【新日本】辻5勝目で首位追走 腕攻め耐えてオーカーンを撃破 2026/8/9

『G1 CLIMAX 36』Gメッセ群馬(2026年8月9日)
Aブロック公式戦 ○辻陽太vsグレート-O-カーン×

 辻がオーカーンの右腕攻めに大苦戦を強いられながらも逆転勝利。5勝目を挙げ、首位のTAKESHITAを2点差で追う状況で最終公式戦を迎えることになった。

 IWGPヘビー級王者としてG1制覇を狙う辻は、8・6後楽園大会でボルチン・オレッグに敗れて足踏み。それでも4勝3敗と白星を先行させ、ブロック突破の可能性を残してG1終盤戦を迎えた。対するオーカーンは2勝5敗とすでに脱落が決定。好対照な状況でシングル初対決が実現した。

 前日の横浜大会における前哨戦で辻の右腕を痛めつけたオーカーンはゴング前に奇襲。右の肩口から鉄柱に激突させ、コーナー金具に右腕を引っかけてイスで殴りつける。開始のゴングが鳴ると、オーカーンは玉座で右腕を踏みつけるなど右腕を徹底攻撃。辻の反撃をスカして高笑いを上げた。

 辻も両足によるフェースバスターで反撃を開始。痛む右腕を気にしながらもコルバタで場外に吹き飛ばし、トペスイシーダで突っ込む。スライディングキックで再びオーカーンを場外に蹴落とし、コーナーからのケブラーダを発射。掟破りの逆玉座で屈辱を与え、串刺しジャンピングニーをぶち込む。ジーンブラスターの構えに入ると、オーカーンはレフェリーにしがみついて阻止した。

 すかさずオーカーンはハンマーロックとショルダークローの複合技で反撃を開始。辻を場外に転落させると、右の肩口から客席に投げ飛ばす。制止するレフェリーを突き飛ばし、イスで辻の右腕を殴打。リングに戻してもショルダークロー、モンゴリアンチョップで狙い撃ちにする。辻がバックブリーカー、ストンプの連続攻撃で反撃しても右腕に噛みついた。

 攻撃の手を緩めないオーカーンは崩壊で捕らえながら辻の後頭部を何度もマットに叩きつけ、エリミネーターを狙う。辻もスタナーで切り返したが、Silver Liningはオーカーンが決めさせず。それでも辻はヘッドバット、ショートレンジラリアットを立て続けに見舞い、あらためてSilver Liningをさく裂。ジーンブラスターの構えに入った。

 するとオーカーンは自ら倒れ込んで回避。中指を突き立てた。辻がその場飛びフットスタンプを見舞っても、右の肩口からコーナー金具に激突させる。辻がトラースキックを見舞っても、ジーンブラスターはレフェリーを盾にして回避。ローブローを見舞うと、エリミネーターを仕掛けた。が、辻はDDTで切り返して難を逃れた。すかさず辻がジーンブラスターを狙って突っ込む。オーカーンが右腕への正拳突きで迎え撃っても、ショートレンジのジーンブラスターで徹底抗戦。正調・ジーンブラスターを連発して3カウントを奪った。

 辻がオーカーンを破って5勝目。勝ち点を10に伸ばし、首位のTAKESHITAを2点差で追う状況につけた。Aブロック突破圏内に生き残って迎える8・12浜松大会での最終公式戦はジェイク・リー戦。2月のIWGP戦以来の再戦となる。試合後、リーグ戦について言及しなかったものの、「オーカーン、お前はなんのためにプロレスをやってるんだ? 好きなアニメのためか? カードゲームのためか? なんでもいいけどよ、本業のプロレスを手抜いてどうすんだよ。お前、カードゲーム会社のインフルエンサーだかアンバサダーだかやってんだろう。だったらよ、プロレスもちゃんとやれよ。まずそこからだろう」とオーカーンへ向けて投げかけていた。