【全日本】熊本出身・吉岡がMUSASHIとのパートナー対決制して白星発進 聖地で「がまだせ熊本!」 2026/8/9

『熱闘!サマーアクションウォーズ2026』後楽園ホール(2026年8月9日)
「ゼンニチJr.フェスティバル2026」Aブロック公式戦 ○吉岡世起vsMUSASHI×

 熊本出身の吉岡がメインでMUSASHIとのパートナー対決を制し、ゼンニチJr.フェスティバルで白星発進。聖地・後楽園ホールで「がまだせ熊本!」と叫び、地元にエールを送った。

 ジュニア選手によるシングルリーグ戦・ゼンニチJr.フェスティバルは昨年に続き、2度目の開催。2ブロック制で全12選手が出場し、各ブロックの1位選手が8・29大田区大会で優勝決定戦を行う。開幕戦のメインはMUSASHIと吉岡によるむーちゃんせーちゃん対決となった。

 MUSASHIと吉岡は昨年末に仲間割れを起こして決別。今年の1・25幕張大会で一騎打ちを行い、MUSASHIが勝利した。その後、別々のパートナーを立ててジュニアタッグトーナメントに臨んだものの、3・20八王子大会で和解。1月は怨敵として激突したが、今回はパートナー対決での再戦となった。

 MUSASHIが盤石の試合運びを見せて序盤戦をリードするが、吉岡は5分過ぎに片足式コードブレイカーで反撃に成功。切れ味鋭い蹴りを連発する。MUSASHIは首攻めで立て直しを図るも、必殺の二天一流は吉岡がぶら下がり式首4の字固めで切り返すして流れを渡さない。ハイスピードの先読み合戦でもせめぎ合うが、吉岡はシザースキックでパートナーを場外に追いやり、ケブラーダを敢行した。

 MUSASHIはノータッチトペコンヒーロで反撃したものの、吉岡はうつぶせでコーナーに宙吊りにし、背中にダイビングフットスタンプを投下。ファルコンアローを決めるが、MUSASHIも同じくファルコンアローでやり返して、両者大の字に。MUSASHIはコーナーめがけてのエクスプロイダーで勝機をこじ開けると、ゴツン!と生音が響く頭突きから雪崩式エクスプロイダーでぶん投げ、エストレージャフトゥーロへ。

 吉岡はヒザを立てて撃墜。蹴撃戦で火花を散らすが、吉岡はハイキック、トラースキックでたたみかける。MUSASHIの反撃を受けながらも、ラ・ミスティカからバズソーキックを一閃。リバースフランケンの体勢に。しかし、踏ん張ったMUSASHIは二天一流をズバリ。吉岡はギリギリで肩を上げた。

 2人はエルボー合戦で気持ちをぶつけ合うと、吉岡のニーアッパー、MUSASHIの投げ捨てジャーマン、吉岡のランニングローキック、MUSASHIのファルコンアローが次々と交錯。MUSASHIは大技ラッシュを仕掛けて、エストレージャフトゥーロもさく裂すると、正調・二天一流へ。間一髪で不時着した吉岡は普段見せないラリアットを振り抜き、バズソーキック、MADE IN JAPANと猛攻。最後はクラッシュドライバーで3カウントを奪った。

 約半年ぶりのパートナー対決は吉岡に軍配。白星発進を果たした吉岡はMUSASHIに手を貸して立ち上がらせると、2人は再戦を誓い合った。

 マイクを持った吉岡は「開幕戦、MUSASHIに勝ったぞ! いつもいつも俺を限界まで追い込んで、限界を変えさせてくれるMUSASHIには感謝しかない」とパートナーに感謝。「でも、どっかの出戻りジュニアくんが会見でアツハヤでしかないゼンニチジュニアとか言ってたな。そう思ってるファンの人もちょっとはいるかもしれない。でも、そのちょっとのファンに告ぐ。MUSASHI、吉岡も悪くないでしょう」と大森北斗の発言を引き合いに出して言い放ち、大きな拍手を巻き起こした。

 さらに、吉岡は「珍しくメインでマイク持ったことだし、俺のカッコいい締めセリフで締めたいところだけど、まだ声を届けたい地元・熊本があるんです」と切り出す。7月28日に発生した「令和8年熊本地震」は甚大な被害を巻き起こし、いまだにその余波が続いているが、吉岡は「今日も立川に続き、『がまだせ熊本』で締めてもいいですか?」と呼びかけると、「後楽園の全日ファンの皆様に熊本コールをやってもらっていいですか?」と提案。場内は割れんばかりの「熊本」コールに包まれる。吉岡は最後に「がまだせ熊本!」と観客とともに叫んで、故郷にエールを送った。

 「聞いたでしょ、後楽園のお客さんの熊本コール。この声を、思いを届けるのが俺の役目だから。今回は負けられない。そんな思いも背負って、このジュニフェス優勝するぞ!」とバックステージで優勝を誓った吉岡。聖地に響いた「熊本」コールを胸に、全日本ジュニアの頂点を目指して持ち前のスピードで疾走する。

【吉岡の話】「ジュニフェス、勝ったよ。初戦勝ったぞ。いっつも優勝予想だった1位だった大森北斗だっけ? ジュニア出戻りくん。なんかゼンニチジュニアはアツハヤのものみたいなこと言ってたけど、むーちゃんせーちゃん、MUSASHI・吉岡、悪くないでしょう。MUSASHIと戦うといつも限界まで引き出されるけど、限界超えて楽しいね。そして、やっぱり熊本。聞いたでしょ、後楽園のお客さんの熊本コール。この声を、思いを届けるのが俺の役目だから。今回は負けられない。そんな思いも背負って、このジュニフェス優勝するぞ!」