【新日本】ザックが4連敗から2連勝 伝説の“8・8横浜”でモロニー撃破 2026/8/8

『G1 CLIMAX 36』神奈川・横浜武道館(2026年8月8日)
Bブロック公式戦 ○ザック・セイバーJr.vsドリラ・モロニー×

 ザックが新日本で伝説となっている“8・8横浜"でモロニーを撃破。今G1で4連敗から一転2連勝を果たした。

 まさかの4連敗で脱落寸前に追い込まれたザックだったが、8・2博多大会でOSKARを破り、待望の2勝目。わずかばかりの望みをつなぐ形となった。今宵の対戦相手は4勝2敗と好位をキープしているモロニー。昨年のG1公式戦では奇しくも同じ日にち、同じ会場で対戦し、ザックが勝利していた。

 テクニックを駆使するザックとパワーファイトを展開するモロニーの戦いは一進一退。どちらも主導権を握れなかったが、5分過ぎにザックがネックツイストを繰り出して流れを掴む。様々な関節技を使って左腕を中心に各所を攻めると、エルボースマッシュ合戦でも競り勝った。

 モロニーはカウンターのドロップキックで反撃ののろし。お株を奪うネックツイストでザックの動きを止めると、躍動感溢れるスパインバスターで叩きつける。ダイビングエルボードロップはザックにキャッチされて三角絞めに捕まったものの、投げ捨てパワーボムの要領で放り投げた。腕のダメージを引きずりながらも打撃戦でやり合う。

 ザックはジャパニーズレッグロールクラッチで抵抗。同じ技で切り返されても、スリーパーに絡め取り、脱出を許しても、得意の関節技で右腕を絞め上げた。負けじとモロニーはバックドロップ、トラースキック、スピアーと大技攻勢。ドリラキラーを仕掛けるも、読んだザックはフロントネックロックへ。

 こらえたモロニーはブレーンバスターでぶっこ抜き、執ようにドリラキラーに持ち込もうとしたものの、逆にザックがセイバードライバーをさく裂。ギリギリで肩を上げたモロニーは粘りを発揮し、ホイップ式パワーボムやジャンピングトラースキックを見せたものの、やはりドリラキラーをギリギリでしのいだザックは丸め込み合戦から巧みに3カウントをもぎ取った。

 ザックがモロニーとの接戦を制して4連敗から2連勝を果たした。8月8日と言えば、1988年の8月8日、横浜文化体育館大会でアントニオ猪木と藤波辰爾が60分フルタイムドローの激闘を展開した新日本にとって記念すべき日。奇しくもザックは2024年にゲイブ、そして2025年&2026年にモロニーを破り、3年連続“8・8横浜"で勝利を上げた形となった。

 ザックは「俺にはクソみたいな運が必要だ。今回のG1はずっとクソまみれだった。まるでタコス屋の爆発的な下痢みたいな、クソまみれのシャワーだ。だが、最近のG1の記憶でひとつ変わらないものがあるとすれば、8月8日。新日本の歴史において最も重要な日のひとつだ。1年で3連勝ってことになるのか。俺のキャリアは……俺は未開の団体にいるのかもしれん。だが少なくとも8月8日がある。ありがとう、フジナミサン」と8・8横浜を意識して藤波にまで感謝。「たぶん優勝はもうムリだな。だが、まだ楽しみながらやっていこうじゃないか。そうだろ、みんな?」とぼやきながらも、次戦となる8・11津大会のHENARE戦に臨むことになった。一方、敗れたモロニーは津大会で成田蓮と対戦する。

【ザックの話】「俺にはクソみたいな運が必要だ。今回の『G1』はずっとクソまみれだった。まるでタコス屋の爆発的な下痢みたいな、クソまみれのシャワーだ。だが、最近の『G1』の記憶でひとつ変わらないものがあるとすれば、8月8日。新日本の歴史において最も重要な日のひとつだ。1年で3連勝ってことになるのか。俺のキャリアは……俺は未開の団体にいるのかもしれん。だが少なくとも8月8日がある。ありがとう、フジナミサン。ああ、ダニー、ダニー、ダニー、なんて良い男なんだ。なんて素晴らしい肉体なんだ。プロレス界の誰であろうと、アイツをただの筋肉マンのバカみたいだと決めつけるなんて、よくもそんなことができるな。あの男には、ブリティッシュ式の技があるんだ。素晴らしいぞ、ダン。お前にとっては残念だったが、俺にはまだ魔法がある。お前もそれを十分に思い知っただろ。8月8日。エイト、エイト。“2人の太ったご婦人"だ。じつは昔、いや、俺は迷信なんて信じてはいないが、88ってのは、俺が(イギリス式の)ビンゴにハマってた時、あの強烈でエキゾティックでセクシーなビンゴにハマっていた頃、“88の太ったご婦人"にかなり近づいたことがあったんだ。だがその後、気がついたら、えーと、シネアス(という町)にいたんだ。シネアスのテスコ。テスコ(スーパーマーケット)の駐車場で、モルトビネガーまみれになって、えっと、汚い靴下まで履いてた。どうしてそんなことになったのか、自分でもさっぱりわからん。まあ、それはともかく……何点だ? 6ポイント。たぶん優勝はもうムリだな。だが、まだ楽しみながらやっていこうじゃないか。そうだろ、みんな?」

【モロニーの話】「1年前、同じ会場、同じイギリス人、同じ結果……。正直なところを言うと、昨年、俺がザックから得たかったのはリスペクトだけだった。リスペクトされていないと思っていたわけじゃないが、ザックのことはガキのときからクラブで見ていた。リスペクトしていたから、おたがいにそうなんだって確認したかったんだ。そして去年は正直、彼に2点取られても、今年ほどの意味は俺にはなかった。しかし今年は、彼が俺をリスペクトしてるってことはわかってるんだ。この団体の誰もが、俺をリスペクトしている。世界中の誰もが。そうしたいと思っていなかったヤツらでさえも、俺をリスペクトし始めている。だから今年の2点については……それがすべてだったんだ」