【全日本】菊田&KAIが世界タッグ挑戦拒否も 青柳の土下座&「宮原健斗の髪をかける」宣言で承諾 2025/6/5
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6・18後楽園大会の世界タッグ選手権試合「宮原健斗&青柳優馬vs菊田円&KAI」へ向けた会見が5日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。 DRAGONGATEの菊田は今春のチャンピオン・カーニバルに初出場。優勝には届かなかったものの青柳、安齊勇馬と元三冠王者二人を破るなど存在感を見せつけた。青柳がSNSで土下座画像を公開して世界タッグをかけての再戦をアピールしたことで、KAIとのZ-Bratsコンビによる世界タッグ挑戦が決定。菊田はこれが全日本のベルト初挑戦で、KAIは勝てば2017年6月に第74代王者(パートナーは真霜拳號)から陥落以来、8年ぶり2度目の戴冠となる。 この日、タイトルマッチへ向けた会見が行われたものの、挑戦者組はKAIが「何かよ、SNSで安い土下座してたけど、俺らはよ、直接この目で土下座をみねえとな、正式決定はしねえぞ」と直接土下座を要求し、菊田も「俺ら挑戦受けねえぞ。いいのか? 全日本プロレスファンが菊田円のケツをみたいって言ってんだよ」と脅しをかけた。 すると青柳は「私、青柳優馬のクソ安い土下座でよろしければ、皆様にお見せしたいと思います」とあっさり承諾。宮原の制止を振り切って土下座。菊田から「全然ダメ。額をスリスリしろ」と迫られると、素直に顔面を床に何度も擦りつけた。それでも挑戦者組が承諾しないとみるや、「一緒にやりましょう。発表しちゃったうえに、こうやって挑戦者チームがやらないと言っちゃってる以上は我々やるしかないと思います。ここは全日本プロレスのために」と宮原にダブル土下座を呼びかけた。 これに宮原は「いやいや、だから全日本プロレスのために土下座することじゃねえよ。決まってんだよ、お前ら。屁理屈言ってんじゃねえ」と断固拒否。すると青柳は代案として「もう一度土下座します、私、青柳優馬。そしてこのタイトルマッチもし我々が負けることがあれば宮原健斗の髪をかけて戦います」と仰天提案を口走った。 当然、宮原は断固拒否したが、青柳が「これで6月18日、後楽園大会に来ていただけるということで、よろしいでしょうか?」と確認すると、菊田&KAIはようやくタイトルマッチを承諾。青柳にテーブル上でも土下座させると、菊田は「ど地方とかで防衛戦でいいかな。練習生相手に防衛戦してやる。次101代か? 101回防衛してやるよ」と戴冠後の青写真も描いた。 勝手に髪をかけられて宮原は「ダメだこりゃ。やばいよ、不安だ」と困惑するしかない。青柳が「戦う前から負けること考えるヤツがあるか! 勝てばいいんですよ勝てば。勝ちますよ。勝てばいいんだよ!」というのもごもっともだが、最高男は「やばいよ、もう。やばいよ…」と珍しく不安を隠そうともしなかった。 【会見の模様】 ▼KAI「おい何勝手に決めてんだ。俺たちはまだ挑戦認めてねえぞ。第74代、元世界タッグ王者のこの俺、KAIとDRAGONGATEの現在、そして未来の菊田円がわざわざ今日来た意味わかるよな? おい、チャンピオンお前ら。何かよ、SNSで安い土下座してたけど、俺らはよ、直接この目で土下座をみねえとな、正式決定はしねえぞ。おい、そういうことだ。分かったか?」 ▼菊田「分かったか? あんなよ、加工かなんかでやったやつだろ?」 ▼KAI「AIじゃないの?」 ▼菊田「AIだろ? AIで作ったそういうもんだろ?」 ▼KAI「直接やれよ直接」 ※青柳が立ち上がると ▼宮原「いい、いい」 ▼KAI「やれよ」 ▼宮原「落ち着け。やめろ」 ▼菊田「俺ら挑戦受けねえぞ。いいのか? 全日本プロレスファンが菊田円のケツをみたいって言ってんだよ」 ▼KAIそうだよ」 ▼宮原「やめとけ」 ▼青柳「DRAGONGATEのKAIさん、菊田円さん。本日はお忙しい中、お越しいただき、誠にありがとうございます。今、後楽園ホールの2連戦の最中ではございますが、わざわざこの全日本プロレスの記者会見にお越しいただいたということで、私、青柳優馬のクソ安い土下座でよろしければ、皆様にお見せしたいと思います」 ▼宮原「いいよ、いいよ。やんなくていいよ。やめとけ」 ▼青柳「ありがとうございまーす!」 ※青柳が土下座 ▼KAI「全然ダメでしょ」 ▼菊田「全然ダメ。額をスリスリしろ」 ▼宮原「いいよ、やりすぎだ。スリスリまでいくな」 ▼KAI「みえねえじゃねえか、そんなとこでしてもよ」 ※青柳が床に顔をスリスリ ▼宮原「いいからやめろ。スリスリやめろ」 ▼菊田「はい、これが現在の世界タッグチャンピオンでございます」 ▼宮原「やめろ。落ち着けよ。やりすぎだ、お前。何やってんだ」 ▼青柳「やれっておっしゃったんで」 ▼宮原「いいよ。おっしゃるとか言わなくていいんだ。落ち着け、落ち着け」 ▼菊田「KAIはこれでOKか?」 ▼KAI「いやあ、まだダメじゃねえ?」 ▼菊田「ウチのKAIがまだダメだってよ」 ▼宮原「何だ? お前ら。もういいよ。やりすぎだ」 ▼青柳「一緒にやりましょう」 ▼宮原「やるわけねえだろ」 ▼KAI「やれよ」 ▼菊田「土下座だろ」 ▼青柳「やらないと進まないらしいんで」 ▼宮原「やるわけねえだろ」 ▼青柳「ここはひとつ。6月18日、後楽園大会で世界タッグやりますって…」 ▼KAI「俺ら出ないよ」 ▼青柳「発表しちゃったうえに、こうやって挑戦者チームがやらないと言っちゃってる以上は我々やるしかないと思います。ここは全日本プロレスのために我々が頭を下げ…」 ▼宮原「いやいや、だから全日本プロレスのために土下座することじゃねえよ。決まってんだよ、お前ら。屁理屈言ってんじゃねえ。発表されてんだろ、お前ら」 ▼KAI「発表しただけだろ」 ▼宮原「お前が連れてきたパートナー、昔、三冠戦やったことあるけど、お前だいぶ風貌変わってんな?」 ▼KAI「何言ってんの? こいつ」 ▼宮原「お前、同じ人か? あのKAIか?」 ▼KAI「あのKAI? あのKAIってどのKAI? 俺、お前見たことねえし、初めてだし。誰?」 ▼菊田「自己紹介しろ」 ▼KAI「まず名を名乗れ」 ▼宮原「お前、誰に土下座させようとしてんだよ? だいたい」 ▼KAI「誰?」 ▼宮原「お前、俺のこと知らないの?」 ▼KAI「まったく知らないね」 ▼宮原「この業界で俺のこと知らないの? お前ら」 ▼KAI「菊田、知ってる?」 ▼菊田「知らない」 ▼宮原「こいつもチャンピオン・カーニバルとだいぶ変わったな、菊田お前」 ▼KAI「まず名を名乗れ」 ▼宮原「何があったんだ? お前。いいから、もう決まってんだから進めてくれ」 ▼菊田「進めねえよ。進めねえ、進めねえ」 ▼KAI「進まないよ、これじゃ無理だよ」 ▼宮原「いいから土下座とか」 ▼青柳「ここはひとつ」 ▼宮原「いや、そういうこといいから。決まってんだから」 ▼青柳「やりましょう」 ▼宮原「6月18日、決まってんだから、お前らもう。発表されてんだから」 ▼菊田「勝手に決めたもんだろうが」 ▼KAI「来るか来ないか、俺らの自由だよな」 ▼青柳「とのことです」 ▼宮原「やる必要ないんだって」 ▼菊田「説得しろよ、説得」 ▼青柳「とおっしゃってます」 ▼宮原「いや、おっしゃってますじゃない。お前はやらなくていい、土下座なんか。相手の術中にはまっちゃダメだよ」 ▼青柳「じゃあ落としどころを一つこちらから提示させていただけないでしょうか?」 ▼菊田「何だよ?」 ▼青柳「もう一度土下座します、私、青柳優馬。そしてこのタイトルマッチもし我々が負けることがあれば宮原健斗の髪をかけて戦います」 ▼菊田「土下座もしろ、土下座も」 ▼宮原「いい加減にしろ、青柳。興奮すんな。今の流すな、マジで」 ▼菊田「いや、今の決定だろ」 ▼KAI「決定だよ」 ▼菊田「今、録ったな?」 ▼KAI「録ったな?」 ▼菊田「髪をかけるって言ったな」 ▼KAI「格闘技DXと東スポ、サムライ、GAORA、絶対流せよ」 ▼青柳「もちろん僕の土下座と、もし負けた場合、僕の髪ではなく宮原健斗の髪をかけます」 ▼菊田「その場でやるんだな? 負けた瞬間にやるんだな?」 ▼青柳「やりましょう」 ▼宮原「やらないよ!」 ▼菊田「じゃあ、俺らもやんねえよ」 ▼青柳「とおっしゃってます」 ▼宮原「やるわけねえだろ!」 ▼青柳「かけます!」 ▼KAI「いいよ、いいよ」 ▼宮原「進めてくれ。質問、質問」 ――挑戦者組は宮原選手が髪をかければタイトルマッチをやると? ▼KAI「そういうことでしょ。チャンピオン側からそういうふうに言ったことだから、そりゃそうでしょ。決定でしょ。俺ら何も言ってないよ」 ▼青柳「もちろんです。かけます。宮原健斗の髪かけます」 ▼宮原「おかしいだろ?」 ▼青柳「ベルトもかけます」 ▼菊田「いいね、いいね」 ▼青柳「これで6月18日、後楽園大会に来ていただけるということで、よろしいでしょうか?」 ▼KAI「いいよ、行ってやるよ」 ▼菊田「いいよー」 ――髪へのこだわりはある? ▼宮原「見てわかるだろ?」 ▼菊田「絶対ないだろ」 ▼KAI「ない。どう見ても菊田の方があるだろ。どう見ても菊田の髪の毛の方がおしゃれ」 ▼宮原「ふざけんな。いや、かけないよ」 ▼KAI「じゃあ、やらねえよ俺ら」 ▼青柳「かけます」 ▼KAI「どっちなんだよ?」 ▼青柳「かけます、もちろん。男に二言はありません」 ▼KAI「ないな?」 ▼青柳「ありません。全日本プロレスに二言はありません。かけます」 ――世界タッグを獲ったあとの青写真はある? ▼菊田「別にないなあ」 ▼KAI「じゃあDRAGONGATEの(神戸)ワールドで防衛戦でもやる?」 ▼菊田「ど地方とかで防衛戦でいいかな」 ▼KAI「あ、それでもいいな。それぐらいでちょうどいいな」 ▼菊田「DRAGONGATEフューチャーの中で」 ▼KAI「フューチャーって試合前に第0でね」 ▼菊田「練習生相手に防衛戦してやる。次101代か? 101回防衛してやるよ、練習生相手に。それで文句ねえだろ」 ▼KAI「いいね」 ▼宮原「おかしいよ。おかしいだろ」 ――現在の全日本の印象は? ▼KAI「いや、知らない。だってこんなお笑いのチャンピオンがいるんでしょ。緩いんじゃないの? 戦いなんて。俺らが本当の戦いをお前らに教えてやるよ」 ▼青柳「ご教授願います」 ▼宮原「どうしたんだよ? お前。おかしいって」 ――挑戦者チームはもし勝った場合… ▼KAI「もしはない」 ▼菊田「言い方気をつけろ」 ▼KAI「言い方気をつけろ」 ▼青柳「言葉に気をつけろ」 ▼宮原「やめろって」 ――二人が宮原選手の髪を切るのか、美容師を用意するのか? ▼KAI「それは青柳が切るんじゃねえの? お前がな」 ▼青柳「私でよろしいでしょうか?」 ▼宮原「やめろって。おかしいよ」 ▼KAI「俺らは別に触れたくねえもんな。お前が切れ、お前が」 ▼青柳「分かりました」 ▼KAI「必ずバリカン用意してこいよ」 ▼青柳「持ってまいります」 ▼宮原「やめとけって、お前。進めんな、話をどんどん」 ▼KAI「青柳、お前、机の上でもう一回土下座した方がいいんじゃないの? 皆様に見えるように」 ※青柳がテーブルの上に立つと土下座 ▼宮原「いいから、お前。やめろ、やめろ、やめろ」 ▼KAI「挑戦したくださいってちゃんと言え」 ▼青柳「挑戦してくださーい。お待ちしております。宮原健斗の髪かけます! 僕の髪はかけませんが、宮原健斗の髪はかけます」 ▼宮原「やめろって。落ち着け、落ち着け」 ▼KAI「6月18日はな、宮原健斗の髪の毛はバイバーイ!だからな。(菊田に向かって)行こうぜ」 ※菊田&KAIは退席 ▼宮原「やめろって、お前スリスリ。何やってんの? お前しかも。何だ? 土下座+髪の毛って」 ▼青柳「そうした方が挑戦者も気持ちよく挑戦していただけるかなと」 ▼宮原「いや、おかしいよ。いいから、もう土下座は。恥ずかしいから。何? 髪の毛って。かけないからな! 髪の毛マジで」 ▼青柳「かけます!」 ▼宮原「ダメだ、こりゃ。やばいよ、不安だ」 ▼青柳「戦う前から負けること考えるヤツがあるか! 勝てばいいんですよ勝てば。勝ちますよ。勝てばいいんだよ!」 ▼宮原「やばいよ、もう。やばいよ…」
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6・18後楽園大会の世界タッグ選手権試合「宮原健斗&青柳優馬vs菊田円&KAI」へ向けた会見が5日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。
DRAGONGATEの菊田は今春のチャンピオン・カーニバルに初出場。優勝には届かなかったものの青柳、安齊勇馬と元三冠王者二人を破るなど存在感を見せつけた。青柳がSNSで土下座画像を公開して世界タッグをかけての再戦をアピールしたことで、KAIとのZ-Bratsコンビによる世界タッグ挑戦が決定。菊田はこれが全日本のベルト初挑戦で、KAIは勝てば2017年6月に第74代王者(パートナーは真霜拳號)から陥落以来、8年ぶり2度目の戴冠となる。
この日、タイトルマッチへ向けた会見が行われたものの、挑戦者組はKAIが「何かよ、SNSで安い土下座してたけど、俺らはよ、直接この目で土下座をみねえとな、正式決定はしねえぞ」と直接土下座を要求し、菊田も「俺ら挑戦受けねえぞ。いいのか? 全日本プロレスファンが菊田円のケツをみたいって言ってんだよ」と脅しをかけた。
すると青柳は「私、青柳優馬のクソ安い土下座でよろしければ、皆様にお見せしたいと思います」とあっさり承諾。宮原の制止を振り切って土下座。菊田から「全然ダメ。額をスリスリしろ」と迫られると、素直に顔面を床に何度も擦りつけた。それでも挑戦者組が承諾しないとみるや、「一緒にやりましょう。発表しちゃったうえに、こうやって挑戦者チームがやらないと言っちゃってる以上は我々やるしかないと思います。ここは全日本プロレスのために」と宮原にダブル土下座を呼びかけた。
これに宮原は「いやいや、だから全日本プロレスのために土下座することじゃねえよ。決まってんだよ、お前ら。屁理屈言ってんじゃねえ」と断固拒否。すると青柳は代案として「もう一度土下座します、私、青柳優馬。そしてこのタイトルマッチもし我々が負けることがあれば宮原健斗の髪をかけて戦います」と仰天提案を口走った。
当然、宮原は断固拒否したが、青柳が「これで6月18日、後楽園大会に来ていただけるということで、よろしいでしょうか?」と確認すると、菊田&KAIはようやくタイトルマッチを承諾。青柳にテーブル上でも土下座させると、菊田は「ど地方とかで防衛戦でいいかな。練習生相手に防衛戦してやる。次101代か? 101回防衛してやるよ」と戴冠後の青写真も描いた。
勝手に髪をかけられて宮原は「ダメだこりゃ。やばいよ、不安だ」と困惑するしかない。青柳が「戦う前から負けること考えるヤツがあるか! 勝てばいいんですよ勝てば。勝ちますよ。勝てばいいんだよ!」というのもごもっともだが、最高男は「やばいよ、もう。やばいよ…」と珍しく不安を隠そうともしなかった。
【会見の模様】
▼KAI「おい何勝手に決めてんだ。俺たちはまだ挑戦認めてねえぞ。第74代、元世界タッグ王者のこの俺、KAIとDRAGONGATEの現在、そして未来の菊田円がわざわざ今日来た意味わかるよな? おい、チャンピオンお前ら。何かよ、SNSで安い土下座してたけど、俺らはよ、直接この目で土下座をみねえとな、正式決定はしねえぞ。おい、そういうことだ。分かったか?」
▼菊田「分かったか? あんなよ、加工かなんかでやったやつだろ?」
▼KAI「AIじゃないの?」
▼菊田「AIだろ? AIで作ったそういうもんだろ?」
▼KAI「直接やれよ直接」
※青柳が立ち上がると
▼宮原「いい、いい」
▼KAI「やれよ」
▼宮原「落ち着け。やめろ」
▼菊田「俺ら挑戦受けねえぞ。いいのか? 全日本プロレスファンが菊田円のケツをみたいって言ってんだよ」
▼KAIそうだよ」
▼宮原「やめとけ」
▼青柳「DRAGONGATEのKAIさん、菊田円さん。本日はお忙しい中、お越しいただき、誠にありがとうございます。今、後楽園ホールの2連戦の最中ではございますが、わざわざこの全日本プロレスの記者会見にお越しいただいたということで、私、青柳優馬のクソ安い土下座でよろしければ、皆様にお見せしたいと思います」
▼宮原「いいよ、いいよ。やんなくていいよ。やめとけ」
▼青柳「ありがとうございまーす!」
※青柳が土下座
▼KAI「全然ダメでしょ」
▼菊田「全然ダメ。額をスリスリしろ」
▼宮原「いいよ、やりすぎだ。スリスリまでいくな」
▼KAI「みえねえじゃねえか、そんなとこでしてもよ」
※青柳が床に顔をスリスリ
▼宮原「いいからやめろ。スリスリやめろ」
▼菊田「はい、これが現在の世界タッグチャンピオンでございます」
▼宮原「やめろ。落ち着けよ。やりすぎだ、お前。何やってんだ」
▼青柳「やれっておっしゃったんで」
▼宮原「いいよ。おっしゃるとか言わなくていいんだ。落ち着け、落ち着け」
▼菊田「KAIはこれでOKか?」
▼KAI「いやあ、まだダメじゃねえ?」
▼菊田「ウチのKAIがまだダメだってよ」
▼宮原「何だ? お前ら。もういいよ。やりすぎだ」
▼青柳「一緒にやりましょう」
▼宮原「やるわけねえだろ」
▼KAI「やれよ」
▼菊田「土下座だろ」
▼青柳「やらないと進まないらしいんで」
▼宮原「やるわけねえだろ」
▼青柳「ここはひとつ。6月18日、後楽園大会で世界タッグやりますって…」
▼KAI「俺ら出ないよ」
▼青柳「発表しちゃったうえに、こうやって挑戦者チームがやらないと言っちゃってる以上は我々やるしかないと思います。ここは全日本プロレスのために我々が頭を下げ…」
▼宮原「いやいや、だから全日本プロレスのために土下座することじゃねえよ。決まってんだよ、お前ら。屁理屈言ってんじゃねえ。発表されてんだろ、お前ら」
▼KAI「発表しただけだろ」
▼宮原「お前が連れてきたパートナー、昔、三冠戦やったことあるけど、お前だいぶ風貌変わってんな?」
▼KAI「何言ってんの? こいつ」
▼宮原「お前、同じ人か? あのKAIか?」
▼KAI「あのKAI? あのKAIってどのKAI? 俺、お前見たことねえし、初めてだし。誰?」
▼菊田「自己紹介しろ」
▼KAI「まず名を名乗れ」
▼宮原「お前、誰に土下座させようとしてんだよ? だいたい」
▼KAI「誰?」
▼宮原「お前、俺のこと知らないの?」
▼KAI「まったく知らないね」
▼宮原「この業界で俺のこと知らないの? お前ら」
▼KAI「菊田、知ってる?」
▼菊田「知らない」
▼宮原「こいつもチャンピオン・カーニバルとだいぶ変わったな、菊田お前」
▼KAI「まず名を名乗れ」
▼宮原「何があったんだ? お前。いいから、もう決まってんだから進めてくれ」
▼菊田「進めねえよ。進めねえ、進めねえ」
▼KAI「進まないよ、これじゃ無理だよ」
▼宮原「いいから土下座とか」
▼青柳「ここはひとつ」
▼宮原「いや、そういうこといいから。決まってんだから」
▼青柳「やりましょう」
▼宮原「6月18日、決まってんだから、お前らもう。発表されてんだから」
▼菊田「勝手に決めたもんだろうが」
▼KAI「来るか来ないか、俺らの自由だよな」
▼青柳「とのことです」
▼宮原「やる必要ないんだって」
▼菊田「説得しろよ、説得」
▼青柳「とおっしゃってます」
▼宮原「いや、おっしゃってますじゃない。お前はやらなくていい、土下座なんか。相手の術中にはまっちゃダメだよ」
▼青柳「じゃあ落としどころを一つこちらから提示させていただけないでしょうか?」
▼菊田「何だよ?」
▼青柳「もう一度土下座します、私、青柳優馬。そしてこのタイトルマッチもし我々が負けることがあれば宮原健斗の髪をかけて戦います」
▼菊田「土下座もしろ、土下座も」
▼宮原「いい加減にしろ、青柳。興奮すんな。今の流すな、マジで」
▼菊田「いや、今の決定だろ」
▼KAI「決定だよ」
▼菊田「今、録ったな?」
▼KAI「録ったな?」
▼菊田「髪をかけるって言ったな」
▼KAI「格闘技DXと東スポ、サムライ、GAORA、絶対流せよ」
▼青柳「もちろん僕の土下座と、もし負けた場合、僕の髪ではなく宮原健斗の髪をかけます」
▼菊田「その場でやるんだな? 負けた瞬間にやるんだな?」
▼青柳「やりましょう」
▼宮原「やらないよ!」
▼菊田「じゃあ、俺らもやんねえよ」
▼青柳「とおっしゃってます」
▼宮原「やるわけねえだろ!」
▼青柳「かけます!」
▼KAI「いいよ、いいよ」
▼宮原「進めてくれ。質問、質問」
――挑戦者組は宮原選手が髪をかければタイトルマッチをやると?
▼KAI「そういうことでしょ。チャンピオン側からそういうふうに言ったことだから、そりゃそうでしょ。決定でしょ。俺ら何も言ってないよ」
▼青柳「もちろんです。かけます。宮原健斗の髪かけます」
▼宮原「おかしいだろ?」
▼青柳「ベルトもかけます」
▼菊田「いいね、いいね」
▼青柳「これで6月18日、後楽園大会に来ていただけるということで、よろしいでしょうか?」
▼KAI「いいよ、行ってやるよ」
▼菊田「いいよー」
――髪へのこだわりはある?
▼宮原「見てわかるだろ?」
▼菊田「絶対ないだろ」
▼KAI「ない。どう見ても菊田の方があるだろ。どう見ても菊田の髪の毛の方がおしゃれ」
▼宮原「ふざけんな。いや、かけないよ」
▼KAI「じゃあ、やらねえよ俺ら」
▼青柳「かけます」
▼KAI「どっちなんだよ?」
▼青柳「かけます、もちろん。男に二言はありません」
▼KAI「ないな?」
▼青柳「ありません。全日本プロレスに二言はありません。かけます」
――世界タッグを獲ったあとの青写真はある?
▼菊田「別にないなあ」
▼KAI「じゃあDRAGONGATEの(神戸)ワールドで防衛戦でもやる?」
▼菊田「ど地方とかで防衛戦でいいかな」
▼KAI「あ、それでもいいな。それぐらいでちょうどいいな」
▼菊田「DRAGONGATEフューチャーの中で」
▼KAI「フューチャーって試合前に第0でね」
▼菊田「練習生相手に防衛戦してやる。次101代か? 101回防衛してやるよ、練習生相手に。それで文句ねえだろ」
▼KAI「いいね」
▼宮原「おかしいよ。おかしいだろ」
――現在の全日本の印象は?
▼KAI「いや、知らない。だってこんなお笑いのチャンピオンがいるんでしょ。緩いんじゃないの? 戦いなんて。俺らが本当の戦いをお前らに教えてやるよ」
▼青柳「ご教授願います」
▼宮原「どうしたんだよ? お前。おかしいって」
――挑戦者チームはもし勝った場合…
▼KAI「もしはない」
▼菊田「言い方気をつけろ」
▼KAI「言い方気をつけろ」
▼青柳「言葉に気をつけろ」
▼宮原「やめろって」
――二人が宮原選手の髪を切るのか、美容師を用意するのか?
▼KAI「それは青柳が切るんじゃねえの? お前がな」
▼青柳「私でよろしいでしょうか?」
▼宮原「やめろって。おかしいよ」
▼KAI「俺らは別に触れたくねえもんな。お前が切れ、お前が」
▼青柳「分かりました」
▼KAI「必ずバリカン用意してこいよ」
▼青柳「持ってまいります」
▼宮原「やめとけって、お前。進めんな、話をどんどん」
▼KAI「青柳、お前、机の上でもう一回土下座した方がいいんじゃないの? 皆様に見えるように」
※青柳がテーブルの上に立つと土下座
▼宮原「いいから、お前。やめろ、やめろ、やめろ」
▼KAI「挑戦したくださいってちゃんと言え」
▼青柳「挑戦してくださーい。お待ちしております。宮原健斗の髪かけます! 僕の髪はかけませんが、宮原健斗の髪はかけます」
▼宮原「やめろって。落ち着け、落ち着け」
▼KAI「6月18日はな、宮原健斗の髪の毛はバイバーイ!だからな。(菊田に向かって)行こうぜ」
※菊田&KAIは退席
▼宮原「やめろって、お前スリスリ。何やってんの? お前しかも。何だ? 土下座+髪の毛って」
▼青柳「そうした方が挑戦者も気持ちよく挑戦していただけるかなと」
▼宮原「いや、おかしいよ。いいから、もう土下座は。恥ずかしいから。何? 髪の毛って。かけないからな! 髪の毛マジで」
▼青柳「かけます!」
▼宮原「ダメだ、こりゃ。やばいよ、不安だ」
▼青柳「戦う前から負けること考えるヤツがあるか! 勝てばいいんですよ勝てば。勝ちますよ。勝てばいいんだよ!」
▼宮原「やばいよ、もう。やばいよ…」
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