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6/19【新日本】中邑がファレにあえて“覚醒”要求 6・21大阪IC戦調印式(写真あり)

 今週末に迫ったIWGPインターコンチネンタル(IC)選手権試合「(王者)中邑真輔vsバッドラック・ファレ(挑戦者)」(6月21日、大阪ボディメーカーコロシアム)に向けた調印式が19日、東京・中野坂上の新日本事務所で開かれ、中邑がファレにあえて“覚醒"を要求した。

 今春のニュージャパンカップ決勝戦(3・23尼崎)以来、約3ヶ月ぶりの再戦はIC王座戦の舞台で実現。NJCでは中邑がファレを破って優勝を果たし、その後のIC王座奪回につなげた。NJCでの躍進を遂げたファレもその勢いを維持し、同じ関西地区での再戦と相成った。

 “IWGPタイトル初挑戦"となるファレは、「偉大なチャレンジャーに対してチャレンジャーになれた。でも、ナカムラにはニュージャパンカップ(NJC)のファイナルで負けてる。あの悔しさを決して忘れてはいない。その悔しさを晴らすためにも必ず勝つ」と腕組みしながら静かな口調で闘志を燃やした。

 中邑も「彼にとっては初めての公式なタイトルマッチという点で、ひとまずは『おめでとう』と言いたい」としたものの、「試合においては、今のローなテンションのバッドラック・ファレで来られても困る」とクギ。ファレのナチュラルな身体能力を身をもって知るだけに「彼の実力は重々承知ですが、ポテンシャルを期待して戦いたいと言いますか。イヤだが味わってみたい。“トンガ版ゴジラ"なんていう“ダダ滑り"したセリフを吐きましたが、それ以上に未知のものを秘めてると思うんで」と、あえて“覚醒"を促した。

 これにはファレも机をバンと叩きながら「タイトルマッチでは俺の100%を出して叩きつぶす!」と呼応。今回の調印式で唯一“腕組み"を外した瞬間でもあった。

 一方で現在、IWGPヘビーとタッグをBULLET CLUBが保持。ICがファレの手に渡れば、ヘビー級の主要タイトルをBULLET CLUBが独占することになる。「勝ったらまずは今持ってるベルトを持ち寄ってパーティがしたい」というファレに対して、「CHAOSは今まで、すべてが自由に制約なしに暴れさせてきた。ただ、ここに来てBULLET CLUBが一大勢力になってきたというかなんというか……そろそろ本気で潰しあってもいいんじゃないかと思ってますね」と中邑は久々に“CHAOS創設者"の一面をチラリとのぞかせた。

 確かに高橋裕二郎、飯塚高史らが次々に裏切り、CHAOSとしては窮地にある。そのうえに中邑のIC王座まで奪われれば、いよいよ劣勢極まる状況。中邑が放った余裕の鼓舞が、自らの首を絞める可能性もあるが…。ともあれ、ゴングは間もなくだ。

※調印式における中邑、ファレの詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします


☆6/21(土)大阪ボディーメーカーコロシアム『DOMINION 6.21』17:00開始

◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合
[挑戦者組]
アレックス・シェリー
KUSHIDA
(1/60)
ニック・ジャクソン
マット・ジャクソン
[第37代王者組]
※ヤングバックス6度目の防衛戦

◇第2試合◇
タマ・トンガ
(1/20)
内藤哲也

◇第3試合◇
柴田勝頼
後藤洋央紀
(1/60)
本間朋晃
永田裕志

◇第4試合◇
▼NWA世界タッグ選手権試合
[挑戦者組]
デイビーボーイ・スミスJr.
ランス・アーチャー
(1/60)
小島聡
天山広吉
[王者組]
※テンコジ3度目の防衛戦

◇第5試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者/BEST OF THE SUPER Jr.XXI優勝者]
リコシェ
(1/60)
飯伏幸太
[第67代王者]
※飯伏4度目の防衛戦

---休憩---

◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
飯塚高史
鈴木みのる
(1/30)
桜庭和志
矢野通

◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
高橋裕二郎
AJスタイルズ
(1/30)
石井智宏
オカダ・カズチカ

▼IWGPタッグ選手権試合
[挑戦者組]
真壁刀義
棚橋弘至
(1/60)
ドク・ギャローズ
カール・アンダーソン
[第64代王者組]
※アンダーソン&ギャローズ5度目の防衛戦

▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[挑戦者]
バッドラック・ファレ
(1/60)
中邑真輔
[第8代王者]
※中邑2度目の防衛戦

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