【全日本】ジュンが4周年記念日祝いで草餅&ティラミス堪能も 鈴木酷評「チャンピオンとして品がない」 三冠戦会見 2025/6/9

 6・18後楽園大会の三冠ヘビー級選手権試合「斉藤ジュンvs鈴木秀樹」へ向けた会見が9日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。

 三冠王者・ジュンは6・1仙台大会で弟・斉藤レイとの兄弟対決を制し、4度目の防衛に成功。試合後、鈴木がベルト獲りを宣言し、両者による三冠戦が実現することになった。

 両者は鈴木が勝利した4・23後楽園大会におけるチャンピオン・カーニバル公式戦以来の再戦。鈴木は昨年6・24後楽園大会で第72代王者・安齊勇馬に敗れて以来、約1年ぶりの至宝ベルト挑戦となる。

 全日本所属となってから三冠ベルトに挑戦するのは初めて。これまでは「フリーとして何か称号じゃないですけど、実績を作るっていうのが凄く大事だった」というが、団体の一員となったことで「実績を持つのは大事は大事なんですけど、どちらかというと今、所属になったので、全日本プロレスの試合一つ一つの質を上げたい」と意識の変化が芽生えた。そこで「それを実践していくには一番高い位置に立って、自分がベルトをもって実践していくっていうのが一番いいこと。今の三冠チャンピオンに足りないリング上の質というのを僕が代わりに担保しなきゃいけない」と至宝ベルト獲りに乗り出した鈴木は「6月18日、鈴木秀樹が三冠チャンピオンになる日です」と予告した。

 迎え撃つジュンは5度目の防衛戦にして雪辱戦となる。「グラウンドとか、鈴木秀樹のペースに持っていかれたことだな。俺はあくまで俺が持つパワーで、スタイルでぶつかっていくべきだった」と前回の敗戦を振り返ったが、同じ轍を踏むつもりは当然なく、「今度の三冠戦は俺のペースに持っていって、しっかりと叩き潰してやる」と宣言。「鈴木秀樹は挑戦ではなく俺から三冠ベルトを獲ると言った。俺が必ず防衛してやる。斉藤ジュンは永遠に止まることはない。鈴木秀樹、DOOM」と通告した。

 この日はジュンにとってデビュー4周年記念日。そこでお祝いとして草餅とティラミスを堪能した。ジュンが会見中にスイーツを食するのは定番となった感があるが、鈴木は「三冠チャンピオンとしてダメだ。下品だよ、それは。よくないと思いますよ。食べながらしゃべるとか飲みながらしゃべるとか。下品だと思います。品がない」と徹底的に酷評。「僕は甘いものエクレアぐらいしか食べないですから、浮気者だなと思いますよ。毎回違うものたべてるから、どれでもいいんだなって。軽い男だなと思います」と指摘すると、ジュンも「甘いもの好きだったら、それは何でも食べるだろう。和菓子でも洋菓子でも食べるのは当たり前だと思う」と反論した。

 会見後の写真撮影でも鈴木は斉藤ブラザーズのポーズを決めながらジュンの前に立ちはだかって挑発。押しのけられても再びジュンの前に立ち、ジュンが前方に進み出ても、さらに前に立って「DOOM!」を叫んで王者を逆なでしていた。


【会見の模様】

▼鈴木「6月18日、鈴木秀樹が三冠チャンピオンになる日です。以上です」

▼ジュン「斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。今回の三冠戦で5度目の防衛になるわけだが、鈴木秀樹は挑戦ではなく俺から三冠ベルトを獲ると言った。俺が必ず防衛してやる。斉藤ジュンは永遠に止まることはない。鈴木秀樹、DOOM。あ、それからな、ちょっと自分事なんだが、今日6月9日は斉藤ブラザーズがデビューして丸4年になる。だからちょっとお祝いするぜ」

▼鈴木「4年って半端じゃないですか? 普通5年とか10年とかやるじゃないですか。1周年とかわかるんですけど、4年ってどうなんですか? たまたま同じ日だったからやろうかなみたいな感じですか? DOOM!」

▼ジュン「俺が食べたいから食べる。ただそれだけだ」

▼鈴木「それは何ですか? それなんですか? 何食べるんですか? DOOM!」

▼ジュン「草餅だよ」

▼鈴木「DOOMって言いなさいよ」

▼ジュン「お前にはあげない」

▼鈴木「DOOM!」

※ジュンが草餅を食べる

▼鈴木「オッサンが食べてるのずっと流すつもり? 動画で。カットしろよ、これ全部。トークしながら食べろよ。次、何食べるの? 早く言え、オラ。次、何食べんの?」

※ジュンがお茶を飲むと

▼鈴木「それ飲み物だろ。何食べるんですか? 次は。早く食べてもらっていいですか? これ大幅にカットだな、動画で。何食べるんですか? 発表してください。別にかっこよくないでしょ? これ。何食べるんですか?」

▼ジュン「何に見える?」

▼鈴木「分かんねえから聞いてるんですよ」

▼ジュン「ティラミスだ。お前にはあげない」

▼鈴木「食べきろよ」

※ジュンがゆっくりとティラミスを食べ始める

▼ジュン「うーん、うまいね。よし」

▼新土リングアナ「それでは質疑応答に…」

▼鈴木「ダメだ。食べきってからだよ。そんな途中で何かやるとか下品だろ。ちゃんと全部食べてから次やらせろよ。ちっちゃい頃言われなかった? ご飯食べてて。『食べてる途中に遊ばない』とか言われたでしょ? 食べきってからやりましょう」

▼ジュン「俺はな、いつも食べながら質問受けるのが好きなんだ。始めてくれ」

▼鈴木「ダメだな。下品すぎる。三冠チャンピオンとしてダメだ。下品だよ、それは。よくないと思いますよ。食べてからにしましょう。待ちますから大丈夫ですよ」

▼ジュン「始めるんだ」

▼新土リングアナ「では、質疑応答に移らさせていただきます」

▼鈴木「おい、いいの? 食いながら話すってどうなんだ? マナーの先生だったら怒られますよ。そうでしょ?」

▼新土リングアナ「完食してから」

▼ジュン「始めるんだ」

▼鈴木「食べなさいよ。それちょっとでしょ? もう。いけますよ」

▼ジュン「どっちを選ぶんだ? 鈴木秀樹か斉藤ジュンか、どっち選ぶんだ?」

▼新土リングアナ「いやいや、中立で」

▼鈴木「中立って、ないよそんなもん」

▼ジュン「うまい」

▼鈴木「さっきカットって言ったけど、ノーカットでいきましょう」

※ジュンがティラミスを食べ終わり

▼ジュン「ごちそうさまでした」

▼新土リングアナ「では、完食したところで質疑応答に移らせていただきます」

▼鈴木「バカにしてんだろ?」

――ペースを握られている気がするが大丈夫?

▼ジュン「まあ、良くも悪くも隣にいるのは鈴木秀樹だからな。こういうことにはなるんじゃないか」

▼鈴木「どっちだよ? 答えとして。握られてるのか握られてないのかって話で、こういうことになるんじゃないかって(苦笑) イエスってことでいいか? 握られてるってことでいいですか? チャンピオン」

▼ジュン「握られてない」

▼鈴木「大丈夫だと言ってます」

――それも踏まえて鈴木選手の印象は?

▼ジュン「とにかく癖が強いな。もうそれしか言えない」

▼鈴木「ほかにあるでしょ? もう2年ぐらい一緒にやってるんですから。そんな癖が強いしか。ほかにあるでしょう」

▼ジュン「あとはネコちゃんが好きとか、そういうことじゃないか」

▼鈴木「プロレスラーとしてネコが好きとか…ないんですか? レスラーとしての評価はないんですか?」

▼ジュン「強いと思うよ」

▼鈴木「ありがとうございます」

――ジュン選手に辛辣な言葉を贈ったりしているが?

▼鈴木「今見た通り下品でしょ。食べながらしゃべるとか飲みながらしゃべるとか。下品だと思います。品がない。下品」

――下品なのは許せない?

▼鈴木「やっぱり人前でやることに関して最低限、品がなきゃダメなんじゃないですかね。何でもやっていいわけじゃないですから」

――鈴木選手も甘いもの好きだが、同じ甘いもの好きとして、ジュン選手の食レポ、食べ方はどのように映っている?

▼鈴木「食レポは番組やってるぐらいですから上手なんでしょうけど、僕は甘いものエクレアぐらいしか食べないですから、浮気者だなと思いますよ。毎回違うものたべてるから、どれでもいいんだなって。軽い男だなと思います」

――一途な方が強い?

▼鈴木「そりゃそうでしょ。やっぱ一本でいかないと。下品じゃダメですよ」

――そう言われているが?

▼ジュン「いやあ、甘いもの好きだったら、それは何でも食べるだろう。和菓子でも洋菓子でも食べるのは当たり前だと思う。そのうえで俺が一番好きなのはあんこだけど、今日お祝いしたのは草餅とティラミスだな。俺は全部食べる」

――そこの戦いでもある?

▼鈴木「どこの戦いだよ? どこの戦いですか? 別に試合しなくていいじゃん。お互いスイーツ食って感想言い合うとかでいいじゃないですか。方向が違う方にいってる。プロレスの試合ですから」

――三冠王者・ジュン選手の強みはどのあたりに感じる?

▼鈴木「真面目な感じでいいですか? シンプルに体が強いことっていうのが一つありますね。シンプルに」

――今回、全日本所属になってから三冠に挑戦するのは初めてになるが、前回と心持の違いはある?

▼鈴木「フリーで上がってたけど、僕はいわゆる外敵みたいな感じはそんなに強くはなかったと思うんですけど、僕の気持ちとしてはフリーとして何か称号じゃないですけど、実績を作るっていうのが凄く大事だったんですね。今は実績を持つのは大事は大事なんですけど、どちらかというと今、所属になったので、全日本プロレスの試合一つ一つの質を上げたいというのがあって。であれば、それを実践していくには一番高い位置に立って、自分がベルトをもって実践していくっていうのが一番いいことだと思っての今回の挑戦です。前は実績を作るためにがほとんど100%。今回は実績もあるけど、今の三冠チャンピオンに足りないリング上の質というのを僕が代わりに担保しなきゃいけないなという思いです」

――チャンピオン・カーニバル公式戦で敗れ、その時に鈴木選手の強さを感じたと思うが、その中でも脅威に感じたのは?

▼ジュン「何でもできるイメージがあるが、やはりグラウンドとか、鈴木秀樹のペースに持っていかれたことだな。俺はあくまで俺が持つパワーで、スタイルでぶつかっていくべきだった。だから今度の三冠戦は俺のペースに持っていって、しっかりと叩き潰してやる」