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12/3【DRAGON GATE】年末恒例の“ミラクル土井ダーツ"でCIMAら4選手がMAD BLANKEYに電撃加入 次回後楽園のSP10人タッグマッチも決定 後楽園大会(写真あり)

 『FANTASTIC GATE』後楽園ホール大会が3日、行われ、メインイベント終了後に欠場中の土井成樹がリングをジャック。毎年恒例の“ミラクル土井ダーツ"で12・16後楽園で行われるスペシャル10人タッグマッチの対戦カードを決めた。さらに、MAD BLANKEYの補強メンバーもダーツで選出。CIMA、Gamma、ドン・フジイ、K-ness.の4選手が電撃加入した。

 メインイベント終了後、土井の入場テーマが後楽園に鳴り響くと場内は大きく沸いた。土井は「右肘変形性関節症」と「頸椎椎間板ヘルニア」のため11月から欠場しており、現在は入院中だったが、“ある目的"のために同じく欠場中のKzyを引き連れてリングイン。その目的とは毎年恒例の“ミラクル土井ダーツ"。今年も巨大なダーツをリングに持ち込んだ。

 このダーツで決められるのは、2014年最後の後楽園大会となる12月16日大会・メインイベントの対戦カード。2012年は10人タッグマッチ、2013年は6人タッグ4WAYマッチの出場選手がダーツによって選定されたが、今年は10人タッグマッチが行われることになった。このダーツには「どんなメンバーになろうと、どんな試合結果、どんな空気になっても土井成樹は一切の責任を負わない」という規約があり、強制力がある。

 全選手がリングサイドに集まり、不安そうな表情を浮かべる中、土井は「俺は体調悪いから、お前ら勝手にやってくれよ」と気楽な気分でダーツをスタートさせた。ちびっ子ファンをリングに招き入れ、厳正なるダーツによる抽選で出場メンバーが決定。「Gamma&しゃちほこBOY&ドン・フジイ&斎藤“ジミー"了&ジミー・神田vs新井健一郎&パンチ冨永&ヨースケ・サンタマリア&CIMA&林悠河」という異色な組み合わせとなった。

 しかし、今年はこれで終わらなかった。ダーツ盤を剥がすと、その下には違う盤が…。そこには所属ユニットが決まっていない選手たちの名前が刻まれていた。土井は「今、MAD BLANKEYは大変なんや。ハルクが抜けて、俺とKzyが欠場した。全部ハルクのせいじゃ。先月ベテラン軍が解散したよな。それもハルクのせい。全部ハルクが悪いんや。そのためにベテラン軍でも浮いた選手がいっぱいいてるよな。そこで、この土井ダーツを使って、MAD BLANKEYのメンバーを補強するぞ」と勝手に宣言した。

 CIMAらは異論を唱えたが、土井は「土井ダーツに拒否権はない。お前ら、素直に土井ダーツに従うか、引退するか、どっちかやぞ」と一蹴。ちびっ子がダーツを投げるということもあり、各選手は渋々認めた。

 そしてダーツの結果により、CIMA、Gamma、ドン・フジイ、K-ness.のMAD BLANKEY加入が決定。4人とも当初は動揺を隠せず、土井に文句を言うばかりだったが、最後は「お前らこれだけは言っておくぞ。俺はな、東京が大嫌いなんじゃ!」(CIMA)、「大阪、イチバン! お前ら蹴り倒すぞ。東京のバーカ!」(Gamma)、「MAD BLANKEYに入るためにハゲになったんや!」(フジイ)、「やるからには徹底的にやる。押さえ込んだ悪を見せてやる。黄色いK-ness.を見せてやるよ」(K-ness.)と早くもヒールモードに変身した。

 それを見ていた土井は「DRAGON GATE、面白くなってきたな。俺が欠場している時だって何もしてないと思うなよ。見えないところで動いてるからな」とニヤリ。「これからのDRAGON GATE、MAD BLANKEYはまだまだ暴走したるからな。お前ら楽しみにしておけよ!」と絶叫して、波乱の土井ダーツを締めくくった。

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