【NOAH/インタビュー】N-1へOZAWAがメッタ斬り大放談 「丸藤はおじいちゃん」「拳王倍額でレフェリー買収」 2025/8/26

 9・8後楽園大会から開幕するNOAH最大のリーグ戦『N-1 VICTORY 2025』。今年のNOAHに新風景を現出させた張本人・OZAWAが注目の初出場を果たす。

 Bブロックにエントリー。開幕戦から丸藤正道とのシングル初対決、9・17大阪大会では拳王との因縁の再戦も実現するが、若き鬼才はスラスラとメッタ斬りに。初出場のN-1に向けてもReal Rebelな主張をいとも簡単に並べ立てた――。


【OZAWAインタビュー】

――N-1初出場となるが?

▼OZAWA「N-1には苦い思い出がある…っていうか『つまんねーリーグ戦だな』ってずっと思ってたね。というのも、一昨年のN-1。俺とデビューが3日しか違わない(全日本の)安齊勇馬をリーグ戦に起用し、俺を試合にすら出さなかった。今思うと会社の無能っぷりを如実に示した采配だったよね。で、それで日々満員だったら文句もなかったんだけど、ちゃんとガラガラだったんでね。自分とこの若手を出さずに、他団体の若手を使う価値はあったのか。泥舟が泥舟たるゆえんが、そこにはあったかな。ホントN-1とはつまらない、泥舟の象徴みたいなリーグ戦だと思うよね」

――では今年は理にかなったメンバーが出ていると思う?

▼OZAWA「今年のメンバーはね、ほぼ自前のレスラーで構成されてる。そういう意味ではNOAHの層が厚くなって、会社も無能な采配はしなくなった……と一見すると見えるけど、よくよく見てみるとOZAWAという選手が参戦して、その存在感が大きすぎるがゆえに、層が厚くなったように錯覚してしまうだけ、なんだよね。よく見てみると稲葉大樹とか晴斗希とか寄せ集めみたいなメンバーもチラホラいるし、それで無理やり“自前感"出してるだけでしょ」

――9・8後楽園の初戦ではいきなり丸藤正道と対戦、シングル初対決が実現する

▼OZAWA「この前のKENTA戦(8・16後楽園のGHC戦)でも、壮絶にひどい試合を展開していただきまして。今は『エモい』っていう便利な言葉があるから、『エモい試合だった』で片付けちゃえば凄くポジティブに捉えられるけど、プロレスの悪いところでねえ、あれは『背景を知らないと楽しめない試合』だった。何も知らない初見の人からしたら『なんだこのひどい試合は。これがメインイベントか』ってガッカリしただけでしょ? だから、かつて天才と呼ばれた丸藤正道にも“老い"は来るもんなんだな…と。そういう意味では相手が“おじいちゃん"なんでね、怪我をさせないように。あとは長い試合もできないだろうから、早めに終わらせてあげようかな。慎重に扱いつつ早めに仕留める。二律背反の難しい課題。あんまり気を遣わせないでもらいたいものですね、若者に。早めの引退をオススメします」

――2戦目の9・11岡山では稲葉大樹と当たる

▼OZAWA「稲葉大樹ってまず誰なのか分からないからね、みんな。先日、とある取材を受けまして、最近担当になった記者が来たんだけど『イナタダイキさんの印象は?』って質問されたからね。それくらいの認識なんでしょう。俺だって分かんないもん、イナバダイキって言われても。誰だ。印象がない。つまり語ることもない」

――3戦目の9・13広島では晴斗希戦に臨む

▼OZAWA「晴斗希ねー、あれは単なる兼業レスラーだからねー。『Taco chan』っていうタコスとちゃんこ鍋の店やってるでしょう? そういうのってキャリアハイをとっくに過ぎたレスラーが、セカンドキャリアを見据えて始めることだからね。それを26歳でやってるワケだから、プロレスで食っていくことをハナから諦めたエセレスラーってことでね、負けるワケがない。そもそもプロレスラーと呼べないから、そんなヤツ。軽くひねって終わり」

――続く9・14博多ではガレノとの再戦です

▼OZAWA「ガレノのことは一回倒してるからね。また同じことするだけ。変わり映えしないカード。退屈な試合になっちゃうと思う。申し訳ないけど」

――2月のGHC戦で退けているが、その後の成長も感じない?

▼OZAWA「ALL REBELLION自体が何の印象もないユニットなんでね、そこに居続けてる時点で何も変わってないでしょ」

――そして9・17大阪で拳王戦、7月に敗れてGHCから陥落した相手との再戦がここで実現する

▼OZAWA「拳王戦に関して心配なことはレフェリーの買収だけ。前回は拳王がレフェリーを買収して試合を止められたんでね。今回はレフェリーを替えてもらうか、もし塚越(佳祐レフェリー)のままだったとしても、拳王が提示する金額の2倍を、こちらとしても払う所存です」

――塚越レフェリーってそんな悪い人だったんですね…

▼OZAWA「ハイ、銭ゲバです。かなりギャンブルとかやっちゃうタイプで、先月のパチスロの負けが30万だって言っておりました。給料と負け額が見合ってなくて、採算が取れてない。つまり何かしらの補填がないと生活が破綻してるはず。でも普通に生活できてるってことは、買収された収入で帳尻合わせてるんでしょう。競輪、競馬…暇さえあれば、あらゆる公営ギャンブルにも手を出してるみたいだし、そういうお金関係に汚いヤツをレフェリーに起用するっていうこと自体、会社としても良くないのではないでしょうか。コンプラもあるし、クリーンな会社にしていきたいんでね」

――…佳境に入る9・20浜松では、英国遠征時に同じプログレスのリングに上がっていたリッキー・ナイトJr.と当たる

▼OZAWA「リッキー・ナイトJr.って、イギリスの有名なプロレス一門の3世なんだよね。リッキー・ナイトっていう有名なレスラーがいて、その孫。で、リッキー・ナイトJr.の親戚、関係性でいうと叔母にあたる女性が元WWEスーパースターのペイジ、今でいうAEWのサラヤ。そのサラヤとイギリスでお話する機会があったんだけど、メチャクチャHOTなオンナなんだよね。これが最高にセクシーなオンナでして、ちょっと今、気ぃ揉んでる状態というか。だからリッキー・ナイトJr.に勝って、サラヤを振り向かせたい。負けられない理由がそこにある」

――日本では未知な存在だが、リッキー・ナイトJr.をレスラーとしてはどう評価している?

▼OZAWA「まぁクラシカルなこともできるし、ハイフライなこともできる。結構オールラウンダー。でも稲村“ビクトリー"与一にプログレスのベルトを懸けて敗北してるって事実もあるんで、さほど強くはないでしょう」

――なぜビクトリー…

▼OZAWA「あぁ、N-1の時に『ビクトリー!』って叫んでからリバーススプラッシュしてたんだけど、見事に誰もノってなくて。あれは凄く印象深かったよねー」

――なるほど……そして9・21宇都宮の最終公式戦の相手はジャック・モリスになります

▼OZAWA「ジャック・モリスはただのメンヘラなんでね。ヤツは月に一回、国に帰るでしょ? そんなことしてる外国人選手、アイツだけだからね。二言目には『帰りたい、帰りたい』って。メンタルが弱い。筋トレしすぎなのか、何かの副作用なのか。俺はメンタルめっちゃ強いんで、メンヘラには負けないかな。心理戦、仕掛けちゃうかな。試合前に尿検査しますか? ジャック・モリスの。やっちゃいます? ドーピングは良くないっすよ、格闘技をやる者として」

――……。そしてブロックを突破し、優勝決定戦では当たりたい相手というのは?

▼OZAWA「やりたい人とかは全然いないけど、Aブロックのメンバーを見て察するに、チェアマン(マサ北宮)が来るんじゃないのかな? 仮にチェアマンに何かあったとしても、ダガが来るでしょう」

――マサ北宮はT2000Xに入って変わった?

▼OZAWA「変わったっていうか、もともと持ってる“闇"の部分を隠す必要がなくなった。業界内でもその厳しさには定評のあった健介オフィス出身。その闇の部分をNOAHにも持ち込んで、たくさんの新弟子たちが闇に葬り去られてきたんでね。今までは選手会長という立場もあって、その闇は隠さざるを得なかったけど、今はその闇のパワーを公然と駆使できるからね」

――そして優勝すればGHCヘビーに挑戦するのがセオリーだが…

▼OZAWA「別にベルトが欲しくてやってるワケじゃないんでね、挑戦しようがしまいがどっちでもいい。ただ今年はプロレス忖度大賞(東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞)MVPを目指して一応やってるんでね、N-1も獲ったらそれをより確実なモノにできるのかな?ってカンジかな」

――改めてどんなN-1にしたい?

▼OZAWA「無能なNOAHの象徴ともいうべきN-1。俺が出ることで、いかに過去のN-1がダメだったか…が明らかになると思うけど、人は誰しも失敗するものだから、私は許します。過去の会社の過ちを。その代わり会社は何がなんでも私が負けないように全力を尽くしなさい」

――……しっかり組織ぐるみでOZAWAを推せ、と

▼OZAWA「そう、全力で。俺の試合で相手が少しでも危険な状況になったら、秒で止めてほしいよね、試合を。早めの判断は大切だと、レフェリーにもしっかり強く言っておいて欲しいよね。とにかく会社はN-1でもOZAWAを全力で推すように」


――OZAWAの公式戦日程――
9/8後楽園:vs丸藤正道
9/11岡山:vs稲葉大樹
9/13広島:vs晴斗希
9/14博多:vsガレノ
9/17大阪:vs拳王
9/20浜松:vsリッキー・ナイトJr.
9/21宇都宮:vsジャック・モリス