【新日本】DOUKI&SHOが無法攻撃連発でジュニアタッグリーグ全勝優勝 「俺こそが最強のジュニアの王だ」 2025/11/2

『棚橋弘至〜衣錦還郷』岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(第1体育館)(2025年11月2日)
「SUPER Jr.TAG LEAGUE 2025」優勝決定戦 ○DOUKI&SHOvsロビー・エックス&石森太二×

 DOUKI&SHOが無法攻撃連発で石森&エックスを破り、ジュニアタッグリーグ全勝優勝を達成。DOUKIは「俺こそが最強のジュニアの王だ」と勝ち誇った。

 Aブロック1位のDOUKI&SHOはIWGPジュニアタッグ王者としてリーグ戦に出場。無法ファイトで無傷の5戦全勝を果たし、優勝決定戦に勝ち進んできた。一方、Bブロック1位の石森&エックスは、途中で石森が体調不良により1試合欠場。不戦敗となったものの、それ以外の試合では勝利を重ね、最終公式戦では前回覇者で4・4後楽園大会でのIWGPジュニアタッグ戦では敗北していたロビー・イーグルス&藤田晃生に雪辱を果たし、優勝決定戦進出を決めた。

 どちらのチームが勝っても初優勝となる一戦。試合はSHOのマイクから始まった。「俺たちがよ、全勝で余裕で決勝まで来てやってるのに、なんだこの会場はよ。そもそもここどこだよ? 何の特徴もねえからわかんねえ。ここは滋賀か? 三重か? もし岐阜だったら一番しょぼいところじゃねえか」と会場のある岐阜をこき下ろすと、「それに相手は超人? こっちには神になった男がいるんだよ。それに比べたら、お前らなんか猿どもだよ。お前らみたいな猿どもは俺たちが余裕でボコボコにしてやる」と言い放って、奇襲を仕掛けた。

 石森&エックスがその動きを完璧に読み、場外戦に持ち込んでDOUKI&SHOを制裁。SHOを孤立させる。だが、DOUKIがスキを突いて襲撃すると、石森&エックスを股間から鉄柱に叩きつけて報復。場外でも暴行し、一転してHOUSE OF TORTUREコンビペースに傾いた。そこから石森に照準。腹部を執ように狙い撃ちにする。

 石森&エックスも屈せず、連続攻撃で主導権を奪ったものの、合体ブラディークロスは不発。DOUKIがレフェリーの目を盗んで石森を場外からイスで痛打すると、合体サンセットフリップパワーボムからイタリアンストレッチNo.32に捕獲してしつこく絞め上げた。しかし、エックスが急行。トリッキーな動きから両足オーバーヘッドキックで相手チームを足止めする。さらに、DOUKIをコーナーに張りつけにして旋風脚を一閃。石森のサイファーウタキ、エックスのX EXPRESSが連続して火を吹いた。

 SHOはレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。無法地帯を作り上げると、トーチャーツールを持ち込み、エックスを痛打する。石森は飛びヒザ蹴りでそのSHOを排除すると、ベルト痛打を狙うDOUKIに飛びつきネックブリーカーを繰り出し、Bone Lockに捕獲した。粘るDOUKIは丸め込みで反攻し、レフェリーを巻きこんで再び無法地帯を作り上げるが、これを利用した石森はホイップ式急所蹴りで制裁。さらに、SHOの鉄板攻撃も防いで逆に殴りつけた。

 決定機を掴んだ石森はBone LockでDOUKIを絞めに絞めると、エックスもキリモミ式プランチャでSHOを分断する。DOUKIがギブアップしないとみるや、石森はブラディークロス狙いに切り換えたものの、DOUKIはレフェリーとの交錯を誘ってまたまた無法地帯に持ち込み、レッドミストを石森の顔面に噴射。金的攻撃から丸め込み、反則攻撃連発でまんまと逆転の3カウントを奪った。

 DOUKI&SHOがジュニアタッグリーグを全勝優勝。IWGPジュニアタッグ王座のベルトとタッグリーグの優勝トロフィーを掲げて勝ち誇る。DOUKIはIWGPジュニア王座と合わせて3冠となった。

 ブーイングが飛ぶが、DOUKIは「おい、見ての通りだ。全勝優勝、完全制覇。ハハハハ! これでよ、誰も文句ねえだろ?」とマイクで豪語。さらに、「IWGPジュニアタッグチャンピオン、IWGPジュニアヘビー級チャンピオン、そして、スーパージュニアタッグ完全制覇。これでわかっただろ? 俺こそが最強のジュニアの王だ」と断言した。

 バックステージでも「当たり前の結果よ。物放したら落ちるのと同じように、当たり前なんじゃ、これが。この世の常識じゃ!」(SHO)、「このタッグのベルトも、シングルのベルトも、誰も挑戦する権利はねえな」(DOUKI)と言いたい放題だったが、その前に現れたのが藤田だった。

 ペットボトルを投げつけて怒りをあらわにすると、「お前らは、オモチャがないと、ケンカもできないカスやろ?」と挑発。2人と言い争いを繰り広げて、DOUKIとにらみ合う。DOUKI&SHOは9・24札幌大会でイーグルス&藤田を破ってIWGPジュニアタッグ王座を防衛しているだけに、DOUKIは「お前たちは、もう9月に倒してんだ。興味ねえんだよ。なんか持ってこい。なんか持ってきて、俺の前立ってみろ」と要求。藤田は「最短でお前らの前に立ってやる」と宣戦布告した。


【試合後のDOUKI&SHO、藤田】

▼DOUKI「オイ、見ての通りだ。全勝優勝。完全制覇……ハハハハハハハ。そして、2冠チャンピオン。これで、誰も文句ねえだろ。俺たちが、ジュニアの王だ」

▼SHO「そういうことよ。見ての通りや、オラ。最初っから言うとったやろが! ワシらに敵はおらんのじゃ。オイ、当たり前の結果よ。物放したら落ちるのとおんなじように、当たり前なんじゃ、これが。この世の常識じゃ!」

▼DOUKI「あ〜あ、全勝優勝……新日本のジュニアのヤツら、誰も俺たちに勝てなかったな」

▼SHO「そういうことじゃ。敵じゃねえんじゃ」

▼DOUKI「このタッグのベルトも、シングルのベルトも、誰も挑戦する権利はねえな。ハハハ」

▼SHO「そういうことじゃ」

※藤田がペットボトルを投げつけて割り込んでくる

▼SHO「なんじゃ、なんじゃ? なにだ、オラ? (※慌てた様子で)なにや、なにや、なにや、なにや……」

▼藤田「タッグリーグも終わって、視野も広がったから言いたいこと言わしてもらうけど……」

▼SHO「なんだ?」

▼藤田「お前らは、オモチャがないと、ケンカもできないカスやろ? 違う?」

▼SHO「何を言うとんじゃ、この野郎、お前。オイ、見ての通り、(※ベルトを軽く叩きながら)ワシらの(もとに)この通りあるやろうが? 敵じゃねえんじゃ、オラ。ここにいるの、誰やと思とるんや? 2冠の、神になった男やぞ、オラ。オメエみたいな田舎もんとはよ、格が違うんじゃ、オラ!」

▼藤田「そんだけ自信あんの? (※と言ってSHOとDOUKIに詰め寄る)」

▼SHO「なんだなんだなんだ……下がれ、オラ」

▼DOUKI「どうした、小僧?」

▼藤田「誰が小僧だ、テメエ、この野郎?」

▼DOUKI「オメエ、いくつだ、オラ?」

▼藤田「今やったってもいいぞ」

▼SHO「お前、ふざけんな、テメエ、この野郎、オラ! 誰にやっとんじゃ、この野郎(※と言って立ち上がる) ふざけんなよ」

▼藤田「お前らのやり方に納得してないのは、俺だけじゃないぞ」

▼SHO「みんなが納得しとるわ。誰もが、俺たちがこのベルトを持ち、トロフィーを持ってることに、誰もが納得しとんのじゃ、オラ」

▼藤田「(※DOUKIに対して)オイ、チャンピオン、なんとか言え、オイ」

▼DOUKI「(※自身の髪をなでながら)オイ、お前よ、髪の毛がきれいに整ってんだ。お前もよ、このツラきれいに整えて、俺の前にまた来たいか? オイ、お前たちは、もう9月に倒してんだ。興味ねえんだよ、なあ、なんか持ってこい。なんか持ってきて、俺の前立ってみろ」

▼藤田「最短でお前らの前立ってやる」

▼SHO「オイ、まだその資格ねえんじゃ、オラ! 格が違うんじゃ、オラ」

▼DOUKI「そういうこった。格が違う。こいつが言った通りだ。オイ、さっさと帰れ。(※藤田が引き揚げるのを見届け、イスに座り直して)いま言った通りだ。あいつの水で、(※自身の髪をなでながら)さらにかっこよくなっちまったなあ……ハハハハ。顔もかっこいい、実力もある、完全制覇……なあ、もうすることねえな」

▼SHO「ほかのジュニアの連中? 歴代の優勝者? 歴代のチャンピオン? そいつらとよ、品も格も違うんじゃ、ワシらはよ」

▼DOUKI「オイ、これ見てるクズみたいなファン。またよ、くだらないコメント、たくさん待ってるぜ。お前らのな、言葉なんてなんともねえんだよ。なあ? なぜだかわかるか? 俺たちにはな、間違いのない実績があるんだよ。アハハハハ。今日もな、お前らのくだらないコメントが楽しみだな、ハハ」

▼SHO「そういうことじゃ、オラ。格が違うんじゃ、オラ」


【試合後の石森&エックス】

▼エックス「(※ほどいたテーピングを丸めて床に投げつけ)クソッたれ! またやっちまった! (※フロアに崩れ落ち、何度も両手でフロアを闘いながら)クソッ、クソッ! クッソーッ! あと少しだった! イシモリ、マジでほんのちょっとの差だった! もう少しで崩せるところだったのに、最悪だ! マジで最悪だ!」

▼石森「(※エックスの横でフロアに崩れ落ちて)ああ、こんなフィニッシュ決めやがってよ。ふざけんじゃねえよ。DOUKI! テメエだけは許さねえからな。ああッ!」

▼エックス「クソッ、クソッ……。さあ、行こう、立ってくれ。クソッ……(※石森を抱き起して一緒に控室へ向かう)」