【スターダム】ワンダー戦へ小波が王者キッドに直接勝利、上谷と桃はダブルタイトル戦へ乱闘 2025/10/27

『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Oct.』後楽園ホール(2025年10月27日)
○小波&上谷沙弥&渡辺桃&吏南&稲葉あずさ&フキゲンです★vsAZM&天咲光由&稲葉ともか&虎龍清花&スターライト・キッド×

 小波がワンダー前哨戦で王者・キッドに直接勝利。ダブルタイトルマッチを控える上谷と桃は乱闘を展開し、11・1千葉大会で前哨戦を行うことが決まった。

 キッド10周年記念日となった10・11後楽園で小波がワンダー挑戦を表明。11・3大田区大会で両者によるタイトルマッチが決まった。この日、王者・キッドがAZM&天咲&妃南&ともか&虎龍、挑戦者・小波が上谷&桃&吏南&あずさ&フキゲンとそれぞれ組んでの前哨戦で激突。大田区大会でワールド&STRONG女子ダブルタイトル戦を控える王者・上谷と挑戦者・桃はここまで前哨戦なし。この日もH.A.T.E.として同じコーナーに並び立った。

 H.A.T.E.の奇襲で幕を開けると、場外戦で異変。上谷と桃の連係がかみ合わず、正面衝突させられてしまう。互いを小突き合った二人はその後も衝突。桃がフィッシャーマンでAZMを投げてカバーに入ると、上谷がカットし、桃を場外に叩き落としてしまう。上谷がAZMと丸め込み合戦で反転を繰り返すと、桃がサッカーボールキックで上谷を蹴り飛ばす。二人は互いの首根っこをつかんでにらみ合うと、試合そっちのけでエルボー合戦を繰り広げた。

 終盤、キッドと小波の前哨戦に。キッドが低空ドロップキック、619で攻め立て、マフラーホールドで絞め上げれば、小波は腕固めで絞め上げて譲らず。キッドが耐えてもミドルキックを打ち込む。キッドがNEO GENESIS連係で押し返そうとしても、H.A.T.E.はトレイン攻撃をお見舞い。小波と桃がサンドイッチサッカーボールキックを叩き込み、小波がトライアングルランサーで絞め上げた。

 上谷がプランチャで分断にかかると、小波はジャーマンで追い討ち。キッドも天咲の加勢を得て後頭部へのランニングダブルニーで反撃したが、ムーンサルトは小波が自爆させ、桃がバットで殴打。小波はワンダーのベルトでキッドの顔面を殴りつける。すかさず合体フェースバスター、バズソーキックとたたみかけてキッドから3カウントを奪った。

 試合後、小波はベルトを手にキッドの左腕を踏みつけながら、「おい、キッド。私の勝ちだ!」と絶叫。「お前との前哨戦はこれで終わりでいいや。なぜならこれ以上やると、お前が動けなくなっちゃうからな。タイトルマッチ当日、お前がどんな目にあうか、私はすごく楽しみだな」と高笑いを上げると、「スターライト・キッド、The End」と通告した。

 そしてリング上はダブルタイトルマッチを争う上谷と桃の二人のみとなった。桃が「上谷、やりやがったな。でも私だってお前と同じ気持ちだよ。なあ、この前哨戦がない日々が続いてるから、こうなるんだよ。いつ組むんだよ? クソ会社よ。こんなの私は我慢できねえよ。お前も一緒だろ?」と前哨戦を要求。すると上谷も「おい、岡田! 全部お前のせいだよ。分かってんのか? 時間もねえんだよ。だから11月1日、千葉大会。H.A.T.E.対H.A.T.E.、メインで前哨戦組めよ。分かったか?」と要求した。

 これを受けて本部席で観戦していた岡田太郎社長も「はい。やりましょう」とゴーサイン。11・1千葉大会で上谷と桃の前哨戦が行われることになった。上谷は「ってことでH.A.T.E.対H.A.T.E.と決定。11月3日、大田区。この体中が燃え上がるような感情、お前にすべてぶつけてやるよ」と通告。桃の眼前で2本のベルトを掲げた。

【小波の話】「おい、スターライト・キッド。今日は私の勝ちだ。でも、これで前哨戦は終わりにしてやるよ。お前がボロボロでタイトルマッチ動けなくなる前にな。ああ、もっと楽しみになってきたよ、お前との白をかけたタイトル戦が。そこでお前のすべてを終わらせてやる。スターライト・キッド、The End」