すかさずヒロムも「小田嶋くん、いや小田嶋! 俺はお前みたいな人間、だーいすき」と歓迎したうえで「でもねえ、俺も言わなきゃいけないことあるんだよ。NOAHさんがGHCジュニアヘビー級チャンピオンの俺に黙って面白いことやろうとしてんだよ。NOAH Jr. GRAND PRIX、だったらそこで勝ち上がってみなさいよ。もちろん、俺も出るけどな!」と宣言した。
【ヒロムの話】「いやあ楽しかった。楽しかったよ。ごめんね、宮脇くん。でも楽しかったよ。そして次から次へとさ、面白いよね。小田嶋くん、俺好きだよ。いいのかなあ? 1回戦最初の相手でやっちゃって。現実知っちゃうんじゃないかなあ。でもいいよね。それでもいいよね。でも1回戦はかわいそうだったかな? 決勝まで上がってこいとか言った方がカッコよかったのかなあ? 面白かったのかなあ? でもさ、俺はさ、宮脇くんにも上がってきてほしいんだよ。サンシャインヒーロー、NOAHを明るく照らすんでしょ? だったらさ、ブレんなよ絶対に。ちょっとでもブレたりすんなよ。ということでNOAH Jr. GRAND PRIX、NOAHさんが俺に内緒で勝手に進めるからさ、こうやってアピールしないといけないじゃないですか。GHCジュニアヘビー級チャンピオンが出ないとでも思いましたか? チャンピオンとしてそのトーナメントを制して、やりたい相手を指名する。最高じゃないですか。あ、そうだ。そうそうそう、やっぱNOAHさんと言ったらさ、(コメントスペースの幕を指さして)ザ・リーヴ。そろそろかな。俺のとこにもCMくるんじゃないかな。ノド整えとかないと。歌える用意しとかないと。(咳払いしてから)よし、楽しみだなCM。よし」
『STAR NAVIGATION 2025』後楽園ホール(2025年10月16日)
○高橋ヒロムvs宮脇純太×
GHCジュニア王者のヒロムが、ノアジュニアによるシングルトーナメント『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』(11・8後楽園から開幕)出場を宣言。宮脇純太にノンタイトル戦で貫禄勝ちをおさめたうえで、ホープ小田嶋大樹と一回戦で激突することが決定的となった。
10・11両国大会でEitaの挑戦を退け「ノアジュニアの顔」宣言を放ったヒロム。かねてよりヒロムへの敵がい心を燃やしてきた宮脇が激昂しながら挑戦表明したものの、ヒロムは“公開支持率調査"を断行し、宮脇には容赦ないブーイングが飛んだ。
ヒロムは「防衛数稼ぎをしていると思われたくない」と挑戦を却下した一方で、「ノンタイトル戦ならやってあげる」と提示、この日のシングルマッチへと至った。
宮脇にとっては試練の一番。普段のような陽気な入場アピールを見せず、決意に満ちた表情でヒロムを待ち受けた宮脇はドロップキックで奇襲する。その後も積極果敢に仕掛けると、三角飛び式プランチャの体勢に。しかし、読んだヒロムはエプロンでのデスバレーボムを決めて、宮脇に大ダメージを与えた。その後も逆水平を効果的に浴びせて圧倒。宮脇の胸板は真っ赤に腫れ上がる。
負けられない宮脇も一本背負いから反撃へ。今度こそ三角飛び式プランチャも敢行して「純太」コールを巻き起こした。ヒロムの抵抗をものともせずにジャーマンを連発すると、お株を奪うラリアットを振り抜き、サンシャインスープレックスもさく裂する。
だが、続くサンシャインドライバーはヒロムが決めさせず。宮脇のビンタを食らって崩れ落ちる場面があったものの、最後は再びサンシャインドライバー狙いを防ぎ、変型TIME BOMBIIを連発してキッチリと勝利した。
最後は貫禄勝ちとなったヒロムだが「宮脇くん、一つ聞いていいか? もし一ファンの人間だったら宮脇純太のファンですか? 俺、それずっと意識して闘ってるんだよ。だから俺は高橋ヒロムのファンだ。全部出せ。全部出しちまえ、それでいいんだ。なんだかんだいってみんな期待してんだ、ノアジュニアの太陽になってみせろ」と含蓄あるエールを送って場内もヒロムコールに包まれた。
そこへ現れたのが小田嶋だった。キャリア1年でGHCジュニアタッグ王座戴冠も果たしたホープは「高橋ヒロムさん、NOAHのジュニアをナメないでください。新日本プロレスの人間にそのGHCのベルトを獲られたまま黙ってられるワケないんですよ。悔しくてじっとしてられるワケないじゃないですか。次、僕を味わってみませんか? 僕はNOAHの未来です!」と挑戦状を叩きつけて場内をダイキコールに塗り替えてみせた。
すかさずヒロムも「小田嶋くん、いや小田嶋! 俺はお前みたいな人間、だーいすき」と歓迎したうえで「でもねえ、俺も言わなきゃいけないことあるんだよ。NOAHさんがGHCジュニアヘビー級チャンピオンの俺に黙って面白いことやろうとしてんだよ。NOAH Jr. GRAND PRIX、だったらそこで勝ち上がってみなさいよ。もちろん、俺も出るけどな!」と宣言した。
さらには「トーナメントの最初の相手、小田嶋くんに決ーめた。かかってこいよ! ノアジュニアの未来!」と指名。かくしてジュニアトーナメント一回戦での「ヒロムvs小田嶋」実現が決定的となった。
【ヒロムの話】「いやあ楽しかった。楽しかったよ。ごめんね、宮脇くん。でも楽しかったよ。そして次から次へとさ、面白いよね。小田嶋くん、俺好きだよ。いいのかなあ? 1回戦最初の相手でやっちゃって。現実知っちゃうんじゃないかなあ。でもいいよね。それでもいいよね。でも1回戦はかわいそうだったかな? 決勝まで上がってこいとか言った方がカッコよかったのかなあ? 面白かったのかなあ? でもさ、俺はさ、宮脇くんにも上がってきてほしいんだよ。サンシャインヒーロー、NOAHを明るく照らすんでしょ? だったらさ、ブレんなよ絶対に。ちょっとでもブレたりすんなよ。ということでNOAH Jr. GRAND PRIX、NOAHさんが俺に内緒で勝手に進めるからさ、こうやってアピールしないといけないじゃないですか。GHCジュニアヘビー級チャンピオンが出ないとでも思いましたか? チャンピオンとしてそのトーナメントを制して、やりたい相手を指名する。最高じゃないですか。あ、そうだ。そうそうそう、やっぱNOAHさんと言ったらさ、(コメントスペースの幕を指さして)ザ・リーヴ。そろそろかな。俺のとこにもCMくるんじゃないかな。ノド整えとかないと。歌える用意しとかないと。(咳払いしてから)よし、楽しみだなCM。よし」
【宮脇の話】「クソー! クソー!! クソ、高橋ヒロム! オラー! 勝ちたかった。クソー(と頭を抱える) でも、これで俺は…宮脇純太の現在地が分かったぞ。11月、ノアジュニアトーナメントあるだろ。あれで俺は這い上がってやるよ。いつだって俺は這い上がってきた! あのトーナメントでノアジュニアの太陽、なってやるよ。なぜなら俺はサンシャインヒーロー。ノアジュニアをピカピカに照らす太陽になってやるよ!」
【小田嶋の話】「高橋ヒロムさん、プロレスリング・ノアの人間として新日本プロレスの人間にベルトを渡したまま黙っていられるわけないんですよ。次のノアジュニアのトーナメント、1回戦であなたと戦えるのを心から楽しみにしております。必ず! 僕が勝って、新日本プロレスをNOAHの未来が超えてやる」