【NOAH】4・12名古屋“狼退治"へドッグトレーナー宣言 Yoshiki Inamuraインタビュー 2026/4/9

 4・12名古屋大会でアルファ・ウルフを相手に6度目の防衛戦に臨むGHCヘビー級王者Yoshiki Inamura。

 ウルフは元日の日本武道館大会でGHCナショナル王座戴冠を果たすと同時に、実弟のドラゴン・ベインを裏切ってTEAM 2000X入り。凶暴な“狼"へ変ぼうを遂げ、3月に入ると二冠を目論んでYoshikiに牙をむいた。

 ジュニアのカテゴリでもあるウルフだが、前哨戦では超ヘビーのYoshikiと互角の肉弾戦を展開。そのうえで手段を選ばずT2000Xで総攻撃をかけてきた。いよいよ王座戦も間近。そんなウルフに対する“複雑な感情"も含めて、狼退治に向かう王者Yoshikiにその胸中を聞いた。

【Yoshiki Inamuraインタビュー】

――今回で6度目の防衛戦

▼Yoshiki「ミスターKENTAから獲って、清宮、杉浦、OZAWA、北宮、そしてミスター拳王という強敵。NOAHの強い人たちを倒してきて。 で、次、これまた2000Xは終わったかなと思ったら、アルファ・ウルフが来たので。今まで戦った人とは違うタイプ、違う強さを持ってる相手なんで。その辺にフォーカスすると、この防衛ロードのなかでもインポータントな戦いになるんじゃないかなと思います」

――もともと抱いていたウルフへの印象は?

▼Yoshiki「個人的には、その強さとか、今の悪いウルフの中にある、ルチャドールとしてのベーシックな強さっていうのは以前から変わらないと思います。2024年のN-1で一回、2000Xに入る前のウルフとファイトしましたけど、 その時から今まで国内でも海外でも相当なエクスペリエンスを積んで、より強くなってると思うので。プラス、あの凶暴性が増したので、本当にデンジャラスなレスラーになったんじゃないかなと。あとは、ヒズ・ファーザーはカニス・ルプス(メキシコで狼の意味を持ったリングネーム)ですよね。ヒールだったということで、どこかそういう血を継いだ凶暴性っていうのがあるんじゃ? 彼が使ってるあのバットもファーザーから譲り受けたものなんで、それが大切なものだっていうのも理解できるんです。その純粋なルチャドーラとしてのウルフとのファイトっていうのを、ミー的には見たいと思います」

――ウルフはある意味T2000X入りして“覚醒"したと

▼Yoshiki「そうですね、覚醒しましたし…自分、今の"Yoshiki Inamura"自身が、以前の"稲村愛輝"自身を出せなかった、こう、溜まったフラストレーションでファイトしてたように、ウルフにもそういうものがきっとあったと感じてて。でも今はT2000Xに入って、吹っ切れてるのかなと思うんです」

――似ている部分もあると

▼Yoshiki「そうですね。イデオロギーなり、マインドが違う中でも、自分自身も覚醒できたと思ってるんで、そういう点はウルフも似てる部分があるのかなと思います。だから、今までのT2000Xの人たちの強い人たちとファイトして、ウルフっていうのはジェネレーションも近いですし、個人的には、単純にT2000Xとの戦いとは違う部分もあるかと」

――OZAWA、北宮、杉浦…と続いて、拳王選手をはさんでまたもやT2000X相手の防衛戦となりますが「もう、うんざりだ!」という言葉もありました

▼Yoshiki「反則するっていうのは、彼らのファイトスタイルだからいいんですけど、やっぱり介入だけはなくしてほしいです。その辺はミーだけじゃなく、方舟シップのユニバースのみんなも、もうんざりしてる部分ではあるかなと。GHCのファイトっていうのは、 1対1でまっすぐやる、ベルトをかけたファイトだとミーは思ってるので、そこだけですね。バット使うのも、噛みつくのも、危ないマスクかぶるのもいいとはして、介入だけはなくしてほしいですね」

――大の動物好きであるYoshiki選手が“ウルフ"を相手にする防衛戦になる側面でもあります

▼Yoshiki「もうこれに関しては、厳しいエデュケートをしないといけないなと思います。今のウルフのスタイルはミー的にはすごく彼に合ってるし、かっこいいと思います。そこを無理やり調整する必要はないですけど、ベルトに対する姿勢だったり、GHCを戦う上での姿勢っていうのは、今回のファイトでも“手なずける"というよりは厳しい“ドッグトレーナー"ぐらいのつもりで指導したいなと。狼も、犬のサガとして、最後に頭の位置が高くある方、高い方から見下ろしてる者が上だという意識があるはず。最後は無双でもDIS CHARGEでも、叩き潰してでも、ミーの方がヘッドの位置を上にして、分からせたいです」

――もともと『WWEのエクスペリエンスを持った選手』との防衛戦を熱望していて、現れたKENTA選手が示した“友だち"の名前はまだ明らかになっていません

▼Yoshiki「気になります…。言いそうで言わないし、ついにはアメリカ帰っちゃうし。ただ、ミスターKENTAはソーシャルメディアでもいろいろ言っていますけど、ミー的にはそこに触れてると今はウルフにしてやられちゃうと思うので、気になりつつも意識的に触れないようにしていますね」

――王者として試合前や試合後のハイタッチなども定番化していて、ファンとの一体感も増している

▼Yoshiki「ハッピーになって帰ってほしいって気持ちで、そういう会場の雰囲気を作ることを目指してます。去年のOZAWA王者時代は、かっこいいレスラーがいて、それを応援して。たとえ介入や反則があっても、OZAWAが勝ったら嬉しい人もいるけど、そうじゃない気持ちになる人もいる、みたいな状態だったと思うんです。今年は、ミーが勝とうが相手が勝とうが、その結果に関わらず、プロレスリング・ノアのショー全体をエンジョイしてハッピーに帰ってほしいという気持ちがミーにはあって。だから、ミーが勝った時には、来てくれた方舟シップのユニバースのみんなに少しでもその感謝を伝えることができればいいなと思ってハイタッチしています」

――ハッピーエンドを意識して会場の雰囲気も明るくなった

▼Yoshiki「イエス。またまた飛び火しますけど、ミスター清宮は、バッドエンドで終わることが多かったんで。ハッピーに終わりそうで終われないことが多くある。絶好調にあれだけのことをやっておきながら、最後、襲われたりとか。バット、彼はそういうデスティニーの元に生まれてるんじゃないかと思いますが。そうやって、ミスター清宮にも、OZAWAにもできなかったハッピーエンドっていうのは、作り出していこうっていう意識がありますね」

――防衛戦の舞台は名古屋だが、名古屋でお気に入りの場所は?

▼Yoshiki「前に『マウンテン』という名古屋で有名なカフェテリアに行ったんです。デカ盛りだったり、ちょっと変なメニューをイートできるところで。敷地内でサボテンを育てて、そのサボテンもイートできたり。甘い、スイートな食べ物だったり、スパゲッティの上に生クリームが乗ってるみたいなのもおいしかったですよ。あとは、やっぱり『味仙』に行った時は感動しました。イメージするような中華を超えてくるウマさと、味、テイストの強さがあって。そのベストさにサプライズでした。混んでるしとか、どうせこんなもんだろうっていう予想とか、そのためらいを超えてくれる美味しさがありましたね!」

――防衛戦の先に見据えるものは?

▼Yoshiki「イフ、防衛した先には『WWEエクスペリエンスを持つ人』がきっとが現れてくれると思うので。そう考えた時、これは前々からテルしていますが、NOAHをもっとグローバルにワールドワイドな団体にしたいですし、そして、より世界に向けたファイトをしたいです。 あとはこの間の八王子大会のように、フューチャーボーイズにフォーカスがあてられるよう、若い力がNOAHの中で元気にファイトできる環境を作りたいと思います」

――最後に改めてメッセージを

▼Yoshiki「ミー的には最多防衛記録を狙うぐらいチャンピオンでいるもりなので、今回の名古屋でウルフというデジャラスな相手を倒して、これから先、 NOAHのキャプテンとして NOAHを引っ張っていくようにファイトしていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」