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12/28【全日本】「勝負の1・2後楽園」へ 諏訪魔が秋山からの三冠奪取と耕平狙いを予告(写真あり)

 諏訪魔が28日、神奈川・横浜市の全日本道場で取材を受け、1・2後楽園昼夜2大会について言及。秋山準からの三冠ヘビー級王座獲りを誓う諏訪魔は、大日本・後楽園大会で2度目の激突となる佐藤耕平狙いを宣言し、1月2日を「俺にとって2016年の全てが決まる」と勝負の日に定めた。

 諏訪魔は年明け早々、大勝負を迎える。昼・全日本、夜・大日本の1・2後楽園昼夜2連戦だ。昼は三冠王者・秋山に挑戦。昨年7月に第49代王者から陥落以来、1年5ヶ月ぶり5度目の戴冠を狙う。昨年、諏訪魔は社長・秋山に派閥闘争を仕掛けたものの、うやむやのうちにその図式は消滅。「何かいい形にできなかった悔しさがある」と振り返ったように2015年は消化不良の一年となった。

 「そこから立ち上がって階段登っていくのが俺のやり方だから。2016年は一気に駆け上がっていきたい」と考える諏訪魔にとって2016年初戦で実現する三冠戦は好都合。そこで2015年のうっ憤を解消するつもりだ。秋山が王者として君臨する現状を「あのベルトを心底みんなが囲んでるかといったらそうじゃない」と指摘し、「だから俺が獲ってもっと活気づかせたいなというのがあるんでね。宮原、ゼウス、石川、そういう奴らが俺に文句言ってきてるしね。俺が獲った方が言いやすいかもしれない。もっと文句言わせてやろうかな」と今から戴冠後を見据え、今以上の三冠戦線活性化を描いた。

 夜の大日本では関本大介&鈴木秀樹とトリオを組み、佐藤耕平&石川修司&菊田一美と激突する。12・20横浜大会に続く大日マット出撃で、やはり注目されるのは耕平との2度目の激突だ。前回はあいさつ程度で終わった感も否めないが、「今度はガッチリ触りにいく。いいよ、今度こそはガンガンやる」と今度こそ耕平の全てを堪能するつもり。横浜での諏訪魔の戦いぶりに批判の声もあったものの、当の本人は「関係ねぇ、俺は俺でやってやると思ったんでね。1月2日は全員が敵だと思ってる」と意に介さず。「大日本をみにきた全日本ファンだけ喜ばせればいい。あとは全部敵に回してブーブー言わせてやろうかなと」と不敵な笑みを浮かべた。

 諏訪魔にとって年頭の2大会は非常に重要な意味がある。「内も外もどんどん前面に出ていきたい」と宣言しているように、2016年は全日本内の活性化はもちろん、他団体にも積極的に乗り込むつもりでいるからだ。全日マットを充実させるためには三冠王者に君臨する必要があり、他団体出撃をより加速させていくには大日マットで大きなクサビを打ち込むことが求められる。そこで諏訪魔は「1月2日は俺にとって2016年の全てが決まる」と“勝負の日"に定めた。専務取締役を辞任した今、リング上に集中できる環境は整った。1・2後楽園2大会から諏訪魔の大暴れが始まる。

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