1/21【全日本】2・11後楽園アジアタッグ戦へ舌戦 岩本「圧勝」予告、めんそーれ「バカにした分、全部お前の身に降りかかるぞ」
2・11後楽園大会でアジアタッグ戦が決まった王者組・ジェイク・リー&岩本煌史、挑戦者組・大森隆男&ブラックめんそーれが21日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。双方が舌戦を展開し、岩本が「圧勝」を予告すれば、めんそーれは「バカにしたけりゃ散々バカにしとけ。それが全部お前の身に降りかかるぞ」と悲願の最古のベルト獲りを誓ったうえで王者組に揺さぶりをかけた。
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1・10名古屋大会でジェイク&岩本が崔領二&大門寺崇を退け、アジアタッグ3度目の防衛に成功。試合後、ワイルドめんそーれが挑戦を表明したものの拒まれた二人はその後も負け続けで実績を残せず。それでも1・19春日部大会でめんそーれが岩本から直接勝利を奪い、大森が「今回はブラックめんそーれの執念で挑戦までこぎつけた」と称えるほどの意地で挑戦を決めた。ワイルドめんそーれはこれが1年ぶり3度目のアジアタッグ挑戦。大森が「三度目の正直という言葉を現実のものとする」と背水の陣で誓えば、めんそーれも「今回こそ結果を残して、このアジアのベルトを巻いてチャンピオンチームになりたい」と口を揃えた。
だが、王者組は迎撃こそ決まったものの、ワイルドめんそーれの挑戦に不満顔だ。「今回はハッキリ言って、これ人選ミスなんじゃないかなと」と苦言を呈したジェイクが「ホントにそれでいいのかなって。何でベルトがほしくて、ベルト獲ってどうするんだ?」と疑問符をつけ、岩本も「かなりしつこくやられて負けたんで。でも最初に挑戦表明、名古屋できた時もずっとブラックめんそーれしかしゃべてってなかったので、意外に大森さんはそこまで熱量がブラックめんそーれに追いついてないのかな」とチーム内の温度差を指摘した。
それでもV4戦が決まった以上は返り討ちあるのみ。特に岩本は「僕のプロレス歴の中でも一番と言っていいぐらいの汚点になる」というほどの敗北をめんそーれ相手に喫し、その借りを返す必要もある。潔く負けを認めた岩本は「ジェイク&岩本組の強さ、やばさ、凄さをみせつけて、俺らが築き上げてきたものの違いをみせつけて圧勝で終わります」とワンサイドゲームを予告した。
一方、めんそーれはSNS上で岩本に散々、見下されてきたとあって、大森とのアジアタッグ獲りで覆すつもり。この日の会見でも「俺たちはタッグチームとして役割分担ってもんがあるんだ」とアピールすると、岩本から「バカにされる方か?」と嘲笑されたが、「バカにされたところで結果は俺と大森シャーんがこのアジアタッグ巻くだけ」とキッパリ。「バカにしたけりゃ散々バカにしとけ。それが全部お前の身に降りかかるぞ」と揺さぶりをかけつつ悲願の最古のベルト獲りを誓っていた。
【会見の模様】
▼めんそーれ「シャー! 全日本プロレス、ブラックめんそーれだ。本日は記シャー会見にお集まりいただき、感シャーいたします。今回1月シリーズの名古屋大会からアジアタッグ挑戦、大森シャーんとともにアピールしてきたわけですけど、今回こうして決まったということはアジアタッグを管理するPWF、そして先日の春日部で俺がチャンピオンから3カウントを獲った。そういうことでチャンピオンも納得の上ということで考えてよろしいんでしょうか? チャンピオンチーム」
▼岩本「今日、僕、陣初陣2月6日について発表しようと思ったら、アジアがあると今、呼ばれてきたんで、ちょっとびっくりしたけど。会社にバカにされなくてよかったな」
▼めんそーれ「バカにされたところで結果は俺と大森シャーんがこのアジアタッグ巻くだけなんで。バカにしたけりゃ散々バカにしとけ。それが全部お前の身に降りかかるぞ。俺と大森シャーんは正直、タッグを結成してから今回で3度目の挑戦。今回こそ結果を残して、このアジアのベルトを巻いてチャンピオンチームになりたいと思います」
▼大森「本日はお集まりくださいまして誠にありがとうございます。今、ブラックめんそーれ選手が言ったとおりですね。俺とブラックめんそーれがタッグを組んでアジアに挑戦するのが実に3度目。三度目の正直という言葉を現実のものとする。そしてチャンピオンチーム、陣 JINですか。実力者同士のタッグチームというのはわかってます。この間の名古屋の防衛戦もチャンピオンらしい戦いで堂々ベルトを守った。ますますアジアタッグへの欲求が高まりました。そして選手権実現にこぎつけたというのは、間違いなくここにいるブラックめんそーれの執念のたまものですよ。パートナーにしてホントによかったと思ってるし、今度の挑戦で必ず我々ワイルドめんそーれがアジアのベルトを巻くことになるでしょう」
▼岩本「まぁ、この前の春日部でね、僕のプロレス歴の中でも一番と言っていいぐらいの汚点になるんじゃないかなというぐらいね。ブラックめんそーれに負けてしまいました。一回勝っただけでいい気になってるんで、組まれたからにはアジアタッグチャンピオンとして、チャンピオンらしい試合をして叩きのめしてやろうと思います。二度あることは三度あると思いますし。個人的に思うんですけど、ブラックめんそーれと大森さんの、このアジアタッグに対する熱量が違うんじゃないかなと僕は思ってます」
▼ジェイク「全日本プロレス陣 JINリーダー、ジェイク・リーです。陣 JINというユニットを作って、僕の中で個人のテーマは花よりも花を咲かせる土になれ、なんですよね。僕自身も光り輝きながら、周りのメンバーもより光輝かせる。それは隣にいる大森隆男選手が実現してるんじゃないかなって。歴史を振り返って。ノーフィアーの時もGET WILDの時もパートナーを光らせたうえで自分も光り輝いてシングルのタイトルもしっかり獲っていて。そんな中で自分もパートナーも輝かせてるのでね。今回輝かせるパートナーがブラックめんそーれ…」
▼めんそーれ「(岩本に向かって)お前、何ヘラヘラ笑ってんだ?」
▼岩本「疲れてるなら手おろしていいぞ」
▼大森「二人が近づくと必然的に俺が間に挟まれることになるんだよ。二人とも熱くならないでくれ」
▼岩本「疲れるだろ。おろせよ」
▼めんそーれ「いつまででも挙げてるよ」
▼岩本「おろせ、おろせ」
▼ジェイク「今回はハッキリ言って、これ人選ミスなんじゃないかなと」
▼めんそーれ「陣 JINなだけに人選ミスか」
▼岩本「頭いいだろ、お前」
▼めんそーれ「急に褒めるのやめろ。バカにしてんだろ逆に!」
▼岩本「バカにされた方がうれしいだろ!」
▼大森「今この記者会見の場でうまいこと言ったってベルトを獲るのは結局、俺たちだからな。関係ねぇや。このアジアのベルトが俺らの腰に巻かれると思うと後楽園が楽しみでしょうがねぇ」
▼めんそーれ「ジェイクは何を言いたかったんだよ? 忘れてんのか?」
▼ジェイク「結局、大森さん、あなたのパートナー、ホントに…(苦笑)
▼大森「いや頼もしいな。ずっと俺のアジアの目的のためにずっと付き合ってきてくれてさ。今回はブラックめんそーれの執念で挑戦までこぎつけた」
▼めんそーれ「大森シャーん、大森シャーんの目的じゃない。俺たちワイルドめんそーれの目的ですから」
▼大森「そうだ、ありがとう。ベルトに挑戦できるっていうのはブラックめんそーれのおかげ。ベルト獲ったら俺のおかげだ。当たり前だよ。俺の成果だからな。そこだけは忘れんなよ。いくら岩本とブラックめんそーれが揉めていようが、ベルトを獲ったら俺のおかげだ」
▼岩本「バカにされてるぞ」
▼めんそーれ「黙っとけ。俺と大森さんの話だ」
――熱量の違いとは?
▼岩本「ブラックめんそーれはSNSでからかってたんで。しつこいなって。試合も戦ってかなりしつこくやられて負けたんで。でも最初に挑戦表明、名古屋できた時もずっとブラックめんそーれしかしゃべてってなかったので、意外に大森さんはそこまで熱量がブラックめんそーれに追いついてないのかなって」
▼めんそーれ「俺たちはタッグチームとして役割分担ってもんがあるんだ」
▼岩本「バカにされる方か?」
▼大森「いいこと言った。ブラックめんそーれ、いいこと言った」
▼めんそーれ「そうだ、大森シャーん」
▼大森「バランスってもんがあるからな、今回は実現、挑戦、選手権までに結びついた熱量というのはブラックめんそーれ間違いなく熱かったと思います。それは認めます。そういう意味でバランスだと思うんですよ。俺が夢中になって前に進む時もあるし、それをうまくコントロールするのがブラックめんそーれだったりするし。今回は熱くなるブラックめんそーれを俺が制さなきゃいけなかったんじゃないかなって、俺はそういう気持ちがありました」
▼めんそーれ「表に出るか出ないかっていうだけの話で、大森さんは変わらないと思いますよ」
▼岩本「今、大森さんって言いましたよ」
▼めんそーれ「オイ、噛むだろ!」
▼大森「熱くなるな!」
▼めんそーれ「シャー」
――3度目で獲れなかったら次のチャンスが遠のくが、危機感はある?
▼大森「当然ありますよ。毎回毎回持ってますね。今回逃したら、次までたどり着くのが…。前回の挑戦が去年のお正月、1年かかってしまいましたね。今回は絶対逃すわけにいかない。タッグチームっていうのはお互いですよ、お互い。僕だけってことも全くないし」
▼ジェイク「ホントにそれでいいのかなって。ずっと手を挙げてますけど。何で決めたんだろうって。ツイッターのやり取りも見て、春日部の第1試合もみて、粘りがあるというのは認めるし、実際にここまで具現化させた。そういった強さは認めますけど。けど何でベルトがほしくて、ベルト獲ってどうするんだよと」
▼岩本「そうだね」
▼ジェイク「それに対してなんだろうな。さっきの熱量じゃないけど、まだ実感がわかないというかね。そういうのもあるし。だから、そういったものも全部含めて戦う前までにわかればなって、伝わればなと。それは僕だけじゃなく、お客様にも」
――岩本選手としてはめんそーれへの雪辱というテーマがあるが?
▼岩本「うーん……まぁ結果、会社の判断としては春日部でチャンピオンの僕から獲ったことでアジア決定というふうに認められてるわけなんで、こういう状態で今、会見してるわけなんで、そこはそこで認めますよ。負けたことは認めます。ただタイトルマッチってなったら雪辱というより、違いをみせつけます。ジェイク&岩本組の強さ、やばさ、凄さをみせつけて、俺らが築き上げてきたものの違いをみせつけて圧勝で終わります」
――タイトルマッチでも春日部の再現をすると?
▼めんそーれ「一回勝ったぐらいでって岩本本人が言ってますけど、これは本人を称えるわけじゃないけど、岩本煌史からの1勝というのはそれだけ重いもの、しっかり実績になるものだと俺は思ってるので、それをしっかり引っさげてチャンピオンチームが知らない俺と大森さんのワイルドめんそーれのこの2年間のチームとしての足跡をしっかりとみせつけてやろうと思います」
▼大森「春日部の時のブラックめんそーれが勝った時の最後の試合の流れは普段見せないテクニックの片りんを見ましたね。タッグを組んでいながらブラックめんそーれ、こんな隠れたものがあるんだなと思いました」
――普段見せないという意味で、岩本選手にすれば疑問符がつくのでは?
▼岩本「普段からやれよ。そしたらもっと勝ててるだろ」
▼めんそーれ「俺からしたら普段も俺の100%であって、春日部も100%なんら違いはない。命をかけてリングに上がってます」
▼大森「それもブラックめんそーれ、これもブラックめんそーれ。いろんな面を持ってるということだな。なるほど」