プロレス/格闘技DX

　『DRAMATIC EXPLOSION 2022』が4日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで行われ、大仁田厚&青木真也&納谷幸男がスクランブルバンクハウス電流爆破6人タッグデスマッチで竹下幸之介&勝俣瞬馬&小嶋斗偉に勝利。大仁田はDDT流の電流爆破の進化に賛辞を送り、納谷は自ら投入した電流爆破バズーカが大仁田に誤爆したこともあって改良を誓った。

　この一戦はスクランブルバンクハウスルール。爆破アイテムとして、電流爆破有刺鉄線バット、電流爆破ブロック玩具バット、電流爆破地雷ボード、そして史上初の電流爆破バズーカが使用された。

　開始早々、大仁田と竹下が場外でイスチャンバラを展開。リングに戻ると竹下が大仁田に足4の字固めを決めた。青木が電流爆破有刺鉄線バットで殴ってカットしたが、勝俣が青木に丸め込みを連発し、電流爆破ブロック玩具バットで大仁田を殴打して攻め立てた。

　しのいだ大仁田は小嶋にレッドミストを噴射。すると勝俣が大仁田にブルーミストを吹いてお株を奪った。ならばと大仁田が勝俣を捕まえると、納谷が電流爆破バズーカを発射した。が、火薬が大仁田にも当たってしまい、大ダメージを負った。

　すかさず竹下がテーブルをセットし、その上で納谷を垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した。ここでThe37KAMIINAはリング上に電流爆破地雷ボードをセット。竹下と小嶋が納谷をトップロープからの雪崩式ダブルブレーンバスターで投げようとしたが、青木が飛び込んでカット。最後は納谷が小嶋にエルボーを叩き込んで電流爆破地雷ボードに落とし、3カウントを奪った。

　大仁田軍が勝利。戦前、勝俣は青木の持つ“いつでもどこでも挑戦権"を狙うと宣言していたが、それを果たせず終わった。試合後、大仁田が「DDTを見直した。爆破をちゃんと進化させてます」と賛辞を送りつつ、納谷に「何で俺をバズーカで撃つんだ! お前はこいつらを撃つんだよ」と苦言。納谷は「でも今日、俺は大仁田さんより目立ったと思います」と言い返した。

　右ヒザじん帯損傷のケガを負いながら強行出場した大仁田はバックステージでも「DDTの電流爆破も進化しててビックリした。DDTが電流爆破を次世代のものにしようと考えてるのが垣間見えてよかった」と評価。「これだけの体格があって、すごく理想的なものもあって、DDTを背負っていく人間になってもらいたい」と納谷にエールを送った。一方、納谷は「電流爆破バズーカ、もっと改良していかなきゃいけない。電流爆破で新しい時代が来たと思います。次あるときはもっとすごい電流爆破バズーカ持っていきたい」と自らの案で投入した新アイテムの進化を誓っていた。