【NOAH】“改心"終了…黒OZAWAへと回帰! 元日武道館へ王者Yoshiki急襲で狂気のカステラ口写し 2025/12/2

 “改心"していたはずのOZAWAが2日、都内で行われた公開会見でひょう変。復帰戦となる来年1・1日本武道館大会でのGHCヘビー級王座戦に向けて王者Yoshiki Inamuraを急襲し、狂気のカステラ口移しを繰り広げて“黒OZAWA"への回帰を果たした。

 今夏N-1 VICTORY開幕戦で負傷欠場したOZAWAは、手術を機に過去の悪行を反省して“改心"を主張。ヒゲを剃り、常に清廉な白いワイシャツに身を包みつつ、「氣づき」「和多志」などのスピリチュアル用語もたしなみながら、不気味すぎる笑顔とともに植樹やゴミ拾いなどの福祉活動に勤しんできた。

 元日武道館大会でGHCヘビー挑戦が決まってからも「Inamuraさんは最も近しい尊敬する先輩」と敬意を全面に。合宿所や英国遠征時には同部屋で過ごしたことから「多くの“氣づき"をあたえていただきました」などとしみじみ振り返り、美談を口にしていた。

 だが、松葉杖をつきながらもスタスタと歩いたり、福祉活動と称して公営ギャンブルに熱を上げるなど、随所で本性が見え隠れ。このまま“白OZAWA"が続くのか、の疑念もつきまとってきたが、案の定な“その時"は師走の寒空の下でやってきた。

 この日は東京ドームシティ内の広場で公開会見が行われ、OZAWAはYoshikiとともに登場。白のワイシャツ姿で微笑を浮かべながら現れると、発売中の『改心カステラ』を差し入れ、美しいエピソードや熱い意気込みを語った。

 フォトセッションの段でも熱いハグを交わし、改心カステラとともに記念撮影。Yoshikiが「トラスとしますよ」と笑ったその直後だった。

 背後から黒い松葉杖を振りかぶったOZAWAは、思いっきりYoshikiを殴打。倒れ込む王者をメッタ打ちにしたOZAWAは、現れたタダスケと政岡純から黒いコートとサングラスを受け取って一瞬で“黒OZAWA"への回帰を果たした。

 さらには倒れ込むYoshikiの口に「ちゃんと食えよ!」と改心カステラを押し込み、自らも口に含んでから狂気の口移し。ブーイングのなかで狂気の表情を取り戻し、悠然と東京ドームシティの雑踏のなかに姿を消した。決戦前1ヶ月を切ったタイミングで改心モードは終了…。元日武道館には本来の“黒OZAWA"が姿を現すことが確実となった。

【会見の模様】

▼OZAWA「まずですね、日ごろの感謝の気持ちを込めてですね、Inamuraさんにカステラの方を持ってきましたので、こちらを食べていただきたいなと思います」

※OZAWAが改心カステラをプレゼントすると、Yoshikiはその場で開封

▼「Yoshiki「ありがとう。サンキュー」

▼OZAWA「ゴミとかもらえます?(とYoshikiから包装紙を受け取る) Inamuraさんのために持ってきました」

▼Yoshiki「(カステラを誇示して)いただきます」

▼OZAWA「召し上がれ」

▼Yoshiki「(カステラを食べて)ベリースイートでベリーデリシャスです」

▼OZAWA「えーとですね、今回、和多志がこのような足の状態なのにもかかわらず、Inamuraさんから次のGHCヘビー級のベルトのチャレンジャーとして直接ご指名をいただけたということで、本っ当にうれしいし、信頼していただけてるんだなということが本当に分かりました。そんなInamuraさんからの期待に応えられるように、和多志、1月1日、全力でピュアでフェア&スクエア、正々堂々ですね。NOAHらしい戦いをしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

▼Yoshiki「What's Up? 方舟シップのユニバースの皆さん。今日ベリーコールドの中、集まっていただいてサンキューベリーマッチ。こうもベリーコールドだと、ちょっとロンドンのナイトを思い出しちゃうんですけれども。それもミスターOZAWAとのスイートメモリーなんで、そんなスイートな後輩、ミスターOZAWAと日本武道館、ニューイヤーショーですね。そちらでミスターOZAWAも言ってるとおりフェア&スクエアで、ピュアで、そしてホットでいてクールなNOAHらしいGHCヘビーウェイトの戦いをしたいと思います。そうできるとミーはトラストしていますよ」

――2人は一昨年から去年にかけて、イギリス遠征で同じ家に住んでいたと聞きました。異国の地で助け合って暮らしていたと思うが、そのときのエピソードを?

▼OZAWA「同じ家どころかね。同じ部屋でしたからね。なぜかシングルベッドが一つしかない部屋に閉じ込められまして。ネズミも出るし、暖房もないみたいな極限環境でしたから。まあね、Inamuraさんがいたからこそ、そういう極限環境でも頑張ることができたなって。ホントInamuraさんの偉大さ、ありがたみをあらためて感じたイギリス遠征でしたね」

▼Yoshiki「セイムルームにステイするっていうのは合宿所、ドージョーアパートメント以来だったんで、そんな中でもミスターOZAWAというスイートな後輩がいたおかげで、ミーはロンリーを感じることなくロンドンライフを楽しむことができました」

――OZAWA選手のデビュー戦の相手がInamura選手だったが、その時の思い出を?

▼OZAWA「デビュー戦、そうですね。Inamuraさんが自分のデビュー戦で、前インタビューされた時も触れたんですが、デビュー戦の思い出なんて記憶にないんですね。ガッチガチだったし、ホントとにかく緊張してね、デビュー戦の時の思い出こそないんですが、終わったあとですよね。Inamuraさんが『今日、両親来てるの?』みたいな。『OZAWA、今日、両親来てたのか』って。そしたら僕は『来てました』って言ったらですね、Inamuraさんが『じゃあ、ちゃんと両親に感謝伝えとけよ』って言うもんですからね。あ、そうだなと思って。ああー…そういうことを思い出すと、今でもね、め、目頭があつ、あつ、あつ…ちょっと目頭が熱すぎてやけどしてしまったんで。すいません、そんな感じです」

▼Yoshiki「ミスターOZAWA、方舟シップのユニバースのみんな見たと思いますけど、タレントあふれる、才能あふれるアメージングな選手でしたし、ホントにデビュー戦ながら油断ビッグエネミーだなって感じでしたね。油断大敵」

――NXTで毎週戦っていたInamura選手をどのように見ていた?

▼OZAWA「もうWWE行ってベルトまでかけて試合して、だいぶ遠い存在になってしまったんだなって、ちょっと寂しさみたいなものもあったんですが、結局こうやってNOAHにカムバックしていただいて、本当にうれしいなと。そういう気分です」

――先にGHC王者になったのはOZAWA選手だが、そのことをInamura選手はアメリカでどう感じていた? また、今年プロレス界全体のムーブメントとなったOZAWA旋風をどう見ていた?

▼Yoshiki「その今年のニューイヤーショー、OZAWAのファイトっていうのはリアルタイムでABEMAでウォッチしてましたけど、やっぱりデビュー戦の時に感じたタレント、才能っていうのがここでエクスプロージョン、爆発したんだなっていうのは感じましたね。それでいてデビューした後から彼の野望、アンビションというのはすごくあったんで、それを自分なりのスタイルでああやって表現して、ベルトまでたどり着く、グレートアチーブメントを手にしたんだなと思いましたね」

――足の具合は?

▼OZAWA「足はですね、もう正直、歩くのもままならない状態。心配ですね。ですが、1月1日にピッタリ治るとお医者さまも言ってましたし、指名していただいた段階で1月1日に治ることが決定いたしましたので、皆さん、ご心配なさらずということで」

――Inamura選手は指名していないのでは?

▼Yoshiki「指名…して…ないね。だけど、その時も言いましたけど、指名したかったマイ・オポーネント、相手はいたんですけど、そんな中、カットインしてまでGHCヘビーのベルトへの思いっていうのをぶつけてくれたミスターOZAWA、そのオネストハートをミーはしっかりレシーブしたいと思います」

――以前と行動が変わったが、信用していい?

▼OZAWA「もちろんですよ。和多志、散々今までひどいこと、先輩を貶めるようなこと言ってきましたけど、9月のN-1、和多志も凄く気合が入っていて、第1戦目で大ケガして、そのあと全飛ばしですからね。チケットを買っていただいたお客様にもホント申し訳ないことしたなと思うし。だから、そこでホントに改心ですよね。心を入れ替えて誠実に頑張ろうと決めてますので、はい。そこは信じてください」

※フォトセッションの前にYoshikiが両手を広げると、OZAWAも距離を詰めて二人はハグ。改心カステラを二人でもって写真撮影に応じる。再びハグすると、Yoshikiのテンガロンハットが脱げたが、OZAWAが拾ってYoshikiの頭にかぶせ、背後から抱きつく。Yoshikiがベルトを掲げると、OZAWAが背後から襲撃。松葉杖でめった打ちにし、負傷していた左足でストンピングを連発すると、松葉杖をYoshikiのノドに食い込ませる。黒いコートとマフラーを羽織り、サングラスを装着したOZAWAはYoshikiの顔面にカステラを押し当てる

▼OZAWA「「おい、粗末にすんなよ!ちゃんと食えよ!」
※とカステラを口移しで食べて去る。Yoshikiはしばらくして息を吹き返して立ち上がるとベルトを掲げ

▼Yoshiki「サンキュー! ありがとう! ミーのことをトラストしていてくれ」