【Fortune Dream】小田嶋が聖地初メインで殊勲の谷口超え 小橋眼前で「絶対王者になってみせます」 2026/4/16

『Fortune Dream 11』後楽園ホール(2026年4月16日)
○小田嶋大樹&秋山準&清宮海斗vs拳王&タイタス・アレクサンダー&谷口周平×

 小田嶋が後楽園ホール初のメイン出場で殊勲の谷口超え。小橋建太の眼前で「絶対王者に絶対なってみせます」と誓いを立てた。

 メインイベントは元NOAHで現在はDDTに所属する秋山を現NOAH勢が取り囲む形となった。昨年大会のオープニングマッチで対戦した秋山と小田嶋は、今回はタッグを結成。小田嶋にとっては初の後楽園ホールでのメイン出場となった。当初はダガが出場する予定だったが、急きょ清宮に変更に。清宮が「バーターじゃないか」とアピールしたことを受けて、秋山と微妙な関係に陥る一方、拳王は初対決となる秋山狙いを表明しており、見所の多い戦いとなった。

 小田嶋-タイタス、清宮-谷口に続いて、秋山と拳王が対峙。ロープに押し込んだ拳王があいさつ代わりに蹴り飛ばすと、その後もミドルキックやローキックで蹴りまくる。怒りの秋山は場外ボディスラムで報復。すかさず聖地初メインに燃える小田嶋が大胆にも秋山と清宮に指示を出し、秋山&清宮がダブルバックエルボーを浴びせると、さらに小田嶋をダブルヒップトスで拳王めがけてぶん投げた。

 小田嶋が長時間捕まったものの、自力で窮地を潜り抜けると、あとを受けた清宮が躍動。タイタスとシングルマッチさながらの攻防を展開すると、ここで再び拳王と秋山が対峙した。拳王はミドルキックを連発すると、先ほどのお返しとばかりに場外ボディスラムの構え。逆に秋山が投げても、拳王は即座に立ち上がり、エルボーから今度こそボディスラムを決めた。リングに戻っても、ダブルニードロップを投下し、蹴暴へ。だが、これをキャッチした秋山はエクスプロイダー、ジャンピングニーでやり返して、同時に崩れ落ちる。

 タッチをもらった小田嶋は原田大輔さんばりの連続エルボーで拳王に攻勢。秋山をなおも意識する拳王を俵返しでぶん投げる。谷口にタッチを渡した拳王は小田嶋を張り倒すと、秋山を襲撃し、場外でエルボー合戦を展開。だが、そこに谷口&タイタスが小田嶋を投げつける荒技を決めた。ここがチャンスと、谷口は小田嶋をスリーパーで絞め上げる。秋山がカットに入っても谷口は頭突きで返り討ちにすると、小田嶋をヘッドロックで絞めに絞めた。そして、小橋ばりのハーフネルソンスープレックスの構えに入るも、清宮が「小田嶋!」と叫びながら急行。屈んだ小田嶋の背中を踏み台にして、シャイニングウィザードを放った。

 そこから6選手の大技が連鎖すると、息を吹き返した小田嶋は谷口に気迫全開の逆水平を連打。小橋ばりのローリング袈裟斬りチョップも叩き込む。谷口はカウンターのラリアットからジャーマンを仕掛けるも、振り払った小田嶋は上手く崩して、回転地獄五輪パートDaikiで押さえ込む。キックアウトされても回転地獄五輪でガッチリと絞め上げた。谷口が強引に投げようとしても、回転地獄五輪パート2でクルリ。小田嶋が先輩超えを果たした。

 秋山と拳王の攻防に注目が集まる中、聖地初メインの小田嶋が殊勲の谷口超え。コーナーに上がって喜びをあらわにすると、秋山と清宮も拍手を送る。マイクを持った小田嶋は「勝ったぞ!」と絶叫。「自分は三沢さんと小橋さんの戦いを見て、プロレスラーを志しました」と続けると、視線の先に秋山を見つけ、「あ、秋山さんも憧れてました」とフォローした。

 そのうえで、「『Fortune Dream1』ではその最前列で見させていただいた自分は、今メインイベントに立つことができています。プロレスの試験を一度落ちて、練習し直す時も小橋さんのエニタイムフィットネス等々力でアルバイトさせてもらいながら夢を目指して、入門して。今、メインのリングに立つことができました」と改めて振り返り、「でも、自分の目指す場所はもっともっと上。シングルのチャンピオン、絶対王者に絶対なってみせます」とかつて"絶対王者"と呼ばれた小橋の前で宣言。それを聞いた小橋は「大樹、おめでとう。最後に本田多聞を感じたよ」と称えると、「大樹、これからも頑張って、シングルのチャンピオン狙えよ。『Fortune Dream1』で見ていた少年が『Fortune Dream11』でメインイベントを飾りました。それこそ本当にFortune Dreamだと思います」と激励した。


【試合後の秋山&清宮&小田嶋】

――試合を振り返ると?

▼秋山「俺はもう歳だから忘れたんだよ」

▼小田嶋「自分も最後いっぱいいっぱいだったんですけど、やっぱ諦めないで最後まで勝利を目指したことで、最後勝ちきることができたんじゃないかと思います」

▼秋山「じゃあ、バーターで出た清宮。バーターだろ?」

▼清宮「ダガ選手の代わりで。本当はダガ、小田嶋で秋山さんだったんですけど。最初向こうのチームが呼ばれていたんですけど」

▼秋山「こんないいところでそういうこと言っちゃダメだよ」

▼清宮「本当にそう思いました」

▼秋山「神聖な場所だから」

▼清宮「本当にそう思ったんですけど、メチャクチャ素晴らしい、この空間で、バーターとか言ってた自分をぶん殴ってやりたいなと今思っているんですけど」

▼秋山「ここではちゃんと言わないと。小田嶋なんて控え室で『小橋さんのところのバイト代安い』って言ってたから」

▼清宮「マジで!?」

▼小田嶋「言ってないです、言ってないです」

▼秋山「だけど、表ではちゃんとやってる」

▼小田嶋「言ってないです」

▼清宮「バイト代安いから今日は力が出た? チクショーっていう力になった?」

▼秋山「真面目にやろうよ」

▼小田嶋「真面目にやっております」

▼秋山「前の3WAYで彼女たちが凄いいい試合をしてたので、頑張らないといけないなと思ったんですけど、いかんせん56歳で。皆さん(記者)もみんな年取ってあれだと思いますけど。自分なりには頑張ったつもりなんですけど、小橋さんにどう映ったかわからないですが。ただまあ、うちの…うちのじゃないか(笑) 小田嶋が勝ったんでよかったなと思います」

――小田嶋選手は第1回を最前列で見ていたとのことだが、どういう経緯で見ていた?

▼小田嶋「ずっと小橋さんのファンで大好きで。引退されて初めてFortune Dreamという大会をやるってことで、どうしても見たかったので。あと、第1試合に本田多聞先生が出ていたというのもありまして、それで見させてもらいました」

――当時の印象は?

▼小田嶋「本当に熱い戦いばかりで、早く自分もこのリングに立って戦いたいって気持ちがどんどんどんどん芽生えていたという感じですね」

▼秋山「お前、いつもさ、三沢さんと小橋さんのこと言うけどさ、俺もそこにいたって知ってる?」

▼小田嶋「もちろん知っています」

▼秋山「いっつもその2人しか言わないけど、一応俺もいたし」

▼小田嶋「もちろんです、もちろんです」

▼秋山「次は俺も入れておいてくれる?」

▼小田嶋「わかりました」


【試合後の拳王&谷口&タイタス】

▼拳王「小田嶋と谷口に最後なったら、これはもう確実にいけるなと思ったんだけど、小田嶋の小橋建太に対する思いに今日はちょっとやられたかな」

▼谷口「そうですね。僕なりの思いで挑んだつもりだったんですけど、小田嶋のその思いに負けた感じですかね」

▼拳王「(アナウンサーに)英語で質問してみろよ。イングリッシュ・プリーズ」

――(英語で)今日の試合でどんなことを感じた?

▼タイタス「拳王たちとのコンビはとてもよかったと思う。海斗とは戦う形となったが、去年参加できなかったから、小橋のためにここにはどうしても参加したかったです」

▼拳王「秋山と今日対戦して、あいつマジで腹立たしい。だが、それが終わって今、もう1個腹立たしいことを見つけたぞ。なんでお前、英語そんなにできるんだよ? そこはできないべきだろ。それを全部訳してみろよ」

――できないです

▼拳王「いや、できただろ? お前。これもFortune Dreamの何かのあれかもしれないね。インタビュアーが英語できないと思って言えって言ったらできるって、そんなことあるのか? マジで秋山ムカつくけど。秋山も今後目の前に来たら倒してやる。次、お前が来ても倒してやるかもしれないからな」