【AEW】オカダがドン・キャリスとまさかの結託、ダブルタイトル戦へケニー血祭り 2025/6/12

 『AEWサマーブロックバスター』が現地時間11日、オレゴン州ポートランドで行われ、オカダ・カズチカがドン・キャリスとまさかの結託。AEWインターナショナル&コンチネンタルダブルタイトルマッチへ向けた調印式でケニー・オメガを血祭りに上げた。

 先週、ケニーがブロディ・キング、クラウディオ・カスタニョーリ、マスカラ・ドラダとの4WAY戦を制し、AEWインターナショナル王座を防衛。試合後、コンチネンタル王者・オカダが現れ、両者によるダブルタイトルマッチが7・12アーリントン大会『オール・イン・テキサス』で実現することになった。

 この日、両者がリングに登場しての調印式が行われた。それに先立ちインターナショナル&コンチネンタル統一新ベルトがお披露目。オカダが調印書にサインを入れた。するとケニーは「俺たちが最後に戦ってから、ほぼ7年になる。オカダ、すべてをリングに残そう」と語りかけてからサイン。そして両者が歩み寄ると、ケニーが差し出した右手をオカダも握り返し、握手したまま両者がしばし対峙した。

 ここでドン・キャリスが現れた。調印式前、オカダがバックステージでインタビューを受けているところにやってきたキャリスは「なぜこの試合にカイル・フレッチャーやKONOSUKE TAKESHITAではなく、オカダが出場するんだ?」とダブルタイトル戦への不満を口にしていた。ここでもキャリスは「ケニー、この試合はお前とオカダの試合ではない。この試合にはTAKESHITAが出場すべきだ」と主張すると、ケニーは「ドン、俺はカイルもTAKESHITAも倒した。お前がこの試合を邪魔することはできない。ベルトを狙うなら他のヤツらと同じように列に並ぶべきだ」と反論。ジャケットを脱いで臨戦態勢を取った。

 するとオカダが背後からケニーを襲撃し、ベルトで殴打。なおも何度も殴りつけると、キャリスから受け取った警棒でケニーの腹部、後頭部を殴打した。グッタリしたケニーが担架に乗せられると、オカダはそこへダイビングエルボードロップを投下。ケニーが乗せられた担架がリング下に運ばれると、オカダはエプロンからのダイビングエルボードロップでダメ押し。ケニーは激しく吐血し、大ダメージを負った。

 オカダがキャリスとまさかの結託。ケニーを血祭りに上げたオカダはキャリスとともに車に乗り込んで会場を後にした。