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3/17【NOAH】YO-HEY「最悪の事態避ける」、鼓太郎「すでに最悪の事態」 博多ジュニアタッグ戦調印式で明暗クッキリ

 3・21博多大会のGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)小峠篤司&YO-HEYvsNOSAWA論外&鈴木鼓太郎(挑戦者)」に向けた調印式が17日、都内ホテルで開かれた。

 前哨戦では論外&鼓太郎が圧倒。技術では論外が、真っ向勝負では鼓太郎がYO-HEY、小峠から3カウントの山を築いている。

 論外は「花粉症のため」調印式を欠席したが、単身出席した鼓太郎は余裕しゃくしゃく。「お互いサシでYO-HEYをボコボコにして、横浜武道館でNOSAWAさんが直接小峠からピン取ってるんで。本番までどっちが多く星を挙げるか…っていう闘いを今、裏でやってて。次、熊本があるんで、そこで俺が取らないとNOSAWAさんに負けちゃうんで。ということは戦う相手は横のチャンピオンじゃなくて、花粉症のNOSAWAさんなのかな、と思ってます」と王者コンビを徹底的に見下すと、「ジュニアタッグのベルトが今ここにあるんですけど、不びんでならないですね。かつて最強と謳われたノアジュニアを彩った一人として、ベルトが可愛そうで仕方ない。福岡でNOSAWAさんと組んで、しっかり解放してやる」と“ベルト救出"を宣言した。

 王者コンビは対象的に沈痛ムード。特に小峠は「自分自身のふがいなさに腹が立ってますね。あんなにきれいに手のひらで転がされてしまったので。このまま……じゃ良くないっすね!」と唇をかみながら話し、「俺たちここで終わる人間じゃないっす! 俺とYO-HEYはこの二人を超えていかないといかない。すべてを超えていかなきゃいけない! だからもう一度しっかり気合を入れて、ふんどしを締め直して福岡大会、闘います」と自らを奮い立たせるように語った。

 YO-HEYは論外&鼓太郎組を上回るキーポイントとして「明るさ」を挙げたが、「やっぱり技術にせよ、実力にせよ劣ってる…ってことは正直思いましたよ」とも話した。すると小峠は「劣ってるなんて俺、マジで思ってないんですよ。ただ、ホントにうまくいかなかっただけ。こんなこと言ったら言い訳ですけど、YO-HEYと鈴木鼓太郎の試合も見ましたけど、YO-HEYが劣ってるだなんて俺は一ミリも思ってなかった。俺がしっかり補えると思ってるんで、チャンピオンとしてもう一個、上に行くような試合を見せたいと思ってます」と、やはり自らを奮い立たせるように語気を強めた。

 ノアジュニア正規軍としては、原田大輔がEitaに敗れてシングルのGHCジュニア王座から陥落。今回はタッグもPERROS DEL MAL DE JAPON勢の手に落ちかかっている。ノアジュニアの大一番となる“ジュニアだけ"の4・29両国大会に向けてYO-HEYは「絶対にあってはならない。最悪の事態は避けます」と死守を誓った。

 切羽詰まった感がアリアリの王者組の言葉を、ニヤニヤと聞いていた鼓太郎は「まず“最悪の事態は避ける"って言ってますけど、もう最悪の事態になってますから。チャンピオンとしてもう一歩上に行く? 一番上にいるのがチャンピオンでしょ? その上はないんですよ。だからチャンピオンなんですよ」とバッサリ。博多ジュニアタッグ戦線は、調印式を経てさらにその明暗の度を増した。


【調印式の模様】

※論外は欠席、「本日は天気がよく、花粉の飛散量が多く、花粉症が悪化したため急きょ欠席となります」とのメッセージが代読される

▼鼓太郎「今日は天気も良く、気温も高く、花粉がたくさん飛んでいるということで、俺のパートナー(論外)は急性花粉中毒にでもなってしまったのかなと思いますが、そのパートナーと今、話してることがあって。お互いサシでYO-HEYをボコボコにして、横浜武道館でNOSAWAさんが直接小峠からピン取ってるんで。本番までどっちが多く星を挙げるか…っていう闘いを今、裏でやってて。次、熊本があるんで、そこで俺が取らないとNOSAWAさんに負けちゃうんで。ということは戦う相手は横のチャンピオンじゃなくて、花粉症のNOSAWAさんなのかな、と思ってます。で、ジュニアタッグのベルトが今ここにあるんですけど、不びんでならないですね。かつて最強と謳われたノアジュニアを彩った一人として、ベルトが可愛そうで仕方ない。福岡でNOSAWAさんと組んで、しっかり解放してやるから、お荷物軽くして4月“にじゅうここのか"の両国? 29日のことをにじゅうここのかって言いますか?(※以前王者組がマイクでそう言っていたため) “にじゅうく"ですよね。でもチャンピオンはそう言っていたんで“にじゅうここのか"なんだと思いますけど、その“にじゅうここのか"の両国に向けてしっかり頑張ってもらえればと思います」


▼YO-HEY「3月に入って、次の挑戦者でもあるNOSAWA論外、鈴木鼓太郎とシングルマッチをして、皆さんご存知の通り、ひじょうにふがいない、何もできない、恥ずかしい試合をしたうえで、100%な完敗をしてしまったワケですけど。クヨクヨ落ち込んでいてもどうしようもない。とりあえずは自分らしさであったり…試合ででも凄い冷静さを失って、頭がまわらない状態が続いたんで、そこも改善して、今回は心強いパートナーもいますから、二人でしっかり力を合わせて最高の勝ちにつなげていきたいと思います」

▼小峠「前哨戦が横浜でありましたけど、自分自身のふがいなさに腹が立ってますね。悔しさをリング上で爆発させてしまいました。あんなにきれいに手のひらで転がされてしまったので。このまま……じゃ良くないっすね。でも、俺たちここで終わる人間じゃないっす! 俺とYO-HEYはこの二人を超えていかないといかない。すべてを超えていかなきゃいけない! だからもう一度しっかり気合を入れて、ふんどしを締め直して福岡大会、闘います」

――鼓太郎選手は王者コンビのコメントを聞いて?

▼鼓太郎「ちゃんと自分らが弱いんだって認めてるんだな、って思いました」

――王者組の二人はラフで頭をかち割られたり、技術で圧倒されたり、真っ向勝負でもねじ伏せられたりしてきたが、何なら勝っていると思う?

▼YO-HEY「やっぱり技術にせよ、実力にせよ劣ってる…ってことは正直思いましたよ。でも自分たちにしかない“明るさ"だったり“勢い"。今、勢いはないのかもしれないですけど、やってる自分たちが一番、我々二人の可能性を感じてるんで、そこをもっと大きく膨らませて、分かりやすく伝えていきたい。明るさです! 自分たちの色を作って勝っていきたいですね」

▼小峠「(※切羽詰まった表情で)チャレンジャーチームのことは、なめてかかっていないですし、ホントに実力ある二人だと思ってます。………まぁなんだろ、劣ってるなんて俺、マジで思ってないんですよ。ただ、ホントにうまくいかなかっただけ。こんなこと言ったら言い訳ですけど、YO-HEYと鈴木鼓太郎の試合も見ましたけど、YO-HEYが劣ってるだなんて俺は一ミリも思ってなかったですし『YO-HEYらしい試合できてんな』って思ってました。俺がしっかり補えると思ってるんで、チャンピオンとしてもう一個、上に行くような試合を見せたいと思ってます」

――ノアジュニアの正規軍としては原田選手がEita選手に敗れてシングルベルトを失い、タッグもペロスの二人に追い詰められている状況だが?

▼YO-HEY「そういった部分でも絶対にあってはならないこと。最悪の事態だと思ってますんで。まず勝たないことには話は進んでいかないと思ってるんで、最高のチームワークだったりをみせて、タッグのベルトを防衛して、両国大会につなげていきたいと思います。“最悪の事態"は防ぎます」

▼小峠「ノアジュニア正規軍、原田がリーダーだから集まってきたと思ってるんですよ。両国大会に向けて掲げてることとか、覚悟とか、すべてを含めて、やっぱりアイツに惹きつけられるものがあるんですよ。心のどこかでアイツを信じてるところがあるんですよ。アイツなら大丈夫…って。今でも思ってます。だから僕らはしっかりノアジュニア正規軍として、しっかり相手を倒して、何度も言いますけど、ノアジュニア正規軍のタッグのチャンピオンとしてもう一歩、上に行くために目の前の闘いに集中します」

――鼓太郎選手は改めてチャンピオンチームのコメントを聞いて?

▼鼓太郎「まず“最悪の事態は避ける"って言ってますけど、もう最悪の事態になってますから。チャンピオンとしてもう一歩上に行く? 一番上にいるのがチャンピオンでしょ? その上はないんですよ。だからチャンピオンなんですよ。やっぱね、4月にじゅうここのかって言っちゃうぐらいだから、ちょっとオツムが悪いんかな?って思います」

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