【DDT】MAO&KANONがKO-Dタッグ戴冠 飯野&納谷、チーム200キロとのサバイバル3WAY戦制す 2025/11/3

『Ultimate Party 2025』両国国技館(2025年11月3日)
KO-Dタッグ選手権サバイバル3WAYマッチ ○MAO&KANONvs飯野雄貴&納谷幸男×vs橋本千紘&優宇×

 “ストレンジ・ラブ・コネクション"(S.L.C.)MAO&KANONが王者・飯野&納谷、“チーム200キロ"橋本&優宇とのサバイバル3WAYマッチを制し、KO-Dタッグ王座初戴冠を果たした。

 The37KAMIINAを脱退していたMAOが4・6後楽園大会でDAMNATION T.Aから追放されたKANONと合体し、S.L.C.を結成。王者組のThe Apexが10・19後楽園大会で樋口和貞&石田有輝を破ってV5を果たした試合後、S.L.C.が挑戦を表明した。チーム200キロもビデオメッセージで名乗りを上げ、この日のサバイバル3WAY戦によるタイトル戦が決まった。

 試合はノータッチルールとあって、6選手が目まぐるしく動き回る大乱戦に。橋本はMAO、KANON、飯野、納谷を立て続けにオブライトでぶん投げて圧倒的なパワーを見せつけた。チーム200キロは飯野にダブルで重爆ダイビング・ボディプレスを決めると、過去に何かと縁があった飯野と橋本がバチバチの攻防を展開。優宇は納谷の巨体を払い腰でぶん投げたが、飯野がスピアーでチーム200キロを2人まとめて吹っ飛ばすと、優宇にラリアット、スピアーを次々に叩き込んで3カウントを奪取。まずはチーム200キロが脱落となった。

 The ApexとS.L.C.の戦いになると、MAOが2メートル超えの納谷にみちのくドライバーIIを敢行。飯野を掌底連打で攻めていく。飯野がバックフリップ、納谷がダイビングエルボードロップの連続攻撃に出たが、KANONがカット。それでも飯野がラリアット、納谷がダイビングエルボードロップで追い討ちをかけた。

 だが、MAOは3カウントを許さない。納谷に掌底連打、ヘッドバット、ミドルキックを叩き込み、ミドルキック、ニーリフトを返されても、スリングブレイドをさく裂。飯野のスピアーを納谷に誤爆させると、最後はKANONがロンリー・デザイアーズ、MAOがキャノンボール450°を立て続けに決めて納谷から3カウントを奪った。

 コンビ結成から7ヵ月にしてS.L.C.が初のタッグベルトを手にした。KANONが「このタッグで誰もが歴史に残るDDTのチャンピオンになりたい」と誓えば、MAOは「KANONはやればできる子なんだぜ。マイク・ベイリーとか、朱崇花(現VENY)とか、凄いヤツらとタッグをやって来て、KANONもそこに肩を並べるような存在になっていくぜ」と相棒を称え、「これがゴールじゃないから。どんな奴らが挑戦表明してくるか分からないけど、負ける気はしない」と豪語。「俺はやっぱりチヤホヤされたい。いっぱいお客さん呼んで、いっぱいチヤホヤされて、お金を稼ぎたい! その欲望だけでUNIVERSALを持ってきた。チヤホヤされて、お客さんも呼んで給料も上がった。KANONとのタッグでも旋風を起こしてやる。メイクマニーだ!」と怪気炎を上げた。

【試合後の飯野&納谷】

▼飯野「チーム200キロ、優宇から獲ったぞ! 千紘、お前に投げられたら、この腕で、この肩でぶっ倒した。すげぇうれしい! でもベルトがない! 俺らはもっともっと上に行くぞ!」

▼納谷「確かに負けた。でも、俺は飯野とタッグチャンピオンになって成長できた。2026年、この経験を糧にシングルのベルトを獲りに行くからな!」


【試合後の橋本&優宇】

▼優宇「チーム200キロで両国で戦えるのは最初で最後だったので…。一番思い入れのあるDDTのベルトが欲しかった」

▼橋本「チーム200キロで両国に出れたのは優宇さんの思いがあったから。でも、私にとってDDTのリングは私を強くしてくれるリングと再確認できました。獲れなくて悔しいけど、お腹いっぱいになりました。でも、飯野はなんか物足りない。私を目の前にするとおとなしくなった気がする。飯野をぶっ倒すまで、このリングに上がり続ける」