プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/6【新日本】G1へアピール続々 飯伏が連覇宣言、二冠王・内藤は好調・SANADAとの同ブロック希望

 『NEW JAPAN ROAD』千葉・幕張メッセ国際展示場・3ホール大会が6日、行われ、『G1 CLIMAX 30』へ向けて出場の名乗りが続々。昨年覇者・飯伏幸太が連覇を宣言すれば、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル二冠王者・内藤哲也はSANADAとの同ブロックを希望した。

 史上初の秋開催となる今年のG1。9・19大阪大会での開幕が迫る中、気になる出場選手は未だ発表されていないが、この日、選手たちの主張が相次いだ。

 昨年覇者の飯伏はこの日、第3試合で棚橋弘至&小島聡&本間聡と組んで鈴木みのる&タイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKIの鈴木軍と激突。タイチ相手に激しいローキック合戦を展開し、ローリングソバット、その場飛びムーンサルトを放つなど好調ぶりをみせつけた。

 8・29神宮大会で棚橋とのIWGPタッグ王座獲りに失敗したばかりとあって、「自分の路線としてはやっぱりシングルマッチ。G1に向けて。向いてるんだけど、でもそれだけじゃないなっていうのをはっきり言って感じたんで。一つずつ大切にしていきたい」とシングル、タッグ両面での頂点獲りを視野に。もちろん目下のテーマはG1連覇で「まだ発表されてないけど、全然出るつもり」と出場の意思を明確にしたうえで「G1に向けては一切変わってないです。気持ちは変わらないです。絶対、絶対に優勝します」と誓ってみせた。

 小島もG1出場に前向きな姿勢をみせた。2017年を最後に出場が途絶えているが、「いろんな部分で俺にとっても試練だと思うし、どうなるかなんて全然わかんないけどさ、ただ希望はちゃんと持っている、持っていたい」とキッパリ。「それにこだわるだけの力、自分で持っていると思ってる」と自信満々で3年ぶりの出場を見据えたように、この日もマシンガン逆水平でザックをもん絶させるなど健在ぶりを示した。

 本間は2016年以来、G1出場のチャンスに恵まれていない。この日はザックの変型オクトパスホールドに敗れたものの、「今日負けたぐらいで、『G1 CLIMAX』あきらめてたまるか」と4年ぶりの出場に執念を燃やすばかり。「内藤哲也が返事してくれたよな? 俺は、あいつと同じブロックで、1対1で闘う」と二冠王者との同ブロックを描いた。

 二冠王者・内藤は本間の出場アピールについて言及した。「今俺が注目してる男は、そう、あの男。ごく一部の、ごくわずかな人、ごくわずかな“こけしMANIA"が期待を寄せているあの男。そう、本間朋晃だよ」と前置きしたものの、この日、ザックに敗れたことを知ると、「期待させておいて、結局これかよ。こんなんじゃさ、やっぱり彼は今年の『G1 CLIMAX』も皆様の予想通り、順当に落選だろうね。まあさ、これが彼にはお似合いだよ」とバッサリ切って捨てた。

 内藤には意中の相手がいる。同門のSANADAだ。この日、SANADAはオコーナーブリッジで邪道を料理し、今シリーズ3連勝。それを間近で見守った内藤は「SANADAは調子よさそうだね。今日の勝利を含めて開幕から3連勝。調子いいよ」と目を細め、「そんなSANADAと今年の『G1 CLIMAX』、対戦してみたいね」と同ブロックを希望した。SANADAとは2018年のG1で同ブロックとなり、内藤が勝利している。内藤発言を受けて2年ぶりのロス・インゴ同門対決が実現するか期待される。

 内藤&SANADAとのトリオで快勝した鷹木信悟も名乗りを上げた。8・29神宮大会で鈴木に敗れ、NEVER無差別級王座から陥落したばかりだが、すでにその目はG1へと向けられている。「何を隠そう絶好調。それはなぜかわかるな? なぜだかわかるな? 次をしっかり見据えてるからだ」と豪語した鷹木は「俺はもちろん! 出るつもりだ」と2年連続2度目の出場を宣言した。

 そして高橋裕二郎もG1出場を虎視眈々と狙っている。この日は鷹木相手にDDTやフロントハイキックで攻め込むなど随所で存在感を発揮。8・26後楽園大会における『KOPW2020』1回戦でオカダ・カズチカに敗れたばかりだけに、G1は浮上の足がかりとする格好の大舞台。裕二郎は「俺は出る気満々だよ。SANADA? 鷹木? 内藤? まあ今日はよ、『G1 CLIMAX』の前哨戦ってとこだな。お前らとはよ、公式戦でいい試合ができそうだ」と出場を意思表示した。

 G1開幕は13日後。出場選手の発表が待たれるところだ。


【試合後の飯伏】
▼飯伏「昨日、ちょっと『シングルしか見てない』って言って、結局ずっとシングルしか見なさ過ぎた。あとちょっと、タッグはタッグで頑張っていかないといけないかなって。それを感じたし。まあ、自分の路線としてはやっぱりシングルマッチ。G1に向けて。向いてるんだけど、でもそれだけじゃないなっていうのをはっきり言って感じたんで、一つずつ大切にしていきたいっていうのは。やっぱ、タッグマッチはタッグマッチでちゃんとして、シングルはシングルなんだなあって。そこを今日わかったんで。一つ段階をまた(踏めたなと)。ここにきて(段階が)1個上がったと。遅いけど、遅いけど自分の中では一番早いステップだと。(今日は)負けたけど、気持ちを切り替えて。タッグはタッグ、シングルはシングル。それでやっていきたい。気持ちは変わらないです。(G1出場メンバーは)まだ発表されてないけど、全然出るつもり」

――このところの飯伏選手の言葉を並べると、気持ちが揺れ動いてる、迷いがあるように感じられるが?

▼飯伏「いや、僕は変わらないです。G1に対しては、気持ちは全く変わらないです。これはもう、おととしから。なんで僕は勝てないのかな?ってところから始まって、去年優勝して、で今年、こういう不安な状況じゃないですか。こういう状況でもやっぱり、みんなを楽しませたいっていう、その部分で今日、ちょっと足りなかったかなと。そういう部分が、自分がまだ理解できてなかった。その試合だけ見るんじゃなくて。もっと盛り上げられる。やっぱ、久々に来る会場だったり、(会場に)来る人もそういう機会が減ってるんで、そういう部分で足りないかなっていう気持ちの揺らぎはありますね。そこは揺らいでるけど、僕はG1に向けては一切変わってないです。気持ちは変わらないです。絶対、絶対に優勝します」

【小島の話】「こういう時期だから、『G1 CLIMAX』について語ろうかな。最後に出場したのが2017年の夏。その時に1勝しかできず、2018年、左ヒザのジン帯のケガにより欠場。そして2019年は、当たり前のようにエントリーされてなかった。そういう経緯を乗り越えて今年、2020年の『G1 CLIMAX』をそろそろ迎えようとしている。いろんな部分で俺にとっても試練だと思うし、どうなるかなんて全然わかんないけどさ、ただ希望はちゃんと持っている、持っていたい。そして、それにこだわるだけの力、自分で持っていると思ってる。それは今、冷静に考えて、普通にしゃべってる状態で、そういうふうに発言ができるから。やっぱり新日本プロレスで闘っている以上、そういうチャンスは、自分の中では、こなしていきたいと思ってます。よろしくお願いします」

【本間の話】「負けた! 負けた! でも今日負けたぐらいで、『G1 CLIMAX』あきらめてたまるか。あと、内藤哲也が返事してくれたよな? 俺は、あいつと同じブロックで、1対1で闘う。そうそう、負ける気がしないんだよ。俺は絶対あきらめない。あきらめない」


【試合後の内藤】
▼内藤「さて、昨日も言った通り、今俺が注目してる男は、そう、あの男。ごく一部の、ごくわずかな人、ごくわずかな“こけしMANIA"が、期待を寄せているあの男。そう、本間朋晃だよ。彼は今日、勝ったんだろな? どうだったの? 結果知ってる? 結果は?」

――負けました。

▼内藤「負けた? 誰に?」

――ザックに。

▼内藤「オイオイオイ、さっそく負けかよ。期待させておいて、結局これかよ。こんなんじゃさ、やっぱり彼は今年の『G1 CLIMAX』も皆様の予想通り、順当に落選だろうね。まあさ、これが彼にはお似合いだよ。ところで、SANADAは調子よさそうだね。今日の勝利を含めて開幕から3連勝。調子いいよ。そんなSANADAと今年の『G1 CLIMAX』、対戦してみたいね。今年もおそらく2ブロック制でしょ? ということは、彼と同じブロックになる確率は50%。つまり2年ぶりのシングルマッチが実現する確率は50%。えっと、いつ発表だっけ? 新日本プロレスからの発表が待ち遠しいよ、カブロン」


【鷹木の話】「ま、昨日は『元気だけはある』と言ったが、そんなことはねえな。オイ、鷹木信悟、調子いいぞ。何を隠そう絶好調。それはなぜかわかるな? なぜだかわかるな? 次をしっかり見据えてるからだ。次といえば、『G1 CLIMAX』だ。相変わらず新日本はじらして(出場メンバーを)発表しないけど、俺はもちろん! 出るつもりだ」


【裕二郎の話】「今年の『G1 CLIMAX』、俺は出る気満々だよ。SANADA? 鷹木? 内藤? まあ今日はよ、『G1 CLIMAX』の前哨戦ってとこだな。お前らとはよ、公式戦でいい試合ができそうだ」

プロ格 情報局