチャンスは備えてきて、積み込んできて、練習してきて、努力してきて、考えてきて、そういうことをやってきたヤツにしか、そのチャンスはモノにできないと思います。そしてリンダマンはそれをやってきたし、これからもやっていく。そういう自信があります。このチャンピオンシップに勝って7月1日、GLEATの旗揚げの周年のメイン、チャンピオンとしてリングに上がるのはこの俺、エル・リンダマンです」

▼石田「まず、このタイトルマッチが決まったのがG-CLASSトーナメントやってますよね。1回戦でここにいるリンダマンに負けて、神戸でも直接3カウント獲られて決まったタイトルマッチやけど、このG-CLASSのトーナメント、1ヵ月ちょっと前かな、発表されてから決勝が6月1日、後楽園であると会社から発表があって。でも決勝に上がったのが中嶋勝彦、愛鷹。で、試合順も発表されてなくて、今日試合順発表あったけど、メインイベントがこのG-REXタイトルマッチ。で、G-CLASSのトーナメント決勝がセミ前か休憩前かよくわからんけど。はじめに発表されてたG-CLASSトーナメント、1回戦、俺が負けてもうてチャンスを与えてるにもかかわらず、決勝に上がった二人がメインを獲れずに、あとに決まったこのG-REXタイトルがメインイベントになってることに、まずG-CLASS決勝に上がった二人はしっかり考えてほしいところやね。あと、このタイトルやけど、俺がチャンピオンでエル・リンダマンが挑戦者、みんなはそう見えてると思うけどな。俺個人としてはプロレスラー、エル・リンダマンにプロレスラー石田凱士が挑戦する立場やと思ってるから。しっかり6月1日、後楽園ホールでその目で見てくれ」

――G-REX王座戦の戦績が1勝1敗で、得意、あるいは苦手意識はある?

▼リンダマン「そうですね。さっき石田はチャンピオンだけど挑戦者のつもりでリンダマンに向かってくるって言ったんですけど、相手が苦手とか、そういうことよりも、やっぱ自分自身との戦い、向き合いだし、もっと言えばファンに思われてること、自分たちがファンに向けて発信したいことという意味で言うと、僕の対戦相手は自分であり、ファンの皆様だと思ってるんで。ちょっとファンの皆様には僕の気持ちがガッチリ伝わってると思わないんで、苦手意識はファンの皆様ですかね(苦笑) はい。難しいところです。頑張って攻略します」

▼石田「ちょっとエル・リンダマンがよくわかんないこと言って、その意味を理解しようとして質問忘れたけど、今イーブンで。まあ、正直、試合だけで考えれば、ここは僕が勝って、さっきエル・リンダマンが言ってましたけど、勝ってG-CLASSの優勝者とやるのが理想なんでしょうけど、自分個人の、ここGLEATに上がって2年間、正直、エル・リンダマンにプロレスラーとして勝ったかと言われたら確信得るものが1個もなくて、それをこのタイトルマッチで勝って成し遂げようと思ってます」

――G-CLASS決勝戦に内容で負けたくないなどの対抗意識はある?

▼リンダマン「負けるわけないじゃないですか。負けるわけないでしょう。会社もG-CLASSの味方、G-REXの味方とかってのはないと思いますけど、会社も負けるわけないと思って、ここに席を用意してくれてると思うんで、その通りやるし。石田凱士は素晴らしい選手なんで、そこに関しては信頼もしてます」

▼石田「うーん。まあ、何を見て内容がどうこう僕はわかんないですけど、名前を見てもらって中嶋勝彦。確かに凄いレスラーです。中嶋勝彦vs愛鷹亮、これがG-CLASSの決勝。石田凱士vsエル・リンダマン、これがG-REXのタイトル。名前だけ見てもらっても間違いなく、会社が判断したかどうかわからないですけど、メインイベントはこっちであって、G-REXのタイトルというのはこれなんだぞっていうのをメインイベントでしっかり見せようと思ってるんで、お願いします」