1/12【全日本】2・12後楽園GAORA王座戦決定 中島「防衛してベルトとバレンタイン過ごしたい」、タイトル初挑戦・青柳「成人祝いついでに獲る」(写真あり)
2・12後楽園大会でGAORA TVチャンピオンシップが決まった王者・中島洋平、挑戦者・青柳優馬が12日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2度目の防衛戦となる中島が「キッチリ防衛して、このベルトと一緒にバレンタインデーを過ごしたい」とGAORA愛をあらわにすれば、タイトル初挑戦の青柳は「自分の成人祝いついでに獲ります」とベルト初挑戦・初戴冠に自信をみせた。
1・3後楽園大会で中島は野村直矢を返り討ちにし、GAORA王座初防衛に成功。青柳の挑戦表明を受諾し、2・12後楽園大会でのV2戦が決まった。
若手の連続挑戦を受ける形となる中島は先輩の意地で負けられない一戦となるが、それ以上に原動力となるのが“GAORA愛"だ。2月シリーズではジュニアヘビー級シングルリーグ戦『Jr. BATTLE OF GLORY』が開催されるが、「そこに出るより僕はGAORAに専念したい」と自ら不参加を決意したほど。「これは新成人になった青柳のお祝いに渡すわけにいかないので、キッチリ防衛して、このベルトと一緒にバレンタインデーも過ごしたい」とまるで恋人を見るようにベルトに熱い視線を向けた。
もちろん青柳の成長も認めるところだが、中島は「彼らが成長してるのと同じように僕も成長してますので。誰一人、時は止まってないので、その違いというのを見せたい」と先輩の意地をむき出し。自分の写真が中央に載った2・12後楽園大会のポスターを指差しながら、「このシリーズ実際ど真ん中に存在感を出せるぐらいの激しい戦いを2月12日にしたい」と大会の主役強奪も見据えた。
一方、青柳はデビュー1年1ヶ月にしてタイトル初挑戦のチャンスをつかんだ。「やっと挑戦ができるようになったので、全力で獲りにいくのは当たり前」と自らに初挑戦・初戴冠を課し、「GAORAに対する思いは正直負けてるとは思ってない」とも言い切った。「今のチャンピオンはGAORAの色に合わせたチャンピオンになっている」というのが理由で、「GAORAのベルトを自分の色に染めたい」と今から戴冠後の王者像を描いた。
昨年11月には20歳の誕生日を迎えたばかり。新成人となったこのタイミングでベルト初奪取のチャンスを得た青柳は「自分の成人祝いついでに獲ります」と宣言した。若手の台頭が目覚しい全日マットで青柳が先陣をきって初の勲章を手にするか、それとも中島が先輩の意地で愛するGAORAベルトを守り抜くか。
