【新日本】覚醒・大岩に大田区沸騰も…K.O.BがIWGPタッグ激闘V2 石井&タイチと海野&上村で挑戦者決定戦開催へ 2026/1/5

『NEW YEAR DASH!!』東京・大田区総合体育館(2026年1月5日)
IWGPタッグ選手権試合 ○Yuto-ice&OSKARvsザック・セイバーJr.&大岩陵平×

 覚醒した大岩の奮闘に大田区総合体育館は沸騰したものの、最後はK.O.Bが振り切って、IWGPタッグ王座V2に成功。試合後、海野翔太&上村優也、石井智宏&タイチが挑戦に名乗りを上げると、Iceは両チームによる挑戦者決定戦を要求した。

 『WORLD TAG LEAGUE 2025』を制覇したTMDKのザック&大岩は、公式戦で敗れた雪辱を果たすべくIWGPタッグ王者の“K.O.B"Ice&OSKARに挑戦表明。棚橋弘至が新日本から離れた翌日のアフタードームとなる大田区大会のメインでタイトルマッチが行われることになった。

 両軍は前日の東京ドーム大会で『NEVER無差別級6人タッグ選手権試合トルネードランボー』に出場。K.O.Bはオーバー・ザ・トップロープで脱落となったが、ザック&大岩はハートリー・ジャクソンとのトリオで最後まで生き残りNEVER6人タッグ王座を奪取。2冠獲りを見据えて、タッグ頂上決戦に臨んだ。

 タイトルマッチらしく序盤から両チームが真っ向勝負でやり合う。K.O.Bが試合をリードしたものの、ザックがOSKAR相手に両者大の字に持ち込むと、同時に代わってIceと大岩が飛び込んだ。

 大岩は序盤から攻撃を重ねてきたIceの左腕に照準。しかし、打撃戦になると、Iceがビンタで張り倒した。戦前から大岩を“モブ"扱いしていたIceが「これで終わりか? てめえ、何のためにレスラーになった? ドームを見て何も思ってねえのか?」と罵声を浴びせると、表情を一変させた大岩はムクリと立ち上がる。Iceはなおもビンタを浴びせるも、倒れない大岩はショートレンジのラリアットを一閃。止めるレフェリーを突き飛ばし、馬乗りになってエルボーを乱れ打った。覚醒した大岩に声援が集中する。

 OSKARが急行しても、大岩はビンタ連打からブレーンバスターでぶん投げて返り討ち。Iceの顔面に低空ドロップキックを浴びせ、ジャーマンスープレックスからドクターボムの体勢に。Iceはなりふり構わず、足に噛みついて抵抗。ならばと代わったザックが攻勢を継続すると、体力を回復させた大岩がロールスルージャーマンでぶん投げ、大岩の倒れ込み式ダイビングボディプレス&ザックのネックツイストが同時にさく裂した。

 復活したOSKARが急行して合体技K.O.Bを狙っても、ザックが上手く阻止して好フォロー。TMDKがジャンピングハイキック&ラリアットのサンドイッチ攻撃をOSKARに浴びせると、さらに大岩がラリアットで場外に排除した。すかさずザックが分断に動く。粘るIceはカウンターのヒザ蹴りをぶち込み、ランニングローキックで蹴り飛ばしたが、大岩は沈まず。スキを突いて4の字ジャックナイフで丸め込んだ。肩を上げたIceもバズソーキックなど重たい打撃を浴びせたものの、急行したザックがアンクルホールドでフォールを阻止。そのザックをOSKARがスリーパーで絞め上げると、ネックハンギングボムで叩きつける。

 決定機を掴んだK.O.Bだったが、大岩が孤軍奮闘。OSKARにラリアットを振り抜き、さらにジャーマンでぶん投げて活路を開くと、残るIceにこん身の右腕ラリアットを振り抜く。場内からは重低音ストンピングが発生するが、大岩がロープに飛んだところでまたもOSKARが割って入り、ツームストンの体勢に入ると、Iceが蹴り飛ばしてK.O.Bがさく裂。一気に3カウントを奪った。

 覚醒した大岩が奮闘したものの、最後はK.O.Bが勝利してIWGPタッグ王座を防衛。それでも、大岩への歓声が鳴り止まず、海野&上村が姿を現しても、一部の観客からはブーイングも飛ぶ。Iceはここまでこき下ろしてきた大岩を評価したのか、リングを去る姿を笑顔で見送り、バックステージでは「ライバルかもな、もしかしたら」とコメントした。

 一方、リングに現れた海野は「俺たちは決して諦めない。俺たちともう一度戦え!」、上村が「おい、K.O.B。お前らが強いのは認めているが、俺たちから逃げるなよ!」と挑戦表明。さらに、前王者の石井&タイチも姿を現す。タイチは「おめえら若い連中、どいつもこいつも…そして新日本プロレスもそうだ。俺たちの存在忘れてねえか。俺たちがもっと新日本プロレスの戦いを教えてやるからよ。そのベルトを返せ。てめえらまとめてかかってこい!」と絶叫した。

 嬉しそうな表情を見せたIceは「強えヤツらが寄ってきた。このベルト欲しいのか? 俺はよ、強えヤツとやれればそれでいいんだ。お前ら(海野&上村)には2回、お前ら(石井&タイチ)には1回勝っとるな。本隊同士の仲良しごっこをやっているてめえらでやり合って、勝ったほうが挑戦してこい。そしたら、褒美としてプロレスhighを与えてやるよ」と挑戦者決定戦を要求する。「じゃあよ、エースが引退した最初の試合を締めるのはこの俺、Iceや。とっとうせろや」と両軍を下げさせると、場内は「K.O.B」コール一色となった。

 Iceは「おい、お前ら。どうや? 今のIWGPタッグ、クソハイになんだろ? 俺らK.O.Bでこの団体引っ張ってよ、盛り上げてやるよ…なんてよ、思ってもいねえ。ガラじゃねえことは言わねえ。俺が求めるのは強えヤツと金、そしてプロレスハイだけや。おめえらにどう思われようが、どう嫌われようがどうだっていい。周りの目なんてクソだ。俺は自分自身のためか、OSKARのために戦う。自分自身に嘘をつく生き方はしねえんだよ」と断言。「俺もバカじゃねえからな。てめえらがプロレス大好きだってこともわかっとるし、昨日棚橋弘至が引退してまだ寂しい気持ちもわかっとる」と理解を示しつつ、「喜怒哀楽、生の感情を全てさらけ出したいヤツら、プロレスハイになりたいヤツらはよ、勝手に俺の背中を追ってこい」と言い放った。

 Ice流の言い回しで新日本とプロレスの魅力を大演説。「回りくど言い方をしたけどよ、要するに俺が言いたいのは、この俺がてめえらのことをプロレスを使ってブリブリにハイにしてやるからよ。また会場にプロレス観に来い!」と吠えると、「もしてめえらの周りに理由もなくつまらねえと思っている昔の俺みたいなヤツがいたら、ここ日本には新日本プロレスという合法的にハイになれるもんがあるんだってよ、教えて救ってやってくれ」と熱くメッセージ。「いいか、日常生活でクソみてえなことがあってもよ、プロレス見とる時はよ、感情、自分の衝動全部さらけ出していいんだ。怒れ、泣け、笑え」と観客を煽ると、「2026年も俺の横にはOSKARがおって。俺らK.O.Bが火元だ。てめえらは何も考えなくていい。ただ、新日本プロレスを感じろ。Let's Get High! Big Up!」とまくし立てて、大歓声の中、アフタードームとなる大田区大会を締めくくった。


【試合後のIce&OSKAR】

▼OSKAR「さぁこれ(タッグ王座)を置かれるべき場所に置いて、と。やってやったぜ! メインイベントでな! Knock Out Brothersが今一番アツいんだ! Yuto-IceとOSKAR、2026年も絶好調だ! そして俺たちが勝った相手に対してまずはおめでとう、だよな(拍手) オーイワが王座を獲った。新日で一番しょーもない王座をな! グッジョブね! みんな喜んでるよ、俺たちも含めてな。でもその翌日の今日は、成し遂げることはできなかったけどな! それは俺たちKnock Out Brothersがいつだって勝利を手にするからだ! その後に起きた展開には言葉がない。ショータ・ウミノとユーヤ・ウエムラが出てきやがって……信じられない。俺はこれまで、これほどまでに価値のないチームを見たことがない。ショータ・ウミノの縁故優遇ほどクソなものはないだろう! いつか羞恥心を覚えたら、お前はもう立ち直れないだろう。そしてタイチとイシイ。前にも言った通りだ。俺たちはいつやってもいい。日曜に2戦やってもいい。だから、俺はお前たちが勝ち上がることを願ってる。俺はこの王座をお前たちから守りたいんだ。さぁYuto、残りの想いを吐き出してくれ」

▼Ice「オイ、頭打ってよ、頭ガンガンで何話したかあんま覚えとらんけどよ、TMDK、ザック、強ぇな。俺からしたらよ、テメーは目標なんだ。野望か? 極稀におんだ。タイトル持っとらんくてもよ、そいつに勝てば箔が付くレスラーっていうのが。そうだな、ジュニアで言えばヒロム、石森、デスペか。アイツらからよ、アイツらがもしベルト持っとらんかったらよ、持っとらんくても勝てばよ、箔が付くだろう? そういう選手だ。俺はそこを目指しとんだ。なんでかわかるか? そういう選手はよ、自然と金と強ぇヤツがやって来るからな。オイ、そしてもう一人、オイ、テメーよ、新日本生まれでNOAH育ちとか言ってたな? オイ、ずっとよ、お前がどんなスタイルで新日本の中心で何がしてぇのか、全然わかっとらんかったけどよ、まぁお前があそこで何を学んだかもわかっとらんしよ、一概には言えねぇけどよ、オメーみてぇなよ、育ちのいいボンボンのいい子ちゃん……いや違ぇな。もっと……なんだ? 与えられてきた人間はよ、大嫌いなんだよ、オイ。まぁでもよ、新日本生まれでNOAH育ちっていうのはよ、スペシャルな感じじゃねぇか、オイ。オイ、またやろうぜ。またモブに戻んなよ? 大岩、またやろう。オメーとはよ、なんだ、ライバルかもな、もしかしたら。まぁよ、さっきよ、バックステージにはおもしれぇ凄ぇ強ぇヤツがおるって言ってたけどよ、ここ新日本にはよ、辻みたいに生え抜きをプライドみたいに思っとるヤツもおれば、HEAT STORMみたいに根っから明るい太陽みたいなヤツがおって、そうだな、海野翔太みたいにもがいとる姿を、もがいとるところからなかなか行けないヤツらもおって、カラムみたいによ、欲望のまま動いてるヤツがおって、オレッグみたいによ、覚悟決めてこの業界に来たヤツがおったりとかよ、石井&タイチみたいに意地張ってどんだけ経ってもギラギラしてるヤツがおってよ、後藤&YOSHI-HASHIみたいにタッグ屋でずっと一生懸命やっとって。後藤なんてよ、何年だ? タイトル獲れんのが獲れただろう? 想像しただけでよ、今後を妄想しただけでよ、泣きそうになるぐらいおもしろくねぇか、新日本? 棚橋弘至が引退してこれからどうなるとかよ、プラスのことしか起きねぇよ。起こさせねぇよ。俺はよ、あの人と岐阜県大垣市、同じ中学の同中の先輩だよ、アイツが。付き人やっとって、アイツからよ、アイツの所作、後ろ姿からよ、いろんなもんパクったんだ。俺の名はIceだ。不義理をして……オイ、ネットでよ、クソみてぇなことが流れてきたけどよ、俺とOSKARは行かねぇよ、どこにも。新日本プロレスに入るためによ、ファレ道場まで行ってんぞ、オイ? トライアウト、何回も落ちとんねん。こっからよ、新日本プロレス、クッソおもしろくなんぞ、オイ! それをよ、俺らがしてやる。オメーらは、前も言った。なんも考えなくていい。ただ感じろ。Let's get high! Big up!」

▼OSKAR「覇権は始まったばかり……頂点は俺たちのものだ!」


【試合後のザック&大岩】

▼大岩「アァ、チクショー! チクショー! チクショー……。タッグリーグ含めてK.O.Bに2連敗だ。クソ、コノヤロー! ありがとう、ザック」

▼ザック「(※日本語で)ごめんね……」

▼大岩「少しかわったよ、“プロレスHigh"っていうのが。でも、俺がやりたいプロレスと全然違う。俺はこの新日本のリングに、プロのレスリングを極めるために上がってんだよ。まぁ元々ヤングラインの時から中島佑斗、お前とはやり方は正反対だったのはわかってたけど、ここまで煽られて、試合後、手も足も出せない状態にされて、今はただ、ただただ悔しい」

▼ザック「良くやった。お前に二冠を獲らせたかった……本当にお前に二冠を獲らせたかった……。タッグ王座からは一旦離れる……だが俺たちが一度手に入れたら、お前ら小僧ども、覚悟しろ。新日本のプロレスとは何かの映像クリップが欲しければ、それはたった今お前らが見たものだ。俺たちが今年、タッグ王座を獲る」

▼大岩「クソッ! でも、2026年、まだ始まったばっかやから、今日の大田区のみんなの声援が俺の力になってるから。今持っているNEVER6人タッグのベルト、しっかりとこの年は価値を高めて、俺とザックとハートリーで、あのベルトを新日本のメインイベントまで持っていってやる」


【石井&タイチ、海野&上村の話】

▼タイチ「オイ、ファンの歓声聞いたか? 誰を求めてっか、これで答えが出てんだろう? オイ、トモさんが戻ってきたんだ。俺とトモさんの存在、忘れんなよ。勝手にお前ら若い者同士で盛り上がんのもいいよ。だけどよ、俺らいること忘れんな。これでお前らの本物の新日本プロレスの時代が来ると思うなよ。俺らのほうがな、長く新日本プロレスで闘ってんだよ。教えてやっから、全員かかってこいよ、まとめて」

▼石井「チャンピオンの言う通りよ、まず上村、ウンノ(※石井の海野の呼び方)、やってやるよ。上村、オメー、太陽になりてぇんだろう? オイ、俺はよ、太陽と呼ばれた男とずっとやってきたからよ、いかにそいつを輝かせねぇか、どうしたら曇らせるか、それをずっとやってきたんだよ」

▼タイチ「(※目の前にやって来た海野に対して)先にやってやるからな」

▼石井「上村、テメーの存在自体を曇らせてやるよ」

▼海野「タイチさん、石井さん」

▼石井「なんだよ?」

▼海野「あんなガキみたいな扱いされたら納得いかないっすよ。本隊はいい子ちゃんじゃないっすよ。俺らが勝って、二人から勝って、IWGPタッグを獲りに行きます」

▼石井「頑張れよ」

▼タイチ「まぁせいぜい頑張れよ。お前ら見てねぇから、俺ら」

▼海野「石井さん、自分は石井さんをリスペクトしています。真正面からぶつかって、必ず石井さんを超してみせます」

▼石井「テメーのよ、ブレブレのよ、言動に活を入れてやっからよ、かかってこい、この小僧。ゆっくりやってやっから。(※上村の姿を見つけて)おっ、来たな。太陽になりてぇのか?」

▼上村「なりてぇって俺の話してんすか? 俺は太陽なんだよ。対戦相手もパートナーも会場中全体、プロレス界を照らすのは俺だ」

▼石井「笑わせんな、コラ、オイ! なんや、やるか、オラ! オイ、いつでもやってやる。来いよ! オイ、いつでもやってやるから来いよ!」

▼上村「来いや!」

▼石井「オラ!」

▼上村「オラ!」

※石井と上村が乱闘状態になると

▼海野「(※石井と上村を制しながら)やめろ! やめろ! 今じゃねぇ! 今じゃねぇ!」

▼石井「いつでもやってやるって言っただろう。オメーがいつでもって言っただろう」

▼海野「今じゃない!」

▼上村「試合だろう、オラ!」

▼海野「ちゃんと!」

▼上村「試合!」

▼海野「上村、落ち着け!」

▼上村「これが試合か、オイ!」

▼海野「ちゃんとリングでケリをつけましょう」

▼タイチ「やってやるから。叩き潰してやるから、かかってこい」

▼上村「喧嘩じゃねぇんだ、バカヤロー!」

▼石井「何コラ? 何コラ、オイ!」

▼上村「喧嘩がしてぇか、オラ!」

※石井と上村が顔面の張り合いを始めてしまう

▼タイチ「(※二人が引き離されてから)決めろよ、会社。先にやってやるよ。ブーイング浴びてるうちはまだまだ(※と言って、先に引き上げる)」

▼海野「(※サポーターを叩きつけて激昂した表情で)リング上で! ケリをつける」

▼上村「リング上で力を……力を見せつけて、本隊、そして新日本プロレスを引っ張ってやる!」