【新宿FACE最終興行】新宿FACEがアイアンマン王者となって21年の歴史に幕 小川支配人「新しい場所を必ず作りたい」 2026/9/30
『SHINJUKU FACE COUNTDOWN SERIES「銘心鏤骨」』が30日、東京・新宿FACEで行われ、同会場がアイアンマンヘビー級王者となって21年の歴史に幕。支配人の小川愉可さんは「また新しい場所を必ず作りたいと思いますので、また新たなFACEでお会いしたいと思います」と誓った。 新宿FACEは2005年7月29日にオープン。前身だったライブハウス「リキッドルーム」が2004年1月に閉館後、当時の経済企画庁長官だった堺屋太一氏の提案によってプロレス格闘技会場としてリニューアルされた。以来、国内のプロレス団体が数多くの興行を行い、昨年7月には20周年を迎え、記念興行も開催されたが、建物内の定期建物賃貸借契約の満了と老朽化に伴い、2026年9月30日をもって閉館することが決まった。 それに伴い、今月23日から『SHINJUKU FACE COUNTDOWN SERIES』と題してDDTなど12大会を開催。そして閉館日となったこの日、新宿FACEを運営する株式会社ヒューマックスエンタテインメントの主催で最終興行が行われることになった。 大会にはDDT事業部が企画協力として全面バックアップ。会場には立見も出るなど超満員札止めの大盛況となった。会場内には選手、スタッフ、ファンの寄せ書きが書かれたメッセージボードが設置。DDTを筆頭とする男女各団体が参加し、全4試合が行われた。 メインイベントはアジャコング&橋本千紘と尾崎魔弓&Sareeeが激突する女子タッグマッチ。新宿FACEプロレスこけら落とし興行は堺屋氏と親交の深かった尾崎率いるOZアカデミーで、この時、メインで戦った尾崎とアジャが最終興行のメインで対決した。尾崎はチェーン攻撃を連発するなど大暴れ。アジャも裏拳で応戦したが、最後は場外戦に発展し、両者リングアウトの痛み分けに終わった。 すると尾崎が「新宿FACE最後の日に引き分けなんてないよな。決着つくまでやってやる。FACEぶっ潰してやる。みんな出てこい。FACEぶっ壊せ!」と宣言。出場全選手がやってきて場外乱闘が展開された。選手たちはイスで壁を何度も殴るなど新宿FACEとの別れを惜しむように大暴れ。最後は全員からトレイン攻撃を浴びた尾崎を小川支配人が押さえ込んで3カウントが入った。 新宿FACE最終試合は小川支配人の勝利に終わった。尾崎が「終わっちゃったよFACEが! FACEでみんなでそろって大暴れするの終わっちゃったよ!」と惜しむと、鈴木みのるが「もう一回」コールを煽った。するとアジャが「もう一回でも、もう10回でも、もう100回でもやりたいよ。やり続けたいよ。でも、しょうがないよ。壊すっつうんだもん、ここ。なくなっちゃうんだもん」と寂しそうに話した。 さらに橋本が「この新宿FACEで怪物・橋本千紘は強くなったと言っていいぐらいです。アジャ、Sareee、尾崎とは初めて戦った。今までイスとか傘で人のこと殴ったことなかったけど、お前(尾崎)のこと気持ちよく殴れた。ありがとう!」、Sareeeが「私、今日負けたんですか? こんなメチャクチャな試合したの初めてなんですけど、この新宿FACEにはたくさんの思い出があります。一番の思い出は絶対に負けたくないライバル・橋本千紘と初めてシングルマッチしました。女子プロレス代表としてメインのリングに上がれたことを誇りに思います。これからも女子プロレスを引っ張っていきます」と新宿FACEへの思いを語った。 そして尾崎が「二人がライバルストリーリー語るなら、ウチらこけら落としのメインもこの二人でやってんだよ。ずっとFACEで21年間あいつとずっと戦い続けてんの。その二人がさ、21年後、なくなる日のメインで戦うとは思わないよね」と語り、アジャは「21年前まだウチら30代半ば。あれから20年だよ。しょうがねえから、どっちが先にくたばるかまでしぶとく生き残ろうや」と投げかけると、尾崎も「新しいFACEができたらさ、こけら落としやろう」と提案。アジャも「新しいFACE作ったら、こけら落としで俺と尾崎またやるから!」と呼応した。 さらに鈴木が小川支配人が元パンクラスのスタッフで旧知の間柄だったことを告白。高木、黒潮らも新宿FACEへの思いを語った。 そして小川支配人が「チャンピオンになりました。でも私には荷が重いので、新宿FACEに譲ります」と表明。この日、高木を破って戴冠したアイアンマンベルトをリングに置くと、新宿FACEが1914代王者となったことがアナウンスされた。最後に小川支配人は「21年、ここに来れば会える人、見える景色、感じること、それがとてつもなく大切なことだなと今、身にしみています」と感慨たっぷりに話し、「堺屋先生がくれたこの場所なんですけど、次は私たちが作らないといけないと思ってます。また新しい場所を必ず作りたいと思いますので、また新たなFACEでお会いしたいと思います」と誓って締めた。 【アジャの話】「お疲れ様でした。21年間通い続けたFACEが今日で終わりになっちゃうらしいです。まだ、でもね、あまりそんな実感がわいてこないんで、たぶん来月以降というか年末ぐらいになって、そういえば最近FACE行ってねえな、で初めてなくなったんだ、になるんだろうなと思うんで。今はまだこの控室とか廊下を見てても、全然そんな気がしないし。ただ、もう新宿に通うことがグッと減るんだなと。OZを退団してからホントにFACEに来る回数も昔に比べたら減ってはきましたけど、そうは言いながらもやっぱり年に何回もFACEでの試合というのはいろんな団体で出させてもらったし、FACEが閉館しますっていう発表があって以降は先月、今月、FACEに月3、4回ぐらいは来てるんじゃないかなってぐらい。こんなにFACE来たかなってぐらい歌舞伎町の街をさまよいながらFACEにたどり着いて来てたんですけど。それがいよいよもって今日が最後なのかと。もう言いたいことはリングで全部言ったけど、21年前、初めてここの新宿FACEというプロレスとか格闘技とかを専門にやる会場を作りましょうと堺屋先生が言ってくれて、尾崎を応援してくれてた絡みもあって、こけら落としをOZでって。あの時は尾崎&(ダイナマイト・)関西、アジャ&豊田(真奈美)ってカードで、女子格闘技の選手とかも出てくれたりとか。それがここまで21年間定着して、プロレスにとっても他のキックとか総合格闘技とかにしても、なくてはならない会場になってたんで、これがなくなって、ホントにみんな、これからどうしようかなって考えてるとこいっぱいあるんだろうなって思うし。私はフリーなんであれですけど、行く場所、1個減るよなっていう。で、たぶんFACEに来ないと歌舞伎町なんて怖いから来ないしね。ややこしいじゃん、この街。FACEがあるからかろうじて来てたわけだから。FACEがなくなれば歌舞伎町、怖くて来れないしね。FACEって逃げ場があるから歌舞伎町に来れた。ここに入れば大丈夫って思ってたから。その場所がなくなっちゃうんで、もう歌舞伎町に来ることは極力減るだろうし。試合終わった直後に外に出て、すぐにみんな酒を飲みながら今日の試合はああだこうだって言い合える。こんな会場たぶん…後楽園とかでもちょっと探さなきゃなかったりするって場所だけど、ここだといくらでもあるわけでしょ。語り合う…来たお客さんたちもそうだし、終わった選手たちもそうだし、みんながホントにちょうどいい、プロレスとか格闘技を見て、自分たちが好きなものを見て、終わって語り合いながら心地よい感覚でいるのにちょうどいい。もちろん見てるサイズ感もすべてがちょうどいい会場だったんで。こんなちょうどいい会場、ホントに世界広しといえど、どこにもないだろうから。それがね、しょうがない。ビルの老朽化だから、こればっかりはしょうがないですけど、何とかビル建て直して、新しいとこに作ってくんねえかなと思うんだけど、なかなかそうもいかないのかもしれない。でも、まあ建て直して新しいところになるとな、こんなメチャクチャなことさせてくれないだろうしなあ。たぶん新しくきれいなとこできたとしたら、まずあれでしょ。バラモンとかMAOとかあのへん全部出禁じゃん。たぶん無理じゃん。会場壊しそうな人は。私とか尾崎とか全部出禁になるじゃん。そういうふうなことも寛容に許してくれた、そんな会場は。それは新宿という土地柄もあったのかなとも思うし。しょうがないでしょ、ちょっと危なそうな人がいっぱいいる街でやってることだから、危ないことされてもしょうがないって、たぶんあきらめたところもあるだろうから。プロレスラーの遊び場がなくなっちゃうのが本当に寂しい。会場じゃなくて遊び場だったと思ってるから。何しても許される遊び場がなくなっちゃったから。こんな遊び場はね、他にね、もちろん後楽園とか会場ありますけど、無茶したらすげえ怒られるじゃん。遊び場欲しいなあ。小川ちゃんたちが何とかまたとは言ってくれてるんで、またこういう遊び場を作っていただけることを…作っていただけることというか、自分たちも何かできることを探して。やっぱりプロレスの常設会場っていくつか他にもあるけど、FACEが初めてのところだったと思うんで。そういったものがあるって、やっぱりプロレスやるにおいても安心感ですよね。プロレスラーにとって。この会場があるっていうのはプロレスをする場所があるって。世間でプロレスに会場を貸してくれないとこがたくさんある中で、ここだったら貸してくれるっていう、その安心感をくれた会場でもあるし。だから、そういう安心感を持てる会場を自分たちでも何かできるように、選手側でも何かしていけたらなって私自身もいろんな部分で。今、クラウドファンディングとか皆さんにご協力してもらう方法はいっぱいあったりするんで、今度は小川ちゃんたちがやるって時に、自分たちも何かできることをして、みんなでプロレス用の会場をもう一回、再興したいなって思います。それで私たち年寄りもそうですけど、若い子たちが遊び場として、無茶して遊べるぜっていう会場ができたら、もっともっとプロレス楽しくなると思うんで。とりあえず、いったんお別れ。新宿FACEとはいったんお別れ。でもFACEの名前はどっかでまた復活してくれると思うし、復活させるし、尾崎とさっき言っちゃったから。ウチら新しいFACEができたら、こけら落とししなきゃいけないから、やめらんなくなったから。またやめられない理由が一つできたんで、そこまで何とか頑張って、建物より先にぶっ壊れないように頑張ります。本当に皆さんもありがとうございました。いろんな思いが記者の皆さんたちもあると思いますけど、それぞれみんなの中にある思いを持って。この場所はなくなりますけど、思い出はなくなりませんし、人の記憶に残るので。このFACEを思ったうえで、より一層、派手な遊びができる遊び場をみんなで作りましょう! よろしくお願いします。本当にありがとうございました。お疲れ様でした」 【橋本の話】「ラスト興行、まず選んでいただけたことにびっくりしてて。今の女子プロレスの顔って言ってもらえることが凄くうれしくて。私の中でもホントにFACEはいろんな思い出があるし、一番はSareeeとのシングルマッチがありますし、自分が初めて新宿FACEで戦ったのはアジャコングだし、ホントに深く関わりのある選手たち。ただ、尾崎魔弓とここで戦うのは初めてだし、ポリスと戦うのは初めてだったので、何かネクストがある戦いができて、寂しさはありますけど、これからの女子プロレス、やっぱりアジャコングと尾崎魔弓に持っていかれることは仕方ないって言っちゃうと、それはそれで終わってしまうので。やっぱり悔しい思いはあるので、今の女子プロレスの顔って言われてるのであれば、もっともっとすごい戦いを見せていきたいなと思います」 【Sareeeの話】「新宿FACEさん最後、ラストのメインイベントに選んでいただけて本当に光栄でした。私はアメリカから帰ってきて、ここで復帰させていただいて、そこから11回、新宿FACEでは約3年の間にSareee-ISMをやらせていただいたので、本当にたくさんの思い出が詰まってます。もちろん新人の頃からFACEではやってきましたし、さっきもリングで言いましたけど、橋本千紘との出会いもこの新宿FACE。30分ドローから始まったり。ホントね、なくなってしまうのは寂しいんですけど、今日こうやってメインイベントに選んでいただけて、本当にうれしかったです。また、新しい新宿FACE、必ずできるとリングで言われていたので、それを楽しみに私ももっともっとこのプロレス界で頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました」 【試合後の尾崎】 ▼尾崎「Sareeeと組んだことがないから、ヒール以外の人とあまり組んだことがないから、何か不思議な気分。新鮮だったけど。全く真逆なタイプでしょ。これもFACEの興行だからかな」 ――いよいよ最後となったが? ▼尾崎「ねえ。何かフィナーレとかいろいろやったけど、今、終わって考えると、まだまだ全然信じられない。たぶんこれからかな。試合でFACEに来なくなってから、だんだん実感がわいてくるのかなと思う」 ――たくさん思い出があると思うが、特に印象に残っていることは? ▼尾崎「OZでは何年か前のボヤ騒ぎ。あれがやっぱりFACEでは一番印象に残ってる。試合、途中で終わったしね。非常階段で逃げたの、みんな。お客さんもスタッフも選手も。で、下に降りたら救急車と消防車がいっぱい来てて。それが開幕戦かな、1月の。それが一番」 ――新しい会場への期待は? ▼尾崎「早くしてほしい。ホントにこんなに便利な会場、素晴らしい会場はないと思うんで。FACE自体の中身も凄くOZアカデミーに合ってると思う。早くしないと私だって若いけど、なかなかいろいろあるから。さっきアジャとも言ったけど、新しいところができるまで引退しないでおこうかなと思ってる。それを楽しみに頑張ります」 ――小川さんとは約束した? ▼尾崎「小川ちゃんは頑張って作ってくれるって言ってるんで、信じて待ってます」
【関連記事】小川支配人が試合に参加で黒潮に怒りのビンタ、高木破ってアイアンマン王座を奪取
『SHINJUKU FACE COUNTDOWN SERIES「銘心鏤骨」』が30日、東京・新宿FACEで行われ、同会場がアイアンマンヘビー級王者となって21年の歴史に幕。支配人の小川愉可さんは「また新しい場所を必ず作りたいと思いますので、また新たなFACEでお会いしたいと思います」と誓った。
新宿FACEは2005年7月29日にオープン。前身だったライブハウス「リキッドルーム」が2004年1月に閉館後、当時の経済企画庁長官だった堺屋太一氏の提案によってプロレス格闘技会場としてリニューアルされた。以来、国内のプロレス団体が数多くの興行を行い、昨年7月には20周年を迎え、記念興行も開催されたが、建物内の定期建物賃貸借契約の満了と老朽化に伴い、2026年9月30日をもって閉館することが決まった。
それに伴い、今月23日から『SHINJUKU FACE COUNTDOWN SERIES』と題してDDTなど12大会を開催。そして閉館日となったこの日、新宿FACEを運営する株式会社ヒューマックスエンタテインメントの主催で最終興行が行われることになった。
大会にはDDT事業部が企画協力として全面バックアップ。会場には立見も出るなど超満員札止めの大盛況となった。会場内には選手、スタッフ、ファンの寄せ書きが書かれたメッセージボードが設置。DDTを筆頭とする男女各団体が参加し、全4試合が行われた。
メインイベントはアジャコング&橋本千紘と尾崎魔弓&Sareeeが激突する女子タッグマッチ。新宿FACEプロレスこけら落とし興行は堺屋氏と親交の深かった尾崎率いるOZアカデミーで、この時、メインで戦った尾崎とアジャが最終興行のメインで対決した。尾崎はチェーン攻撃を連発するなど大暴れ。アジャも裏拳で応戦したが、最後は場外戦に発展し、両者リングアウトの痛み分けに終わった。
すると尾崎が「新宿FACE最後の日に引き分けなんてないよな。決着つくまでやってやる。FACEぶっ潰してやる。みんな出てこい。FACEぶっ壊せ!」と宣言。出場全選手がやってきて場外乱闘が展開された。選手たちはイスで壁を何度も殴るなど新宿FACEとの別れを惜しむように大暴れ。最後は全員からトレイン攻撃を浴びた尾崎を小川支配人が押さえ込んで3カウントが入った。
新宿FACE最終試合は小川支配人の勝利に終わった。尾崎が「終わっちゃったよFACEが! FACEでみんなでそろって大暴れするの終わっちゃったよ!」と惜しむと、鈴木みのるが「もう一回」コールを煽った。するとアジャが「もう一回でも、もう10回でも、もう100回でもやりたいよ。やり続けたいよ。でも、しょうがないよ。壊すっつうんだもん、ここ。なくなっちゃうんだもん」と寂しそうに話した。
さらに橋本が「この新宿FACEで怪物・橋本千紘は強くなったと言っていいぐらいです。アジャ、Sareee、尾崎とは初めて戦った。今までイスとか傘で人のこと殴ったことなかったけど、お前(尾崎)のこと気持ちよく殴れた。ありがとう!」、Sareeeが「私、今日負けたんですか? こんなメチャクチャな試合したの初めてなんですけど、この新宿FACEにはたくさんの思い出があります。一番の思い出は絶対に負けたくないライバル・橋本千紘と初めてシングルマッチしました。女子プロレス代表としてメインのリングに上がれたことを誇りに思います。これからも女子プロレスを引っ張っていきます」と新宿FACEへの思いを語った。
そして尾崎が「二人がライバルストリーリー語るなら、ウチらこけら落としのメインもこの二人でやってんだよ。ずっとFACEで21年間あいつとずっと戦い続けてんの。その二人がさ、21年後、なくなる日のメインで戦うとは思わないよね」と語り、アジャは「21年前まだウチら30代半ば。あれから20年だよ。しょうがねえから、どっちが先にくたばるかまでしぶとく生き残ろうや」と投げかけると、尾崎も「新しいFACEができたらさ、こけら落としやろう」と提案。アジャも「新しいFACE作ったら、こけら落としで俺と尾崎またやるから!」と呼応した。
さらに鈴木が小川支配人が元パンクラスのスタッフで旧知の間柄だったことを告白。高木、黒潮らも新宿FACEへの思いを語った。
そして小川支配人が「チャンピオンになりました。でも私には荷が重いので、新宿FACEに譲ります」と表明。この日、高木を破って戴冠したアイアンマンベルトをリングに置くと、新宿FACEが1914代王者となったことがアナウンスされた。最後に小川支配人は「21年、ここに来れば会える人、見える景色、感じること、それがとてつもなく大切なことだなと今、身にしみています」と感慨たっぷりに話し、「堺屋先生がくれたこの場所なんですけど、次は私たちが作らないといけないと思ってます。また新しい場所を必ず作りたいと思いますので、また新たなFACEでお会いしたいと思います」と誓って締めた。
【アジャの話】「お疲れ様でした。21年間通い続けたFACEが今日で終わりになっちゃうらしいです。まだ、でもね、あまりそんな実感がわいてこないんで、たぶん来月以降というか年末ぐらいになって、そういえば最近FACE行ってねえな、で初めてなくなったんだ、になるんだろうなと思うんで。今はまだこの控室とか廊下を見てても、全然そんな気がしないし。ただ、もう新宿に通うことがグッと減るんだなと。OZを退団してからホントにFACEに来る回数も昔に比べたら減ってはきましたけど、そうは言いながらもやっぱり年に何回もFACEでの試合というのはいろんな団体で出させてもらったし、FACEが閉館しますっていう発表があって以降は先月、今月、FACEに月3、4回ぐらいは来てるんじゃないかなってぐらい。こんなにFACE来たかなってぐらい歌舞伎町の街をさまよいながらFACEにたどり着いて来てたんですけど。それがいよいよもって今日が最後なのかと。もう言いたいことはリングで全部言ったけど、21年前、初めてここの新宿FACEというプロレスとか格闘技とかを専門にやる会場を作りましょうと堺屋先生が言ってくれて、尾崎を応援してくれてた絡みもあって、こけら落としをOZでって。あの時は尾崎&(ダイナマイト・)関西、アジャ&豊田(真奈美)ってカードで、女子格闘技の選手とかも出てくれたりとか。それがここまで21年間定着して、プロレスにとっても他のキックとか総合格闘技とかにしても、なくてはならない会場になってたんで、これがなくなって、ホントにみんな、これからどうしようかなって考えてるとこいっぱいあるんだろうなって思うし。私はフリーなんであれですけど、行く場所、1個減るよなっていう。で、たぶんFACEに来ないと歌舞伎町なんて怖いから来ないしね。ややこしいじゃん、この街。FACEがあるからかろうじて来てたわけだから。FACEがなくなれば歌舞伎町、怖くて来れないしね。FACEって逃げ場があるから歌舞伎町に来れた。ここに入れば大丈夫って思ってたから。その場所がなくなっちゃうんで、もう歌舞伎町に来ることは極力減るだろうし。試合終わった直後に外に出て、すぐにみんな酒を飲みながら今日の試合はああだこうだって言い合える。こんな会場たぶん…後楽園とかでもちょっと探さなきゃなかったりするって場所だけど、ここだといくらでもあるわけでしょ。語り合う…来たお客さんたちもそうだし、終わった選手たちもそうだし、みんながホントにちょうどいい、プロレスとか格闘技を見て、自分たちが好きなものを見て、終わって語り合いながら心地よい感覚でいるのにちょうどいい。もちろん見てるサイズ感もすべてがちょうどいい会場だったんで。こんなちょうどいい会場、ホントに世界広しといえど、どこにもないだろうから。それがね、しょうがない。ビルの老朽化だから、こればっかりはしょうがないですけど、何とかビル建て直して、新しいとこに作ってくんねえかなと思うんだけど、なかなかそうもいかないのかもしれない。でも、まあ建て直して新しいところになるとな、こんなメチャクチャなことさせてくれないだろうしなあ。たぶん新しくきれいなとこできたとしたら、まずあれでしょ。バラモンとかMAOとかあのへん全部出禁じゃん。たぶん無理じゃん。会場壊しそうな人は。私とか尾崎とか全部出禁になるじゃん。そういうふうなことも寛容に許してくれた、そんな会場は。それは新宿という土地柄もあったのかなとも思うし。しょうがないでしょ、ちょっと危なそうな人がいっぱいいる街でやってることだから、危ないことされてもしょうがないって、たぶんあきらめたところもあるだろうから。プロレスラーの遊び場がなくなっちゃうのが本当に寂しい。会場じゃなくて遊び場だったと思ってるから。何しても許される遊び場がなくなっちゃったから。こんな遊び場はね、他にね、もちろん後楽園とか会場ありますけど、無茶したらすげえ怒られるじゃん。遊び場欲しいなあ。小川ちゃんたちが何とかまたとは言ってくれてるんで、またこういう遊び場を作っていただけることを…作っていただけることというか、自分たちも何かできることを探して。やっぱりプロレスの常設会場っていくつか他にもあるけど、FACEが初めてのところだったと思うんで。そういったものがあるって、やっぱりプロレスやるにおいても安心感ですよね。プロレスラーにとって。この会場があるっていうのはプロレスをする場所があるって。世間でプロレスに会場を貸してくれないとこがたくさんある中で、ここだったら貸してくれるっていう、その安心感をくれた会場でもあるし。だから、そういう安心感を持てる会場を自分たちでも何かできるように、選手側でも何かしていけたらなって私自身もいろんな部分で。今、クラウドファンディングとか皆さんにご協力してもらう方法はいっぱいあったりするんで、今度は小川ちゃんたちがやるって時に、自分たちも何かできることをして、みんなでプロレス用の会場をもう一回、再興したいなって思います。それで私たち年寄りもそうですけど、若い子たちが遊び場として、無茶して遊べるぜっていう会場ができたら、もっともっとプロレス楽しくなると思うんで。とりあえず、いったんお別れ。新宿FACEとはいったんお別れ。でもFACEの名前はどっかでまた復活してくれると思うし、復活させるし、尾崎とさっき言っちゃったから。ウチら新しいFACEができたら、こけら落とししなきゃいけないから、やめらんなくなったから。またやめられない理由が一つできたんで、そこまで何とか頑張って、建物より先にぶっ壊れないように頑張ります。本当に皆さんもありがとうございました。いろんな思いが記者の皆さんたちもあると思いますけど、それぞれみんなの中にある思いを持って。この場所はなくなりますけど、思い出はなくなりませんし、人の記憶に残るので。このFACEを思ったうえで、より一層、派手な遊びができる遊び場をみんなで作りましょう! よろしくお願いします。本当にありがとうございました。お疲れ様でした」
【橋本の話】「ラスト興行、まず選んでいただけたことにびっくりしてて。今の女子プロレスの顔って言ってもらえることが凄くうれしくて。私の中でもホントにFACEはいろんな思い出があるし、一番はSareeeとのシングルマッチがありますし、自分が初めて新宿FACEで戦ったのはアジャコングだし、ホントに深く関わりのある選手たち。ただ、尾崎魔弓とここで戦うのは初めてだし、ポリスと戦うのは初めてだったので、何かネクストがある戦いができて、寂しさはありますけど、これからの女子プロレス、やっぱりアジャコングと尾崎魔弓に持っていかれることは仕方ないって言っちゃうと、それはそれで終わってしまうので。やっぱり悔しい思いはあるので、今の女子プロレスの顔って言われてるのであれば、もっともっとすごい戦いを見せていきたいなと思います」
【Sareeeの話】「新宿FACEさん最後、ラストのメインイベントに選んでいただけて本当に光栄でした。私はアメリカから帰ってきて、ここで復帰させていただいて、そこから11回、新宿FACEでは約3年の間にSareee-ISMをやらせていただいたので、本当にたくさんの思い出が詰まってます。もちろん新人の頃からFACEではやってきましたし、さっきもリングで言いましたけど、橋本千紘との出会いもこの新宿FACE。30分ドローから始まったり。ホントね、なくなってしまうのは寂しいんですけど、今日こうやってメインイベントに選んでいただけて、本当にうれしかったです。また、新しい新宿FACE、必ずできるとリングで言われていたので、それを楽しみに私ももっともっとこのプロレス界で頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました」
【試合後の尾崎】
▼尾崎「Sareeeと組んだことがないから、ヒール以外の人とあまり組んだことがないから、何か不思議な気分。新鮮だったけど。全く真逆なタイプでしょ。これもFACEの興行だからかな」
――いよいよ最後となったが?
▼尾崎「ねえ。何かフィナーレとかいろいろやったけど、今、終わって考えると、まだまだ全然信じられない。たぶんこれからかな。試合でFACEに来なくなってから、だんだん実感がわいてくるのかなと思う」
――たくさん思い出があると思うが、特に印象に残っていることは?
▼尾崎「OZでは何年か前のボヤ騒ぎ。あれがやっぱりFACEでは一番印象に残ってる。試合、途中で終わったしね。非常階段で逃げたの、みんな。お客さんもスタッフも選手も。で、下に降りたら救急車と消防車がいっぱい来てて。それが開幕戦かな、1月の。それが一番」
――新しい会場への期待は?
▼尾崎「早くしてほしい。ホントにこんなに便利な会場、素晴らしい会場はないと思うんで。FACE自体の中身も凄くOZアカデミーに合ってると思う。早くしないと私だって若いけど、なかなかいろいろあるから。さっきアジャとも言ったけど、新しいところができるまで引退しないでおこうかなと思ってる。それを楽しみに頑張ります」
――小川さんとは約束した?
▼尾崎「小川ちゃんは頑張って作ってくれるって言ってるんで、信じて待ってます」
【関連記事】小川支配人が試合に参加で黒潮に怒りのビンタ、高木破ってアイアンマン王座を奪取