【全日本】昨年覇者・綾部「去年よりはるかに強くなった綾部蓮を証明する」、王者・ジュンは「優勝して三冠戦の相手指名」予告 王道トーナメント会見 2025/8/14
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『第12回 王道トーナメント』へ向けた会見が14日、都内で行われた。 第12回大会となる今年は16選手が出場。8・24後楽園大会で開幕し、9・15後楽園大会で決勝戦が行われる。開幕10日前となったこの日、出場全16選手が出席しての会見が行われ、意気込みを語った。 昨年覇者・綾部蓮は諏訪魔に次ぐ史上二人目の連覇に挑む。全日本でのシングル初栄冠から1年、自信を深める綾部は「去年よりはるかに強くなってしまった綾部蓮というものを証明して、今年も王道トーナメント連覇しようかなと思います」と予告した。1回戦は8・31神戸大会で三冠ヘビー級王者・斉藤ジュンと激突。これがシングル初対決で「どんどん大きい存在になってきている斉藤ジュンを神戸のリングに沈められると思うとワクワクします。三冠王者・斉藤ジュンには三冠王者で1回戦敗退という屈辱を味わってもらって、綾部蓮は今年も頂にいこうと思います」と王者狩りで弾みをつける構えをみせた。 ジュンは史上初の三冠ヘビー級王者による優勝に挑む。「俺の初戦の相手は昨年覇者・綾部。「見ていると勢いがついているものが見えるが、俺には関係ない。ヤツを倒して必ず優勝してやる」と言い切った。8・10松本大会では青柳優馬を退け、V7を達成したばかり。無敵化しつつある中、「俺が優勝したあかつきには次の三冠戦の対戦相手を指名してやる。やりたいヤツはもう見つけてるんだ」と王道トーナメントを制して意中の相手を迎え撃つ青写真を描いている。 宮原健斗は2022年以来3年ぶり3度目の優勝に挑む。「僕がこの王道トーナメント成し遂げることは一つ。もちろん優勝」と言い切った。2018年の初優勝時の決勝戦の相手が真霜拳號。その真霜と8・24後楽園大会の1回戦で当たることになり、7年前のことを記憶しているという最高男は「俺はすでにゾクゾクしてるよ。プロレスファンもマスコミの皆さんもゾクゾクしていることでしょう。8月24日、真霜拳號を必ず倒し、俺が2025年王道トーナメント優勝する」と宣言。続く2回戦では「青柳vs野村直矢」の勝者と激突することになり、「ここ10年の全日本プロレスを見てる方々にとっては青柳優馬vs野村直矢というのは感慨深いファンの方もいらっしゃると思うので、そのどちらか二人とリング上で戦えるっていうのは一つのモチベーション」と元NEXTREAM対決を見据えた。 関本大介は2016年にチャンピオン・カーニバル優勝を飾っているが、王道トーナメントはこれが初出場となる。トーナメント戦自体が初の経験とはいうものの、「必ずこのトーナメントを制して、パワーでこのプロレス界を突き進んでいきたい」と気合十分。決勝で当たる可能性がある三冠王者・ジュン、昨年覇者・綾部の首に狙いを定めつつ、「やっぱり優勝したらベルトを獲りたいですよね。チャンピオン目指すのがプロレスラーなんで」と優勝後の三冠獲りを見据えた。 野村直矢は2022年以来、3年ぶりの出場となる。しかもかつてノムヤギを結成し、アジアタッグ、世界タッグ両王座を戴冠したこともある元盟友・青柳と1回戦で対決する。「1回戦を決勝のつもりで思ってますので、青柳優馬選手に対して全集中をしてます」という野村は「自分の戦いをすれば必ず結果がついてくる」と自信満々。「青柳選手は前回の三冠の挑戦者ということで、これに勝ったら実質ほぼ優勝みたいなもんだなと思うんで、僕が勝って必ずとんとん拍子で優勝します」と青柳を踏み台とする構えをみせた。 【会見の模様】 ▼大森北斗「北斗軍リーダー・大森北斗です。今回、皆さん優勝予想を各々してると思うんですけど、主に3人。しかしそのうちの二人、安齊とレイが今回出ないということで、実質、俺が1強です。今回、北斗軍魂のリーダーとして俺がこの王道トーナメント優勝してですね、最強ユニットである証をまた一つ手に入れたいと思います。1回戦、ザイオン。見るからにラグビーキャラの、言ったらイロモノですよね、あんなの。ラグビーキャラのイロモノで、明らかにかませ犬ですよ、あんなの。思い出作りで出たと言っても過言ではない。ラグビーとプロレスはちげえんだよってところをあいつに見せてやらないといけない。そしてこの前、解説席で見て思ってるんですが、HAVOC、両サイドがメチャクチャでかくて強いという、そのスタイルがかなり北斗軍からインスパイア得すぎだろうっていうことで、ちょっと腹が立ってます。なので1回戦で、あのイロモノラガーマンキャラのザイオンをコテンパンのグチャグチャにして、さっそくHAVOCの片翼をもいでやろうと思ってます」 ▼鈴木秀樹「全日本プロレス所属になって、まだシングルのタイトルというのはないんで、ここで獲って、シングルプレイヤーとしての存在感を見せていきたいと思います。よろしくお願いします」 ▼青柳「青柳優馬です。王道トーナメントと言えば、出場してからこのかた一度も1回戦を突破したことがないんで、今年こそは1回戦突破して優勝したいと思ってます。そして1回戦は家出して帰ってきたお兄さんである野村直矢を温かくお出迎えして、ハグして、『お帰り』と頭なでなでして、野村直矢の弟として青柳優馬が迎え撃ちます。そして叩き潰します」 ▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。いよいよ今年の王道トーナメントが始まる。俺の初戦の相手は昨年の覇者・綾部蓮。見ていると勢いがついているものが見えるが、俺には関係ない。ヤツを倒して必ず優勝してやる。そしてこの三冠チャンピオンの俺が優勝したあかつきには次の三冠戦の対戦相手を指名してやる。やりたいヤツはもう見つけてるんだ。楽しみだ。DOOM」 ▼綾部「前年度覇者・綾部蓮です。今年の王道トーナメント、去年よりはるかに強くなってしまった綾部蓮というものを証明して、今年も王道トーナメント連覇しようかなと思います。1回戦の相手、斉藤ジュンはシングルで戦うのが初めてです。三冠王者として防衛回数重ねて、どんどん大きい存在になってきている斉藤ジュンを神戸のリングに沈められると思うとワクワクします。三冠王者・斉藤ジュンには三冠王者で1回戦敗退という屈辱を味わってもらって、綾部蓮は今年も頂にいこうと思います」 ▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。いよいよ王道トーナメントが始まる季節がやってきました。僕がこの王道トーナメント成し遂げることは一つ。もちろん優勝。俺は過去に2度この王道トーナメントに優勝している。このメンバーの中で2度優勝したレスラーはいない。すなわち、この俺が王道トーナメントの戦い方を俺が一番よく知っている。2018年王道トーナメント優勝決定戦の相手が真霜拳號だった。俺は今でも覚えている。2018年の優勝決定戦の舞台を。そんな真霜拳號と1回戦で当たる。8月24日、東京・後楽園ホールで2018年の優勝決定戦の対戦カードが組まれた。俺はすでにゾクゾクしてるよ。プロレスファンもマスコミの皆さんもゾクゾクしていることでしょう。8月24日、真霜拳號を必ず倒し、俺が2025年王道トーナメント優勝する」 ▼本田竜輝「本田竜輝です。まあ、俺自身2023年、2024年と準優勝という結果で凄い悔しい思いをしました。優勝しなきゃ何の意味もないのは一番この俺がわかってます。だからこそ2025年王道トーナメント、俺が必ず優勝します。そして1回戦の相手の羆嵐。最近、北斗軍でやっているみたいだけど、最近ずっと見てると緩急がないですね。俺が一番怖い羆嵐を練習生時代に何度も知ってるんで、その羆嵐で来ないと、通常通り叩き潰します」 ▼芦野祥太郎「HAVOCの芦野祥太郎です。王道トーナメント、シングルで結果を出すチャンスがもう一回来ました。そしてつい最近組んだ、このHAVOC、楽しくて仕方ない。久々にリングに上がるのが楽しくて仕方ないんですよ。プロレスが今メチャクチャ楽しい。それを全力でデイビーボーイ・スミスJr.にぶつけたいと思います。チャンピオン・カーニバルで俺のアンクルロックでタップしてるな。もう一回タップアウトさせてやるよ」 ▼オデッセイ「今回、来日することができて非常に光栄に思っている。エキサイトしている。秀樹、俺たちには歴史があるよな。思いきりぶつかっていくぞ」 ▼ザイオン「今回、日本に戻ってくれて本当にうれしい。チャンスを与えてくれて感謝している。大森が大口をたたいていたが、彼は非常に勇気のある選手だと思う。ただ、HAVOCに喧嘩を売るのは後悔することになるし、恐ろしいことになるぞ。1回戦から覚悟しておいてほしい」 ▼デイビーボーイ・スミスJr.「コンバンハ、デイビーボーイスミスJr.デス。このような凄い大会に出るのは目的がなければ出場することができない。その目的はいくつもいらない。一つだけでいい。それは実力でもなく、恐怖でもなく、モチベーションでもなく、俺は俺の求めるスタイルを、ストロングスタイルを、スティーブ・ウイリアムス、ベイダー、スタン・ハンセン、ブリティッシュ・ブルドッグス、ドリー・ファンク・ジュニアといった選手がやってきたスタイル、それを貫き通して現代に見せたいと思う。恐怖なんかない。芦野、俺はお前のことを恐れていない。今回はこのトーナメント、必ず優勝する。俺の目的は全日本ファンに俺の力を見せつけること。俺は全日本を愛しているし、これはギミックでもなく、本当の気持ちだ。絶対に優勝してみせる」 ▼真霜「2AWの真霜拳號です。この王道トーナメント、久しぶりの参加になるわけですけど、1回戦の相手が宮原健斗ということで、1回戦から決勝のつもりで臨まないときついなと思ってます。宮原健斗の力というのはよくわかってるつもりですし、簡単に勝てないのもよくわかってるので、どうやって倒すか、どうやって攻略するか今から考えてます。この考えを24日までにまとめて、必ずぶっ倒します」 ▼関本「フリー・関本大介です。フリーランスになって初めてトーナメント戦出場します。必ずこのトーナメントを制して、パワーでこのプロレス界を突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします」 ▼野村「野村直矢です。前回コロナで自分は欠場してしまって、今回、王道トーナメント必ず優勝して全日本の頂点に立ちます。そして1回戦の青柳選手は前回の三冠の挑戦者ということで、これに勝ったら実質ほぼ優勝みたいなもんだなと思うんで、僕が勝って必ずとんとん拍子で優勝します。ありがとうございます」 ▼“ミスター斉藤"土井成樹「今回、斉藤レイの代打で出場が決まりました。試合は斉藤レイみたいにならへんので、俺個人の勝負。一発勝負なんで、年齢、キャリア、ジュニアもヘビーも関係なく1回戦から突っ込んでいきます」 ▼羆嵐「ハアー! 北斗軍の羆嵐です。失礼しました。2年連続3度目の出場になります。僕の1回戦の相手は本田竜輝。彼がまだ丸坊主の頃から、クリクリ坊主の頃から僕は知ってるんですが、いつの間にか体も態度も大きくなって、全日本を代表する選手になりました。そんな本田となぜか初対決かのような僕の中でワクワクするものがあります。本田、1回戦、熱い試合しようぜ! 楽しみにしてるよ。そして、この俺、羆嵐があの光輝くトロフィー、必ずいただきます。羆嵐から目を離すな」 ――気になる選手がいれば? ▼北斗「気になる選手は、やっぱり決勝ではオデッセイと本当にこれぞヘビー級っていう対決をしたいと思ってますんで、必ず彼には勝ち上がってほしいですね。そして俺が勝ってHAVOCを最速で、ELPIDAの何十倍も速く解散させようと思います」 ▼鈴木「若干質問とは少し違うのかもしれないけど、このトーナメントにエントリーされるにはふさわしくない人たちが気になります」 ▼青柳「気になる選手ということなんですけど、気になるというか、僕の勝手な理想は準決勝で推しである土井成樹選手に勝って、最後は優勝決定戦で羆嵐と戦いたいと思います。誰も見たくない、誰も望まない優勝決定戦をやりたいと、とてもとても意気込んでおります」 ▼ジュン「もちろん気になる選手はいるんだが、さっきも言った通り、俺が優勝したあかつきに次の三冠戦の相手を指名しようと思ってるから。それは優勝するまで取っておこう」 ▼綾部「やっぱりモンスター狩りが好きだから、オデッセイとかザイオン。HAVOCの面々の最近の勢いを見てると、戦ってみたいなって気持ちがあるから。そのあたりかな」 ▼宮原「1回戦を勝ち進めば2回戦当たる可能性がある二人っていうのが青柳優馬か野村直矢。彼ら二人とはNEXTREAMというユニットで一緒に戦ってたもことあるし、ここ10年の全日本プロレスを見てる方々にとっては青柳優馬vs野村直矢というのは感慨深いファンの方もいらっしゃると思うので、そのどちらか二人とリング上で戦えるっていうのは一つのモチベーションですね」 ▼本田「1回戦の羆嵐以外だったら、個人的にリベンジしたいのは野村直矢ですね。彼、ああいう感じなんですけど、大田区でシングルマッチした時に熱いものを感じたので、彼と当たってリベンジしたいです」 ▼芦野「どの選手もとてつもなく強く強敵ではあるんですが、前年度覇者・綾部蓮はでかいんでね。でかい男をアンクルロックでタップさせるっていうのが俺の中でのプロレスの醍醐味なんで、綾部蓮やりたいですね」 ▼オデッセイ「俺は対戦相手が誰だろうと関係ない。俺は誰も恐れない。俺が唯一恐れるとしたら神のみ。俺は俺のパワーを見せつけるために日本にやってきた。それだけだ」 ▼ザイオン「基本的にオデッセイと同じだ。対戦相手が誰だろうと関係ない。俺はすべての試合に全力を出し、1試合1試合を大事に戦いたい。だから大森、覚悟しておいてくれ」 ▼スミス「今回は特定の相手はいない。誰が相手でもぶつかっていく。確かに芦野は前回のチャンピオン・カーニバルでアンクルロックで俺を極めた。俺が全日本のリングでタップするのは非常に珍しいことだが、あれからいろんな練習を積んできて、アンクルロックの切り返しなどいろんなテクニックを練習してきた。二度とそんなことはないと思う」 ▼真霜「先ほども言ったように1回戦を決勝のつもりで捉えてますので、他の選手のことはまったく気にしてません」 ▼関本「やっぱり三冠チャンピオンの斉藤ジュン選手と前年度覇者の綾部蓮選手ですね」 ▼野村「やっぱり自分も1回戦を決勝のつもりで思ってますので、青柳優馬選手に対して全集中をしてますね。ただ、勝って2回戦、宮原選手か真霜選手と戦えることが凄く楽しみです」 ▼土井「さっき1回戦のこと触れなかったんであれですけど、関本選手とは年齢も同じ、キャリアもほぼ同じ、経験値も一緒やと思います。このトーナメントに出るメンバーでおそらく最年長同士やと思いますけど、小細工なしでいきたいと思います」 ▼羆嵐「僕は一択です。青柳優馬選手です。2025チャンピオン・カーニバルの決勝で戦いたいと思っていたんですが、その夢はかなわなかったので、2025王道トーナメントの決勝で熱い試合しようぜ」 ――エントリーするにふさわしくない選手とは? ▼鈴木「コメントでそれぞれ今2回ずつぐらいしゃべってますけど、そこで判断してください。明らかにレベルの低い方がいらっしゃいます」 ――今年も下半期に入り、暮れに最強タッグを控えることを踏まえると、年内三冠返り咲きのラストチャンスに近い状況だが、危機感はある? ▼宮原「今年、蛇年ということで年男として始まった2025年も三冠ベルトを巻くチャンスを逃し。ただ、この王道トーナメント優勝、その先の三冠ベルトというのをもちろんファンの皆さん見据えるところがあると思うんですけど、僕としては過去何回ですかね。王道トーナメント出場したのを。甘くないトーナメントというのは僕はわかってるんで、9月15日の優勝決定戦進んで、優勝して、このトロフィーを掲げて次のことは考えたいなと思いますね」 ――過去2回優勝した後、いずれも三冠王者に返り咲いているが? ▼宮原「ホントですか。王道トーナメント優勝したら三冠チャンピオンになってる過去があると? それはお聞きできてモチベーションが一つグッと上がりました。ありがとうございます」 ――過去チャンピオン・カーニバル優勝経験はあるが、王道トーナメント初出場ということで、トーナメントに苦手意識はある? それとも得意? ▼関本「トーナメントに出場したことがないんで楽しみです」 ――優勝した先に見据えているものはある? ▼関本「やっぱり優勝したらベルトを獲りたいですよね。チャンピオン目指すのがプロレスラーなんで、ベルトを獲りたいです」 ――大田区で本田選手に勝利し、優勝への手応えはつかめた? ▼野村「先日の大田区では自分の戦いというものを見せれたと思うんですけど、そのうえで勝てたっていうのは凄くうれしいんですけど、トーナメントとなるとまた別物だと思うんで。あんまりトーナメントを意識せずに自分の戦いをすれば必ず結果がついてくると思うんで」 ――1回戦の相手・青柳選手への思いは? ▼野村「自分がプロレス界に入って一番付き合いの長い選手で、自分がプロレスやってない時でも凄く活躍してるのを見てたし。自分もやってない時期でも凄くプラスになることをしてたんで、そこのぶつかり合いになると思いますね。本当に激しい戦いになると思います。そのうえで俺が必ず勝ちます」 ――レイ選手の代わりに出場する思いは? ▼土井「代役で出場決まりましたけど、レイの代わりにはならないんで。やるのは土井成樹個人なんで、これはリーグ戦でもない、一発勝負、負けたら終わりなんで。まず1回戦のことしか考えられないというのがあって。その先にはまだ全日本プロレスでは見せれてない物語っていうのを実現できるように。まずは1回戦ですね」 ――レイ選手の分もという思いは? ▼ジュン「弟の斉藤レイの思いというか、前にも言ったことがあるんだが、俺は弟の斉藤レイ、今回の手術に関して、しばらくリングに立てないということに関しては何も心配していない。あいつが言っていた通り、パワーアップして必ず帰ってくるからな。俺が王道トーナメント、キッチリ優勝すれば、あいつもリングに戻ってくるのが早くなるんじゃないか」 ――今回V3を果たせば最多優勝タイ記録になるが? ▼宮原「うん、僕も昨日、過去の王道トーナメント優勝者を調べていて、最多優勝、僕が今2回で、3回やってる人もいるってことなんで。宮原健斗が歴史を塗り替えた方が美しいと思うんで、僕が今年優勝して、その記録も宮原健斗にしたいと思います」 ――三冠王者は優勝できないジンクスがあるが? ▼ジュン「そんなジンクスがあるのか。俺には関係ないな。必ず優勝してやるから、そのジンクスを覆してやるぜ」 ――王道トーナメント1回戦敗退が続き、その原因はあると思うが、今年は自分の中で変えることなどはある? ▼青柳「原因は未だに探ってる途中ではありますが、なかなかこういうのって解決策というものはなかなか浮かばないもので。どうしたらいいのか悩みつつも、やっぱり自分のスタイルを変えてしまうのはよくないなと思ってるので、いつも通りの青柳優馬でいきたいと思います」 ――日本の夏は暑くて大変だと思うが ▼オデッセイ「日本はとてもとても暑いな。自分のコンディションはとにかくリングに上がった時を見てくれ」 ――史上二人目の連覇に挑むが記録は意識する? ▼綾部「特に記録を立ててるのはそんな考えてなかったですけど、記録どうこうよりも去年以上にはるかにレベルアップした、強くなった綾部蓮というのを見てる人にわかってもらおうかなと。それを証明しようっていう。そのための王道トーナメントだと思ってます」 ――外国人は未制覇だが、その現状をどう思う? ▼スミス「必ず初めてというものはある。今回、俺のコンディションがすべてそろってる。スピード、パワー、テクニック、持久力、すべて万全なので、今回は必ず俺が優勝して、初めてのガイジン優勝者になる。勝利を確信している」
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『第12回 王道トーナメント』へ向けた会見が14日、都内で行われた。
第12回大会となる今年は16選手が出場。8・24後楽園大会で開幕し、9・15後楽園大会で決勝戦が行われる。開幕10日前となったこの日、出場全16選手が出席しての会見が行われ、意気込みを語った。
昨年覇者・綾部蓮は諏訪魔に次ぐ史上二人目の連覇に挑む。全日本でのシングル初栄冠から1年、自信を深める綾部は「去年よりはるかに強くなってしまった綾部蓮というものを証明して、今年も王道トーナメント連覇しようかなと思います」と予告した。1回戦は8・31神戸大会で三冠ヘビー級王者・斉藤ジュンと激突。これがシングル初対決で「どんどん大きい存在になってきている斉藤ジュンを神戸のリングに沈められると思うとワクワクします。三冠王者・斉藤ジュンには三冠王者で1回戦敗退という屈辱を味わってもらって、綾部蓮は今年も頂にいこうと思います」と王者狩りで弾みをつける構えをみせた。
ジュンは史上初の三冠ヘビー級王者による優勝に挑む。「俺の初戦の相手は昨年覇者・綾部。「見ていると勢いがついているものが見えるが、俺には関係ない。ヤツを倒して必ず優勝してやる」と言い切った。8・10松本大会では青柳優馬を退け、V7を達成したばかり。無敵化しつつある中、「俺が優勝したあかつきには次の三冠戦の対戦相手を指名してやる。やりたいヤツはもう見つけてるんだ」と王道トーナメントを制して意中の相手を迎え撃つ青写真を描いている。
宮原健斗は2022年以来3年ぶり3度目の優勝に挑む。「僕がこの王道トーナメント成し遂げることは一つ。もちろん優勝」と言い切った。2018年の初優勝時の決勝戦の相手が真霜拳號。その真霜と8・24後楽園大会の1回戦で当たることになり、7年前のことを記憶しているという最高男は「俺はすでにゾクゾクしてるよ。プロレスファンもマスコミの皆さんもゾクゾクしていることでしょう。8月24日、真霜拳號を必ず倒し、俺が2025年王道トーナメント優勝する」と宣言。続く2回戦では「青柳vs野村直矢」の勝者と激突することになり、「ここ10年の全日本プロレスを見てる方々にとっては青柳優馬vs野村直矢というのは感慨深いファンの方もいらっしゃると思うので、そのどちらか二人とリング上で戦えるっていうのは一つのモチベーション」と元NEXTREAM対決を見据えた。
関本大介は2016年にチャンピオン・カーニバル優勝を飾っているが、王道トーナメントはこれが初出場となる。トーナメント戦自体が初の経験とはいうものの、「必ずこのトーナメントを制して、パワーでこのプロレス界を突き進んでいきたい」と気合十分。決勝で当たる可能性がある三冠王者・ジュン、昨年覇者・綾部の首に狙いを定めつつ、「やっぱり優勝したらベルトを獲りたいですよね。チャンピオン目指すのがプロレスラーなんで」と優勝後の三冠獲りを見据えた。
野村直矢は2022年以来、3年ぶりの出場となる。しかもかつてノムヤギを結成し、アジアタッグ、世界タッグ両王座を戴冠したこともある元盟友・青柳と1回戦で対決する。「1回戦を決勝のつもりで思ってますので、青柳優馬選手に対して全集中をしてます」という野村は「自分の戦いをすれば必ず結果がついてくる」と自信満々。「青柳選手は前回の三冠の挑戦者ということで、これに勝ったら実質ほぼ優勝みたいなもんだなと思うんで、僕が勝って必ずとんとん拍子で優勝します」と青柳を踏み台とする構えをみせた。
【会見の模様】
▼大森北斗「北斗軍リーダー・大森北斗です。今回、皆さん優勝予想を各々してると思うんですけど、主に3人。しかしそのうちの二人、安齊とレイが今回出ないということで、実質、俺が1強です。今回、北斗軍魂のリーダーとして俺がこの王道トーナメント優勝してですね、最強ユニットである証をまた一つ手に入れたいと思います。1回戦、ザイオン。見るからにラグビーキャラの、言ったらイロモノですよね、あんなの。ラグビーキャラのイロモノで、明らかにかませ犬ですよ、あんなの。思い出作りで出たと言っても過言ではない。ラグビーとプロレスはちげえんだよってところをあいつに見せてやらないといけない。そしてこの前、解説席で見て思ってるんですが、HAVOC、両サイドがメチャクチャでかくて強いという、そのスタイルがかなり北斗軍からインスパイア得すぎだろうっていうことで、ちょっと腹が立ってます。なので1回戦で、あのイロモノラガーマンキャラのザイオンをコテンパンのグチャグチャにして、さっそくHAVOCの片翼をもいでやろうと思ってます」
▼鈴木秀樹「全日本プロレス所属になって、まだシングルのタイトルというのはないんで、ここで獲って、シングルプレイヤーとしての存在感を見せていきたいと思います。よろしくお願いします」
▼青柳「青柳優馬です。王道トーナメントと言えば、出場してからこのかた一度も1回戦を突破したことがないんで、今年こそは1回戦突破して優勝したいと思ってます。そして1回戦は家出して帰ってきたお兄さんである野村直矢を温かくお出迎えして、ハグして、『お帰り』と頭なでなでして、野村直矢の弟として青柳優馬が迎え撃ちます。そして叩き潰します」
▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。いよいよ今年の王道トーナメントが始まる。俺の初戦の相手は昨年の覇者・綾部蓮。見ていると勢いがついているものが見えるが、俺には関係ない。ヤツを倒して必ず優勝してやる。そしてこの三冠チャンピオンの俺が優勝したあかつきには次の三冠戦の対戦相手を指名してやる。やりたいヤツはもう見つけてるんだ。楽しみだ。DOOM」
▼綾部「前年度覇者・綾部蓮です。今年の王道トーナメント、去年よりはるかに強くなってしまった綾部蓮というものを証明して、今年も王道トーナメント連覇しようかなと思います。1回戦の相手、斉藤ジュンはシングルで戦うのが初めてです。三冠王者として防衛回数重ねて、どんどん大きい存在になってきている斉藤ジュンを神戸のリングに沈められると思うとワクワクします。三冠王者・斉藤ジュンには三冠王者で1回戦敗退という屈辱を味わってもらって、綾部蓮は今年も頂にいこうと思います」
▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。いよいよ王道トーナメントが始まる季節がやってきました。僕がこの王道トーナメント成し遂げることは一つ。もちろん優勝。俺は過去に2度この王道トーナメントに優勝している。このメンバーの中で2度優勝したレスラーはいない。すなわち、この俺が王道トーナメントの戦い方を俺が一番よく知っている。2018年王道トーナメント優勝決定戦の相手が真霜拳號だった。俺は今でも覚えている。2018年の優勝決定戦の舞台を。そんな真霜拳號と1回戦で当たる。8月24日、東京・後楽園ホールで2018年の優勝決定戦の対戦カードが組まれた。俺はすでにゾクゾクしてるよ。プロレスファンもマスコミの皆さんもゾクゾクしていることでしょう。8月24日、真霜拳號を必ず倒し、俺が2025年王道トーナメント優勝する」
▼本田竜輝「本田竜輝です。まあ、俺自身2023年、2024年と準優勝という結果で凄い悔しい思いをしました。優勝しなきゃ何の意味もないのは一番この俺がわかってます。だからこそ2025年王道トーナメント、俺が必ず優勝します。そして1回戦の相手の羆嵐。最近、北斗軍でやっているみたいだけど、最近ずっと見てると緩急がないですね。俺が一番怖い羆嵐を練習生時代に何度も知ってるんで、その羆嵐で来ないと、通常通り叩き潰します」
▼芦野祥太郎「HAVOCの芦野祥太郎です。王道トーナメント、シングルで結果を出すチャンスがもう一回来ました。そしてつい最近組んだ、このHAVOC、楽しくて仕方ない。久々にリングに上がるのが楽しくて仕方ないんですよ。プロレスが今メチャクチャ楽しい。それを全力でデイビーボーイ・スミスJr.にぶつけたいと思います。チャンピオン・カーニバルで俺のアンクルロックでタップしてるな。もう一回タップアウトさせてやるよ」
▼オデッセイ「今回、来日することができて非常に光栄に思っている。エキサイトしている。秀樹、俺たちには歴史があるよな。思いきりぶつかっていくぞ」
▼ザイオン「今回、日本に戻ってくれて本当にうれしい。チャンスを与えてくれて感謝している。大森が大口をたたいていたが、彼は非常に勇気のある選手だと思う。ただ、HAVOCに喧嘩を売るのは後悔することになるし、恐ろしいことになるぞ。1回戦から覚悟しておいてほしい」
▼デイビーボーイ・スミスJr.「コンバンハ、デイビーボーイスミスJr.デス。このような凄い大会に出るのは目的がなければ出場することができない。その目的はいくつもいらない。一つだけでいい。それは実力でもなく、恐怖でもなく、モチベーションでもなく、俺は俺の求めるスタイルを、ストロングスタイルを、スティーブ・ウイリアムス、ベイダー、スタン・ハンセン、ブリティッシュ・ブルドッグス、ドリー・ファンク・ジュニアといった選手がやってきたスタイル、それを貫き通して現代に見せたいと思う。恐怖なんかない。芦野、俺はお前のことを恐れていない。今回はこのトーナメント、必ず優勝する。俺の目的は全日本ファンに俺の力を見せつけること。俺は全日本を愛しているし、これはギミックでもなく、本当の気持ちだ。絶対に優勝してみせる」
▼真霜「2AWの真霜拳號です。この王道トーナメント、久しぶりの参加になるわけですけど、1回戦の相手が宮原健斗ということで、1回戦から決勝のつもりで臨まないときついなと思ってます。宮原健斗の力というのはよくわかってるつもりですし、簡単に勝てないのもよくわかってるので、どうやって倒すか、どうやって攻略するか今から考えてます。この考えを24日までにまとめて、必ずぶっ倒します」
▼関本「フリー・関本大介です。フリーランスになって初めてトーナメント戦出場します。必ずこのトーナメントを制して、パワーでこのプロレス界を突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします」
▼野村「野村直矢です。前回コロナで自分は欠場してしまって、今回、王道トーナメント必ず優勝して全日本の頂点に立ちます。そして1回戦の青柳選手は前回の三冠の挑戦者ということで、これに勝ったら実質ほぼ優勝みたいなもんだなと思うんで、僕が勝って必ずとんとん拍子で優勝します。ありがとうございます」
▼“ミスター斉藤"土井成樹「今回、斉藤レイの代打で出場が決まりました。試合は斉藤レイみたいにならへんので、俺個人の勝負。一発勝負なんで、年齢、キャリア、ジュニアもヘビーも関係なく1回戦から突っ込んでいきます」
▼羆嵐「ハアー! 北斗軍の羆嵐です。失礼しました。2年連続3度目の出場になります。僕の1回戦の相手は本田竜輝。彼がまだ丸坊主の頃から、クリクリ坊主の頃から僕は知ってるんですが、いつの間にか体も態度も大きくなって、全日本を代表する選手になりました。そんな本田となぜか初対決かのような僕の中でワクワクするものがあります。本田、1回戦、熱い試合しようぜ! 楽しみにしてるよ。そして、この俺、羆嵐があの光輝くトロフィー、必ずいただきます。羆嵐から目を離すな」
――気になる選手がいれば?
▼北斗「気になる選手は、やっぱり決勝ではオデッセイと本当にこれぞヘビー級っていう対決をしたいと思ってますんで、必ず彼には勝ち上がってほしいですね。そして俺が勝ってHAVOCを最速で、ELPIDAの何十倍も速く解散させようと思います」
▼鈴木「若干質問とは少し違うのかもしれないけど、このトーナメントにエントリーされるにはふさわしくない人たちが気になります」
▼青柳「気になる選手ということなんですけど、気になるというか、僕の勝手な理想は準決勝で推しである土井成樹選手に勝って、最後は優勝決定戦で羆嵐と戦いたいと思います。誰も見たくない、誰も望まない優勝決定戦をやりたいと、とてもとても意気込んでおります」
▼ジュン「もちろん気になる選手はいるんだが、さっきも言った通り、俺が優勝したあかつきに次の三冠戦の相手を指名しようと思ってるから。それは優勝するまで取っておこう」
▼綾部「やっぱりモンスター狩りが好きだから、オデッセイとかザイオン。HAVOCの面々の最近の勢いを見てると、戦ってみたいなって気持ちがあるから。そのあたりかな」
▼宮原「1回戦を勝ち進めば2回戦当たる可能性がある二人っていうのが青柳優馬か野村直矢。彼ら二人とはNEXTREAMというユニットで一緒に戦ってたもことあるし、ここ10年の全日本プロレスを見てる方々にとっては青柳優馬vs野村直矢というのは感慨深いファンの方もいらっしゃると思うので、そのどちらか二人とリング上で戦えるっていうのは一つのモチベーションですね」
▼本田「1回戦の羆嵐以外だったら、個人的にリベンジしたいのは野村直矢ですね。彼、ああいう感じなんですけど、大田区でシングルマッチした時に熱いものを感じたので、彼と当たってリベンジしたいです」
▼芦野「どの選手もとてつもなく強く強敵ではあるんですが、前年度覇者・綾部蓮はでかいんでね。でかい男をアンクルロックでタップさせるっていうのが俺の中でのプロレスの醍醐味なんで、綾部蓮やりたいですね」
▼オデッセイ「俺は対戦相手が誰だろうと関係ない。俺は誰も恐れない。俺が唯一恐れるとしたら神のみ。俺は俺のパワーを見せつけるために日本にやってきた。それだけだ」
▼ザイオン「基本的にオデッセイと同じだ。対戦相手が誰だろうと関係ない。俺はすべての試合に全力を出し、1試合1試合を大事に戦いたい。だから大森、覚悟しておいてくれ」
▼スミス「今回は特定の相手はいない。誰が相手でもぶつかっていく。確かに芦野は前回のチャンピオン・カーニバルでアンクルロックで俺を極めた。俺が全日本のリングでタップするのは非常に珍しいことだが、あれからいろんな練習を積んできて、アンクルロックの切り返しなどいろんなテクニックを練習してきた。二度とそんなことはないと思う」
▼真霜「先ほども言ったように1回戦を決勝のつもりで捉えてますので、他の選手のことはまったく気にしてません」
▼関本「やっぱり三冠チャンピオンの斉藤ジュン選手と前年度覇者の綾部蓮選手ですね」
▼野村「やっぱり自分も1回戦を決勝のつもりで思ってますので、青柳優馬選手に対して全集中をしてますね。ただ、勝って2回戦、宮原選手か真霜選手と戦えることが凄く楽しみです」
▼土井「さっき1回戦のこと触れなかったんであれですけど、関本選手とは年齢も同じ、キャリアもほぼ同じ、経験値も一緒やと思います。このトーナメントに出るメンバーでおそらく最年長同士やと思いますけど、小細工なしでいきたいと思います」
▼羆嵐「僕は一択です。青柳優馬選手です。2025チャンピオン・カーニバルの決勝で戦いたいと思っていたんですが、その夢はかなわなかったので、2025王道トーナメントの決勝で熱い試合しようぜ」
――エントリーするにふさわしくない選手とは?
▼鈴木「コメントでそれぞれ今2回ずつぐらいしゃべってますけど、そこで判断してください。明らかにレベルの低い方がいらっしゃいます」
――今年も下半期に入り、暮れに最強タッグを控えることを踏まえると、年内三冠返り咲きのラストチャンスに近い状況だが、危機感はある?
▼宮原「今年、蛇年ということで年男として始まった2025年も三冠ベルトを巻くチャンスを逃し。ただ、この王道トーナメント優勝、その先の三冠ベルトというのをもちろんファンの皆さん見据えるところがあると思うんですけど、僕としては過去何回ですかね。王道トーナメント出場したのを。甘くないトーナメントというのは僕はわかってるんで、9月15日の優勝決定戦進んで、優勝して、このトロフィーを掲げて次のことは考えたいなと思いますね」
――過去2回優勝した後、いずれも三冠王者に返り咲いているが?
▼宮原「ホントですか。王道トーナメント優勝したら三冠チャンピオンになってる過去があると? それはお聞きできてモチベーションが一つグッと上がりました。ありがとうございます」
――過去チャンピオン・カーニバル優勝経験はあるが、王道トーナメント初出場ということで、トーナメントに苦手意識はある? それとも得意?
▼関本「トーナメントに出場したことがないんで楽しみです」
――優勝した先に見据えているものはある?
▼関本「やっぱり優勝したらベルトを獲りたいですよね。チャンピオン目指すのがプロレスラーなんで、ベルトを獲りたいです」
――大田区で本田選手に勝利し、優勝への手応えはつかめた?
▼野村「先日の大田区では自分の戦いというものを見せれたと思うんですけど、そのうえで勝てたっていうのは凄くうれしいんですけど、トーナメントとなるとまた別物だと思うんで。あんまりトーナメントを意識せずに自分の戦いをすれば必ず結果がついてくると思うんで」
――1回戦の相手・青柳選手への思いは?
▼野村「自分がプロレス界に入って一番付き合いの長い選手で、自分がプロレスやってない時でも凄く活躍してるのを見てたし。自分もやってない時期でも凄くプラスになることをしてたんで、そこのぶつかり合いになると思いますね。本当に激しい戦いになると思います。そのうえで俺が必ず勝ちます」
――レイ選手の代わりに出場する思いは?
▼土井「代役で出場決まりましたけど、レイの代わりにはならないんで。やるのは土井成樹個人なんで、これはリーグ戦でもない、一発勝負、負けたら終わりなんで。まず1回戦のことしか考えられないというのがあって。その先にはまだ全日本プロレスでは見せれてない物語っていうのを実現できるように。まずは1回戦ですね」
――レイ選手の分もという思いは?
▼ジュン「弟の斉藤レイの思いというか、前にも言ったことがあるんだが、俺は弟の斉藤レイ、今回の手術に関して、しばらくリングに立てないということに関しては何も心配していない。あいつが言っていた通り、パワーアップして必ず帰ってくるからな。俺が王道トーナメント、キッチリ優勝すれば、あいつもリングに戻ってくるのが早くなるんじゃないか」
――今回V3を果たせば最多優勝タイ記録になるが?
▼宮原「うん、僕も昨日、過去の王道トーナメント優勝者を調べていて、最多優勝、僕が今2回で、3回やってる人もいるってことなんで。宮原健斗が歴史を塗り替えた方が美しいと思うんで、僕が今年優勝して、その記録も宮原健斗にしたいと思います」
――三冠王者は優勝できないジンクスがあるが?
▼ジュン「そんなジンクスがあるのか。俺には関係ないな。必ず優勝してやるから、そのジンクスを覆してやるぜ」
――王道トーナメント1回戦敗退が続き、その原因はあると思うが、今年は自分の中で変えることなどはある?
▼青柳「原因は未だに探ってる途中ではありますが、なかなかこういうのって解決策というものはなかなか浮かばないもので。どうしたらいいのか悩みつつも、やっぱり自分のスタイルを変えてしまうのはよくないなと思ってるので、いつも通りの青柳優馬でいきたいと思います」
――日本の夏は暑くて大変だと思うが
▼オデッセイ「日本はとてもとても暑いな。自分のコンディションはとにかくリングに上がった時を見てくれ」
――史上二人目の連覇に挑むが記録は意識する?
▼綾部「特に記録を立ててるのはそんな考えてなかったですけど、記録どうこうよりも去年以上にはるかにレベルアップした、強くなった綾部蓮というのを見てる人にわかってもらおうかなと。それを証明しようっていう。そのための王道トーナメントだと思ってます」
――外国人は未制覇だが、その現状をどう思う?
▼スミス「必ず初めてというものはある。今回、俺のコンディションがすべてそろってる。スピード、パワー、テクニック、持久力、すべて万全なので、今回は必ず俺が優勝して、初めてのガイジン優勝者になる。勝利を確信している」
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