プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間9日、アリゾナ州フェニックスで行われ、クイーン・オブ・ザ・リング・トーナメントが開幕。カイリ・セインがロクサーヌ・ペレスがリア・リプリー、リヴ・モーガンとのフェイタル4WAY戦に敗れ、1回戦敗退に終わったものの、アスカの次週復帰とトーナメントエントリーが決まった。

　クイーン・オブ・ザ・リングはシングルトーナメントだが、今年は1回戦4試合が4WAY戦。勝者4名が準決勝に進出し、その勝者が6・28サウジアラビア大会『ナイト・オブ・チャンピオンズ』で決勝戦を争う。カイリがこの日、1回戦に登場。リア、リヴ、ロクサーヌと対戦した。

　浮上のチャンスをつかみたいカイリはフライングヘッドシザースでロクサーヌとリヴをまとめて吹き飛ばした。リアに低空ドロップキックなどで攻め込まれても、ローリングネックブリーカーで反撃。リヴが串刺しジャンピングニーで止めようとしても、ロクサーヌとリヴめがけてダイビングボディアタックで飛びついた。

　これをキャッチされて場外に投げ飛ばされたカイリだが、スライディングエルボーを連発してリヴに猛攻。アラバマスラムでロクサーヌを叩きつけ、インセインエルボーを狙ってコーナーに上がったが、リヴの妨害にあって不発に終わる。それでもリアにダイビングエルボーを放ち、エルボー連打、カカト落とし、飛びつきスタナーの猛攻に出た。

　リアのトラースキックでカイリが蹴散らされると、リアがリップタイドでリヴを仕留めにかかった。ここでリヴの相棒ラケル・ロドリゲスが介入。二人が乱闘するところへカイリがコーナー最上段からのダイビングエルボーを放ち、リヴにインセインエルボーを発射して勝機を迎えた。が、カットに飛び込んだロクサーヌにジャックナイフで丸め込まれて3カウントを聞いた。

　カイリが勝利目前に迫りながら敗戦。1回戦敗退に終わったものの、昨年5月から長期欠場中だったアスカの次週復帰とトーナメント出場が決定。1回戦でステファニー・バッケル、ラケル・ロドリゲス、アイビー・ナイルと対戦する。また、男子のキング・オブ・ザ・リング・トーナメントもこの日開幕。ブロン・ブレイカー、ペンタ、ドミニク・ミステリオとの4WAY戦を制したサミ・ゼインが準決勝進出を決めた。中邑真輔もエントリーし、1回戦でコーディ・ローデス、ダミアン・プリースト、アンドラデと対戦する。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。