【新日本】1・4前売数が3万枚超 棚橋が「最後の最後に叶えたい夢」東京ドーム超満員を熱望 2025/11/4

 棚橋弘至が4日、東京・六本木のテレビ朝日で会見。1・4東京ドーム大会の前売りチケットの売り上げ数が3万枚を超えたことを明かし、「最後の最後に叶えたい夢」として東京ドーム超満員の実現を熱望した。

 この日、新日本が1・4ドーム大会のカード発表会見を開催。2ヵ月後と迫った棚橋引退試合のカードは発表されず。それでも棚橋は会見に登場し、「僕が望む相手が…ね。しっかり発表できるようにします。少々お待ちください」と訴えた。

 そして棚橋はこの日の午前10時時点での1・4ドーム大会のチケット売り上げ枚数を31548枚と発表した。棚橋社長によると「過去最速での売れ方」といい、棚橋引退、ウルフアロンデビューの話題性の大きさを物語る。

 棚橋はプロレス入り前、1995年の新日本vsUWFインターナショナル全面対抗戦、1998年のアントニオ猪木引退試合など東京ドーム大会を観戦。超満員の大観衆で埋まった大空間を目撃してきた。自身が新日本に入ってから25年、同じ景色を見ることができずにいる。そこで棚橋は「最後の最後に叶えたい夢。それは東京ドーム大会超満員。最後の最後に僕の夢を皆さんのお力を借りて叶えたい」と熱望。引退試合へ向けて「残り東京ドームまで2ヵ月弱。全力で最後、命燃やしていきます」と改めて誓っていた。

【会見の模様】

▼棚橋「あらためまして、新日本プロレス100年に一人の逸材、棚橋弘至です。今日はですね、現時点での東京ドーム大会の券売数を発表します。いきます。こちらです。(ボードを示して)現時点でのチケットの枚数は31548ですね。僕はプロレスがずっと好きで、学生時代にはUWFとの対抗戦だったり、猪木さんの引退試合も観に行ってました。本当に外野席の上までいっぱいでした。僕がこのキャリア25年の中で東京ドームたくさんご来場いただいた記憶はあるんですけど、最後の最後に叶えたい夢。それは東京ドーム大会超満員。残り東京ドームまで2ヵ月弱。全力で最後、命燃やしていきますので、ぜひとも東京ドーム大会、皆様広くアピールよろしくお願いします」

――大会テーマ曲の発表もあり、棚橋選手のゆかりあるアーティストが参加しているが?

▼棚橋「本当にうれしくて夢かと思いましたね。もともと音楽が好きで、音楽からもいっぱいエネルギーもらって。例えば長い巡業の移動のバスの中で、好きなアーティストを聞いて試合に臨む。若手の頃から2000年代、2010年代、2020年代、色々聞いてきたアーティストさん、ほとんどが参加していただいて、東京ドーム大会のテーマ曲というものを作っていただけるということで今物凄く楽しみに待っているところです」

――対戦相手はいつ決まる?

▼棚橋「もうちょっと…あの…お待ちください。発表します。もうちょっとだけお待ちください」

――交渉難航ということ?

▼棚橋「いやいや、言い方。キャリアの中でいろんな選手と戦ってきたので。僕が望む相手…がね、しっかり発表できるようにしますので、少々お待ちください」

――夢の超満員へ向けて今の数字をどうとらえている?

▼棚橋「過去最速での売れ方だということを聞いてます。現時点で残り2ヵ月ありますので。本当に大学1年生の時にUインターの時は2階席のさらに上の方までいっぱいで。猪木さんの時は僕は奮発して花道沿いを買ったんですけど、1999年に入門して、満員はありましたけど、超がつくほどの満員は見てませんので。僕は現役生活でまだ見てませんので、その景色を見れるかもしれない可能性があるのが自分の引退試合というのはちょっと寂しいですけど、最後の最後に僕の26年目を迎えるキャリアで何か一つ成し遂げられたという形を残したいと思います」

――ファンにメッセージを

▼棚橋「うん。はい、どんな対戦相手が来ようと、あと2ヵ月で棚橋の腹筋が戻ってくる予定ですので。まずはそっちに気持ちをそらして。そしたら大きなサプライズが待ってると思うし。腹筋の方が難しいかもしれない」

――11・2岐阜大会のバックステージで外道発言があったが?

▼棚橋「そうですね。外道選手はキャリアも長いし、いろんなコネクションを持ってるので、どうそのコネクションを活かしてくるのかは分かりませんけども。やはり何かしら棚橋に関係性のある選手、それは間違いないことだと思いますので。じゃあお願いしますと言ったわけじゃないんですけど、そういった部分も含めて期待して待っていただければ」

――この日の発表カードを受けて感じることは?

▼棚橋「本当に地上波で大活躍中の上谷選手、そして朱里選手。大変実力がある選手なので、スターダムと新日本プロレス、グループ会社になってこういう形が出来上がってますので、両団体にとって女子プロレスの素晴らしさ、男子プロレスのよさというところがお互いのファンに広まれば相乗効果があるなと思います。辻が僕は先日、岐阜でシングルマッチやって、本当に選手ってやっぱ成長するんだな、変わるんだなっていうのを身をもって感じました。TAKESHITA選手も若手の頃、DDTでシングルマッチやってっていうのがあって。今回のこのタイトルマッチに何かしら僕も少し絡めてるような気がして、凄く僕にとっても思い入れの深いカードになりました」

――最後にファンにメッセージを?

▼棚橋「改めてお知らせしておきますが、過去のドーム大会の中で発表からの販売枚数が過去最速ペースということになってます。なので、まだ2ヵ月先ですので、1月4日のご予定というのはわからない方が多いと思うんですけど、早めにチケットを押さえとかないと当日券ありませんということになるかもしれません。僕はその景色を見たくて見たくて、全力で25年間、引退する時は26年目ですけど、やってきましたので。最後の最後に僕の夢を皆さんのお力を借りて叶えたいと思います。叶えます! よろしくお願いします。ありがとうございました」