【NOAH/DDT】飯野雄貴がNOAH入団へ、DDTから移籍 情熱MAXでのさらなる飛躍と「ヘビー級」の闘い求め 2026/9/3

 DDTの飯野雄貴がNOAHに移籍することが3日、発表された。

 2017年にデビューした飯野は、ラグビー出身の恵まれたフィジカルと弾けたキャラクターで、個性派揃いのDDTマットでも独特の存在感を発揮してきた。一方で今年に入ってNOAH本格参戦を開始し、征矢学とのタッグチーム“情熱MAX"でGHCタッグ王座も獲得。事実上NOAHが主戦場となっていたが、このたび飯野本人の意向により、正式に“移籍"を果たすことになった。10月から移籍するが、DDT所属としても11・3両国大会で所属ラストマッチを行う。

 両団体を運営するCyber Fightの高木三四郎副社長、丸藤正道副社長とともに都内ABEMAタワーズで会見。飯野は「5月からプロレスリング・ノアさんに参戦させていただいて、征矢さんと情熱MAXでやってきている中で、もっと征矢さんとタッグで飛躍したい、もっとNOAHさんの方でヘビー級として強いパワフルなプロレスがしたいと思い、NOAHさんの方に移動したいと思って高木副社長に申し出たところ、快諾を得ました」と話した。

 飯野を送り出すことになった高木副社長は「CyberFightという会社の中で運営している団体間の移籍になるので、僕としてはもちろんプロレス界が盛り上がるのは当然のことなんですけども、CyberFightがより一層盛り上がっていくっていうことを凄く期待したいと思ってますし、飯野雄貴本人にも、やるからには本当に頑張れ、トップを獲れというぐらいの気持ちでハッパをかけてます」とエール。

 新たな仲間を迎え入れることになった丸藤副社長は「NOAHとしては断る理由は一つもない。試合前の練習での彼の真面目さっていうのは僕たちも見てますんで、期待してますし。NOAHの畑で育った選手たちとはまた違うものを持っている選手だと思ってますので、ぜひともそこらへんを発揮してもらって、僕たちに刺激を与えてもらいたい」と期待を寄せた。

 キャリア10年を目前にしての決断。無論「NOAHのリングに上がる以上は、GHCヘビー級のベルトを獲りたいと思っています」と飯野は明言した。直近では『N-1 VICTORY 2026』出場も控えており、「9月はまだDDT所属なので、DDTのファンの方々にもN-1をしっかり見ていただいて、情熱MAXの飯野雄貴がどれだけシングルでできるかっていうのを、もっともっと皆さんに見ていただきたいと思います」と力を込めた。

 一方でDDTのフラッグシップタイトルであるKO-D無差別級王座に関しても、「ずっと9年間で挑戦はしてる中で獲れてなかったので、それは獲りたかったなというのはあります。また高木さんに許していただけるなら、NOAHで力をつけて、結果を出したうえで、またKO-Dに挑戦したい」と意欲。DDTでの思い出を「僕の中で男色ディーノさんとのタッグ、フェロモンズというのが一番印象的ですし、あれで飛躍できた」と振り返り、所属を離れる11・3両国大会までに「強いて言うなら一緒に最近まで組んでた納谷選手とやってみたい」とも望んだ。

 ちなみに会見中はおおむね品行方正だったが、写真撮影の段でスカルキャップを脱ぐと異常テンションを解禁。「情熱ぅううう!!」と絶叫して、朝10時で始業直後のABEMAタワーズを震撼させていた…。

 飯野移籍会見でのコメントは以下の通り。

【会見の模様】

▼飯野「皆様、おはようございます。朝早くからお集まりいただき、そして(配信を)観ていただいている方々、本当にありがとうございます。経緯に関しましてで言うと、5月からプロレスリング・ノアさんに参戦させていただいて、征矢(学)さんと情熱MAXでやってきている中で、もっと征矢さんとタッグで活躍したいのと、飛躍したいのと。あと、もっともっとNOAHさんの方でヘビー級として、もっと強いパワフルなプロレスがしたいと思い、プロレスリング・ノアさんの方に移動したいと高木副社長に申し出しました。そしたら高木さんは二つ返事で『いいよ。お前がやりたいようにやれ』ととてもありがたい言葉をいただき、これからはプロレスリング・ノアの一員として、もっともっとヘビー級として頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

▼高木副社長「皆さん、おはようございます。朝早くからお集まりいただきまして、誠に申し訳ございません。本当に急なことで驚かれた方も多いと思うんですが、飯野雄貴の方から申し出がありまして、もともと彼と出会ったのも彼の先輩の方からのご紹介で。その時からヘビー級のような熱い試合をどんどんやっていきたいと言ってまして。もちろんDDTでヘビー級がないわけではないんですけど、凄く頑張ってもらって、やっていたんですけど、今回NOAHの方でもっと戦ってみたい、熱い試合をしたいということだったので。僕としても本人の意思を尊重して送り出してあげたいなと思うのと、たぶん、これ初めてだと思うんですけど、CyberFightという会社の中で運営している団体間の移籍になるので、僕としてはもちろんプロレス界が盛り上がるのは当然のことなんですけども、CyberFightがより一層盛り上がっていくっていうことを凄く期待したいと思ってますし、飯野雄貴本人にも、やるからには本当に頑張れ、トップを獲れというぐらいの気持ちでハッパをかけてますので。そこはあとは本人の頑張りだと思いますし、今まで9年間やってきたDDTを背負わなくていいんで、とにかく飯野雄貴個人として新しいところにトライしてやってほしいなというふうに思ってます。グループ内の部分でもあるんで、本人が全てかけて頑張ってくれると思うんで、すぐにというのはないと思うんですけども、同じグループ内なので、またNOAHの飯野雄貴としてDDTに戻ってくることもあるかもしれませんし、ないかもしれません。そこは本人が頑張ってもらえればいいかなと思ってますんで。ホント、頑張ってね」

▼飯野「ありがとうございます」

▼高木副社長「よろしく」

▼丸藤副社長「皆さん、おはようございます。プロレスリング・ノア丸藤です。このたび高木さんと飯野選手の話を受けて、NOAHの方に移籍するということで、NOAHとしては断る理由は一つもないと思ってますし、試合はもちろんのこと、今、参戦している中で試合前の練習、そういうところでの彼の真面目さっていうのは本当に僕たちも見てますんで、期待してますし。NOAHの畑で育った選手たちとはまた違うものを持っている選手だと思ってますので、ぜひともそこらへんを発揮してもらって、僕たちに刺激を与えてもらって、この移籍というものが、しなきゃよかったって周りに言われないように、思われないように彼自身も頑張ると思いますし、僕たちも彼と一緒にこのNOAHを盛り上げていきたいと思います。そしてDDTさんと必ず交流がありますし、今後みんなで力を合わせて、このCyberFightというものを盛り上げていけたらと思います。以上です」

――DDTの選手、ストレンジ・ラブ・コネクションのメンバーには伝えた?

▼飯野「一応、報告はさせていただいて、S.L.Cの方たちは皆さん明るく頑張ってくれと言っていただいて。特にAPEXで一緒にやっていた納谷(幸男)選手に関していうと、やっぱ一番頑張ってくれと言っていただきました。その中でホント納谷選手にもKO-Dの無差別を獲っていただきたいですし、私もNOAHのリングに上がる以上、GHCヘビー級のベルトを獲りたいと思っています。なので、お互い頑張ろうということで話をしました。あとビエント(・レバンテ)はずっと私がデビューしてから一番はじめの後輩だったので、本当にビエントには期待しています。S.L.Cに関しては皆さん、温かく見守っていただいてます」

――DDTで思い出に残る試合は?

▼飯野「いろいろホントDDTではやらせていただいて、一番は僕の中で男色ディーノさんとのタッグ、フェロモンズというのが一番印象的ですし、あれが飛躍できたなと思います。まさか、男色さんとああやって卑猥な下着を履いたり、全裸に近いことをしたりしましたけど、その中で本当にいろいろなものをリング上で見せられたと思います。ある意味、下も見せたかもしれませんし。ですが、本当にあれが一番印象に残ってます」

▼高木副社長「NOAHでもやった方がいいんじゃない?(笑)」

▼飯野「いや、ちょっと。あれはDDTでしかできないことだと思いますし、本当に楽しい楽しい思い出でございます」

――DDTでやり残したことはある?

▼飯野「特にベルトで言うと、まだKO-D無差別は獲ってなかったので。ずっと9年間で挑戦はしてる中で獲れてなかったので、それは獲りたかったなというのはありますけど、また高木さんが許していただけるなら、NOAHで力をつけて、結果を出したうえで、またKO-Dに挑戦したうえで、それで獲れたらなと思っております」

――NOAHに移籍したいと思ったきっかけは?

▼飯野「やっぱ征矢さんとのタッグが僕の中で一番ハマったなと思っております。タッグリーグでもあんだけでかい選手たちとやれて、あれが僕の中で一番やりたいこと、ヘビー級としてやりたいのがありました」

――N-1も控えているが意気込みを?

▼飯野「9月はまだDDT所属なので、DDTのファンの方々にもN-1をしっかり見ていただいて、情熱MAXの飯野雄貴がどれだけシングルでできるかっていうのがありますので、それをもっともっと皆さんに見ていただきたいと思います」

――DDTとNOAH、リングの違いは感じた?

▼飯野「お客さんの反応もそうですけど、やっぱ全然違いますし、戦い方も全く違うっていうのが凄く感じていて。DDTはなんていうんですかね。明るい、ホントいろんな戦いがあるなと思っていて。男色さんみたいにお尻を出したり、(アントーニオ)本多さんみたいに、ごんぎつねがあったりと。いろんなものがあるなと思っていました。NOAHさんに関してはとにかく強いプロレスラー、強い戦いを見せるっていうのがあったので、それが全然違うなと思いました」

――11・3両国大会までに戦っておきたい選手はいる?

▼飯野「そうですね。強いて言うなら一緒に最近まで組んでた納谷選手とやってみたいと思ってます」

――征矢選手とは話した?

▼飯野「アニキとはしました。『おお! そうだったのかだぜ!!』って言われました」

▼丸藤副社長「似てるね」

▼飯野「あ、ホントですか? 『だぜ、だぜ!』って言われました」

――会見中は口調が穏やかだが、モードが変わる?

▼飯野「封印してるから」

▼高木副社長「そう、これ(帽子)取ったらたぶん」

▼飯野「隠してました。DDTの時はずっとスカルキャップという帽子をかぶりながら試合をしてるので」

――征矢選手とのタッグをどこまで持ち上げたい?

▼飯野「NOAHではGHCタッグのベルトを持ってますので、そのままもうホント世界まで二人でアニキと一緒に行けたらと思ってます」

――リングで戦う選手として飯野選手をどう評価している?

▼丸藤副社長「ホントにさっき言ったように、まず選手としてという部分で練習とかも本当にちゃんとしていて、試合のスタイルに関しては体も大きいし、力もあるし、細かいレスリングもできるし。本当にDDTさんで培ってきたものっていうのが間違いじゃないというものを証明し続けて、このリングに立ち続けてくれてるんで。これからもきっとNOAHでそこをさらに発揮してくれるんじゃないかなと期待してます。やる方としては、僕個人としてはチョップのしがいがある体だなと。今日はこういう立場ですけど、リングに上がったらガンガンやり合いましょうと。そういう気持ちです」

――NOAHには遠藤哲哉選手も参戦しているが意識する?

▼飯野「はい、それはやっぱ意識はしてます。DDTでももともとバーニングというユニットで一緒にやってましたので。まだ一回も戦ってないので、戦った時は楽しみではあります。凄く意識はしてますね」

※写真撮影後、帽子を獲ると

▼飯野「しゃあ。だぜ!」

▼丸藤副社長「ちゃんと(髪を)立たせて」

▼飯野「立たすぜ」

※モヒカンを立たせる

▼丸藤副社長「半分NOAHで、半分DDTさんで」

※右のモヒカンの上に帽子をかぶせ

▼飯野「難しいぜ、これ」

▼丸藤副社長「これ、いいんじゃない?」

▼高木副社長「いいね、いいね」

※あらためて3人で写真撮影

▼飯野「終わったぜ。情熱ううう!!」