【GLEAT/LIDET UWF】中嶋がLIDET UWF世界王座V5 リンダマンのG-REX挑戦表明を受諾 2025/8/9

『LIDET UWF Ver.6』新木場1stRING(2025年8月9日)
LIDET UWF世界選手権試合 ○中嶋勝彦vsエル・リンダマン×

 中嶋がリンダマンを退け、LIDET UWF世界王座5度目の防衛に成功。敗れたリンダマンは10・9後楽園大会でのG-REX王座挑戦を表明し、2冠王も受けて立った。

 昨年7月の戴冠以来、中嶋はLIDET UWF世界王座を1年以上保持。7・1五反田大会では石田凱士を破ってG-REX王座も奪取し、シングル2冠王に君臨している。この日、共闘関係にあるリンダマンを相手に5度目の防衛戦に臨んだ。

 リンダマンがタックルで飛びついたが、中嶋はテイクダウンを許さない。それでもリンダマンはグラウンドでのポジション争いから上になったが、スタンドに戻ると中嶋が強烈なインローキックや前蹴りを叩き込む。リンダマンが組みついてテイクダウンを奪っても、スタンドに戻して強烈なミドルキックを叩き込み、逆エビ固めを仕掛ける。阻まれてもアームロックでエスケープを奪った。

 中嶋はリンダマンをコーナーに追い込んで掌底ラッシュ。ヒザ蹴りを叩き込んでダウンを奪った。負けじとリンダマンはグラウンドに持ち込み、肩固めでエスケープを奪取。中嶋がコーナーでの踏みつけ攻撃を狙っても阻止し、ヘッドロックに捕まっても一本背負いで引っこ抜き、腕十字を仕掛けた。

 阻止した中嶋はヘッドロックで捕獲。リンダマンが仕掛けたバックドロップを食い止め、逆にバックドロップでぶん投げてダウンを奪う。リンダマンが立ち上がってもフロントハイキックでねじ伏せ、シャッターチャンス式踏みつけ攻撃を敢行。中嶋にイエローカードが提示された。

 構わず中嶋は掌底を連発し、ヒザ蹴りも連打したが、リンダマンはジャーマンでぶっこ抜いて逆襲。中嶋からダウンを奪った。が、中嶋はソバットで棒立ちにさせると、電光石火の張り手をさく裂。リンダマンが力なく倒れ込むと、すかさず中嶋がスリーパーで絞め上げ、リンダマンはたまらずタップした。

 中嶋がLIDET UWF世界王座5度目の防衛を果たした。試合後、マイクを持った中嶋は「リンダマン、よくここまで来たな。よく俺と向き合ってくれた。お前の覚悟、しっかり体に刻まれたよ。ありがとう」とリンダマンを称えたうえで感謝し、握手を交わした。

 するとリンダマンは「いいか、中嶋勝彦、強かったよ。怖かったよ。今日負けたのは中嶋勝彦が強くてリンダマンが弱い。それが現実だ」と潔く認めた。「ずっと中嶋勝彦の隣に立って、中嶋勝彦が素晴らしいし、強くてメチャクチャいいヤツだと思って、隣でそれをわかってもらえるように勝っちゃんが苦手なマイクで俺がファンのみんなにわからせてあげられるようにって頑張ってきたけどよ。今日の戦い、そして今の握手で感じたよ。中嶋勝彦を輝かせるのは隣にいることじゃない。対角線に立つことだ」と言い切った。

 「今日は負けた。LIDET UWFのタイトルはお前のもんだ。だけどな、GLEATは、リンダマンはあきらめが悪いんだ」と続けたリンダマンは「お前もう1個ベルト持ってるな。それはそもそもG PROWRESTLING、GLEAT、そして初代王者・リンダマンのものだよな。今日のところはいったん忘れて、お前のG-REXのタイトルに10・9後楽園で挑戦させろ」と表明。「10・9後楽園のリング上はリンダマンがチャンピオンとなってGLEATのファン全員を納得して帰らせてやるからよ」と誓ってみせた。

 これを受けて中嶋は「リンダマン、お前が決めるなよ。俺がルールだ。この2冠王・中嶋勝彦がルールだ」と強調。「でも、お前のその心、気持ち、俺は好きだぜ。いいよ。挑戦受けてやるよ」と受諾した。リングを降りていたリンダマンは「挑戦を受けるのはお前だ。お前なら快く受けてくれると思ってたぞ。10・9、もっと強くなったエル・リンダマンで頭丸めていくから楽しみにしとけよ」と言い放って去っていった。

 「このGLEAT、そしてLIDET UWF、ずっとそばにいてくれたリンダマンとこのUWFのリングで戦えたこと、一番にうれしかったです。そしてたくさんの人が見届けてくれたこと、本当にありがとうございます」。そうファンに感謝した中嶋は「今日からLIDET UWF、UWF女子も入れて新たにリバイバルされた。今日ここからさらにUWFは刺激のある楽しい戦いになると思いますので。いや、なっていくんで、俺がこのUWFのリングにいる限り、成長は止まらせない」と宣言。「そして、日本にしかないUWFの歴史をどんどん広げていきたいと思うので、皆さん、どうぞこれからも期待して見届けてください」と呼びかけた。

 中嶋は故・アントニオ猪木さんの遺族から“闘魂"の2文字を使用する許可を得たばかり。「皆さんは知らないかと思いますが、いつもマイクで締める最後の言葉、ついに言えるようになりました。やっとだ! そしてさらに俺には闘魂と根性とネバーギブアップがついた。成長し続けていく××スタイルだ」と言い切った中嶋は「いくぞ! 闘魂! 根性! ネバーギブアップ! 1、2、3、ダー!!」の叫びとともに右手を突き上げて締めた。

【試合後の中嶋】

▼中嶋「ありがとうございました。リンダマンとこのタイミングで向き合えたことは素直にうれしかったね。あいつのそばに、隣にいたらわからない感情、思いは対面したことによって感じられて。そして負けたのに挑戦表明してくる気持ちがいいね。そんなリンダマンとだったら俺は挑戦受けるよ。そして今日からLIDET UWF女子が始まって、また新たに歩み始めたLIDET UWF。俺が王者としている以上、どんどんこのUWFを歴史とともに広げていきたいと思うんで、どうぞ皆さん、LIDET UWF、そして俺からも目を離さないように」

――いろいろなものが解禁となったが?

▼中嶋「ずっと穴が開いてたしね。俺の中で。やっぱ使えない、そういうものがどっかあって、手足を縛られたような感じでいけなかったけど。今日から解禁というより、むしろ背中を押してくれたので、どんどんUWFもそう、プロレスのリングでも歴史を俺はリスペクトしてるし、戦いがあって進んでいくものだと思うんで。俺は変わらず、俺のこの××スタイル。俺のスタイルは何も変わらない。もう一回言う。俺の闘魂スタイルは何も変わらない」

――UWF王座の挑戦者の希望はある?

▼中嶋「そうだね。普段見れない相手がいいなと思うし、そういったものもサプライズ感がいいよね。でも、どうだろうな。実際、このLIDET UWFに挑戦してくる選手がいるのかわからないけど。今日だって、もしかしたら乗り込んでくるかと思ったけど。さあ、どうなっていくのか俺にもわからないよ。だけど、戦い続けていって、このUWFを発信していけば、敵は必ず目の前に現れると思ってるよ。最後に俺は言いたくてしょうがないんだよ。解禁になったから言いたくてしょうがない。行くぞ! 闘魂、根性、ネバーギブアップ、1、2、3、ダー! ありがとう!」

【試合後のリンダマン】

▼リンダマン「強かったですね。このタイトルマッチ自体はやむにやまれぬというか、いつか行かなきゃいけないなと思ってて組まれたタイトルマッチでしたけど。中嶋勝彦、向かい合ったらやっぱり強くて。でもとなりで、マイクで中嶋勝彦をアシストしてきたけど、一番、中嶋勝彦を輝かせられるのは対角線なんじゃないかって、まさに身に染みて試合が終わったところですね。何が情けないって、何が憎いって、あいつが強いことじゃない、周りの環境じゃない。タップをした自分の手が、これが憎いね。だけどGLEATはあきらめが悪くて、リンダマンはもっとあきらめが悪い。やられればやられるほど、やり返さなきゃいけない。10・9その場であいつの持つもう一つのベルト、G-REXのベルトに挑戦表明。確信があったね。あいつなら受けてくれると思ってた。やられればやられるほど、負ければ負けるほど、俺はあのベルト、そして中嶋勝彦への愛が強くなるんだ。なぜだかわかるか? 見ての通りだ。リンダマンが通してみんなに見せてきた見ての通りだ。俺、ドMなんだよ。楽しみにしとけ」

――真っ向勝負でいったが、描いていた勝ち筋はあった?

▼リンダマン「リンダマンの強さを、終わったから言う話だけど、リンダマンの強さをより表現できるのはプロレスのルールだから。その中でリンダマンはLIDET Uに挑戦したし、そのうえでも自分の強さを表現できると思ってたけど。当たり前の話、ルールがない方が、ルールが広い方がやることは増えるし、チャレンジも増える。だからそのうえで勝率はもちろん上がるんじゃないですか。彼からの攻撃が強ければ強いほど、G-REXタイトルマッチ、プロレスルールでのリンダマンは強くなると思うんですね」

――UWFルールで戦って感じた中嶋選手の強さは?

▼リンダマン「なんだろうなあ。最初はスロースターターなんだよ。やっていくうちにどんどん中嶋勝彦が目の前にグワーっと大きくなってくる。これはダメージで自分が押されてるのかもしれないし、どんどん飲み込まれていくというか、箱に詰められていく感覚がありましたね。でも、それがプロレスのリングで、G-REXのタイトルマッチでこの俺に通用するかっていうのはまた別の話だから。今日はリング上でコールを煽ることもなかったし、無駄にお客さんとコミュニケーション獲ることもなかった。後楽園では全部使って、全部会場の空気を持っていって中嶋勝彦に対抗してやろうと思ってますよ」