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10/4【全日本】世界タッグ戦へ諏訪魔が合体技「ウルトラジャーマンボム」葬予告 石川は全日本50周年へ6冠王者の青写真披露

 10・16大田区大会で世界タッグ選手権試合を争う王者・諏訪魔&芦野祥太郎、挑戦者・石川修司(パートナーの佐藤耕平は仕事のため欠席)が4日、東京・湯島の全日本事務所で会見。ベルト独占で全日本50周年を迎える青写真を描いた石川が諏訪魔からのピンフォール勝ちを予告すれば、怒りの諏訪魔は芦野との合体技「ウルトラジャーマンボム」で大巨人を粉砕する構えをみせた。

 9・7後楽園大会で宮原健斗&青柳優馬を破って世界タッグ奪取を果たした諏訪魔&芦野の暴走SUPLEXが10・16大田区大会で初防衛戦に臨む。挑戦者チームは石川&耕平のツインタワーズ。6・9後楽園大会で宮原&青柳組に敗れて以来、2度目の世界タッグ挑戦となる。

 この日は耕平が欠席となったが、石川が怪気炎を上げた。現在、GAORA TV王者に君臨する石川は「来年、全日本プロレスが50周年を迎えるわけで、その時に自分はGAORAも世界タッグも、そして三冠も獲って6冠王者で50周年を迎えたい」との青写真を描いている。そのためにもまずはツインタワーズによる世界タッグ戴冠を果たすのみだ。

 「大日本ではベルトを何度か巻いてきましたけど、まだ全日本では1回挑戦して失敗して、2回目は負けるわけにはいかない」と背水の陣を敷いた石川はツインタワーズ健在をここで示すつもり。「やっぱりツインタワーズとしての証がほしいんでね。証がベルトだと思うんで、そのベルトをもってツインタワーズというのを全日本のリングでも輝かせたい」と誓うばかりで、「大田区で必ずベルトを自分が諏訪魔さんからピンフォール獲って持って帰りたい」と諏訪魔狩りを予告した。

 さらに石川が「芦野君は今はいいと思ってるけど、だんだん諏訪魔さんのわがままについていけなくなると思うんで、たぶん空中分解する」と揺さぶりをかけると、諏訪魔の怒りが爆発した。「俺も過去に暴走大巨人というものをやってたけどさ、あくまでもわかれてるんでね。ここは敵」と断言し、「ツインタワーズ、結構、息が長いんだよね。あとから生まれた暴走大巨人終わってんだよ。ツインタワーズも終わっていいんじゃないか」と逆にツインタワーズを解散に追い込む構えをみせた。

 そのための原動力となるのが9・7後楽園大会で初公開したパワーボムとジャーマンの合体技だ。「物凄ぇ自信持ってて、物凄い破壊力がある」と豪語する諏訪魔は「ウルトラジャーマンボム」と命名。世界タッグV1戦で大巨人をその餌食とするつもりで「ウルトラジャーマンボムで石川修司は粉々になる」と予告した。

 パートナーの芦野も「暴走SUPLEXがジャーマン、フロントスープレックス、ありとあらゆる投げ技でリングを蹂躙していきたい」と意気込んでいる。石川の揺さぶりにも「そんなにわがままだと思ってないので、諏訪魔さんのペースに合わせていく。そのうえで俺も試合の中で暴走をみせれたら」と意に介さず。「防衛戦、そして最強タッグ、この暴走SUPLEXは無敗でいきたいと思います。そこまで負ける要素1ミリもない」と快進撃を予告し、「俺が石川選手からタップを獲りますよ」と宣言すると、諏訪魔も「おぉ、やっちゃってくれ」と上機嫌で、「当然、世界タッグ、そして最強タッグ独占するのは俺ら」と豪語してみせた。


☆10/16(土)東京・大田区総合体育館『2021 Champions Night 2〜全日本プロレス49周年記念大会〜』16:00開始

▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者]
佐藤耕平
石川修司
vs
芦野祥太郎
諏訪魔
[第89代王者]
※諏訪魔&芦野初防衛戦


【会見の模様】
▼石川「大田区で世界タッグ、耕平さんとのツインタワーズ、大日本ではベルトを何度か巻いてきましたけど、まだ全日本では1回挑戦して失敗して、2回目は負けるわけにはいかないという思いがあるんで。必ず勝ちたいのと、49周年ということで、来年、全日本プロレスが50周年を迎えるわけで、その時に自分はGAORAも世界タッグも、そして三冠も獲って6冠王者で50周年を迎えたいなと僕は思ってるんで。自分だったらそれができると思ってるんで成し遂げたいと思います。一つだけ言うとね、芦野君は今はいいと思ってるけど、だんだん諏訪魔さんのわがままについていけなくなると思うんで、たぶん空中分解すると思います」

▼芦野「世界タッグ第89代王者の芦野祥太郎です。宮原&青柳組からこのベルトを獲りまして、物凄く歴史のある、由緒正しいベルトということで、これを獲る前はそこまで意識はしてなかったんですが、獲ったあと、その重みをより感じるようになりました。大田区、必ず諏訪魔さんとの暴走SUPLEX、ベルトを必ず防衛したいと思ってます。諏訪魔さんのわがままがという話を石川さんからも言われましたが、そんなにわがままだと思ってないので、諏訪魔さんのペースに合わせていく。そのうえで俺も試合の中で暴走をみせれたらいいなと思ってます。ツインタワーズ、結成も長くチームワークも素晴らしいチームだとは思いますが、リング上は暴走SUPLEXがジャーマン、フロントスープレックス、ありとあらゆる投げ技でリングを蹂躙していきたいと思ってますので、そのへんの覚悟を持って臨んできてほしいなと思います」

▼諏訪魔「ツインタワーズが対戦相手に決まったんですけど、俺ら暴走SUPLEXはベストを尽くす、正々堂々勝負する。そういう理念がありますからね。正面からいくっていうね。そこにこだわっていきたいと思いますよ。世界タッグの価値をさらに上げていく。そこにもこだわっていきたいなと思いますね。で、今回、ツインタワーズが名乗りを上げてきたわけですけど、その名乗りを上げる理由を聞かせろよって。俺、何も聞いてねぇんだよ。聞かせてほしいんだよね。でしょ? そう思わない? 正論を何か言ってもらいたいなと。何でこの世界タッグのベルトにこだわるのか聞かせてほしいと思います」

▼石川「最初に言った通り、ツインタワーズでもう今年で7年。そんな頻繁ではないけど組んできて、歴史を残してきたと思ってるんで。全日本でもツインタワーズで一回ベルトに挑戦して獲れなかったけど、もう一回やっぱりツインタワーズとしての証がほしいんでね。証がベルトだと思うんで、そのベルトをもってツインタワーズというのを全日本のリングでも輝かせたいのがあります。で、そのベルトをもって、タッグだけじゃなくてシングルのベルトも獲ってというのが50周年の目標なので、タッグのベルトをいただきたいと思ってます」

▼諏訪魔「佐藤選手もそう思ってるの? 一緒? 同じこと言ってんの? ヨソの獲ればいいじゃん」

▼石川「俺が全日本なのに?」

▼諏訪魔「そんなこと言ったらムカついてくるな」

▼石川「どういうことですか?」

▼諏訪魔「そんだけこのベルトが欲しいってこと?」

▼石川「そうですよ」

▼諏訪魔「わかりました。正々堂々やってやろうじゃねぇかと思いますよ。ただ、石川修司に関しては俺も過去に暴走大巨人というものをやってたけどさ、あくまでもわかれてるんでね。ここは敵ですよ。壊れないだろうしね。壊すか、俺らな。ちゃんと練習してきた方がいいよ」

――勝った方が最強タッグに王者として出場することになるが、タッグ2冠の目標もあるのでは?

▼石川「最強タッグ優勝ももちろん目標ですし、ツインタワーズとしての。チャンピオンとして乗り込むと意気込みが違うんで、チャンピオンとして最強タッグ臨みたいと思うんで、大田区で必ずベルトを自分が諏訪魔さんからピンフォール獲って持って帰りたいなと思ってます」

▼芦野「防衛戦、そして最強タッグ、この暴走SUPLEXは無敗でいきたいと思います。そこまで負ける要素1ミリもないと思うんで、俺が石川選手からタップを獲りますよ、諏訪魔さん」

▼諏訪魔「おぉ、やっちゃってくれ。当然、世界タッグ、そして最強タッグ独占するのは俺らだという気持ちでいますよ。この石川修司、佐藤耕平、ツインタワーズ。結構、息が長いんだよね。あとから生まれた暴走大巨人終わってんだよ。ツインタワーズも終わっていいんじゃないか。俺はそう思うよ。常に常に新しいものをお客さんは見たがるんだから」

――9・21後楽園の世界タッグ戦で見せたパワーボムとジャーマンの合体技が世界タッグ戦で大きな武器となりそうだが?

▼諏訪魔「よく言ってくれたというかね。当然、パワーボムとジャーマンの合体技っていうのは物凄ぇ自信持ってて、物凄い破壊力があると思いますよ。この場を借りて言わせてもらえば、ウルトラジャーマンボムと名付けさせてもらいますよ。ウルトラジャーマンボムで石川修司は粉々になると。デモで(合同練習を)やっちゃおうか。バラバラにしたい気持ちだよね。ストレス溜まってんだ俺、最近」

▼芦野「やりましょう」

▼諏訪魔「やった方がいいんじゃないの。コンクリートの上でもやっちゃった方がいいよ。今度やろう。ダミーを今度さ。石川修司を倒すためにやっちゃおう。腹立ってきた」

▼芦野「今、命名が諏訪魔さんからされたんで、ウルトラジャーマンボム。何かドラゴンボールの技みたいでいいですね」

▼諏訪魔「みてねぇよドラゴンボール」

▼芦野「とてもクラシックなネーミングがついたので、それを出して叩き潰しましょう」

▼石川「クラシックって今、言葉変えたけど、お前ダセぇと思っただろ? そこらへんだよ、気つかってんのは」

▼諏訪魔「ちょっと待てよ。何、ダサいって!?」

▼石川「今クラシックってニヤニヤしながら言っただろ」

▼芦野「いい意味ですよ。古き良きネーミングってことですよ」

▼諏訪魔「最先端だよ、このヤロー。違う?」

▼芦野「そうです」

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