6/28【全日本】世界ジュニア初挑戦へSUGIが自信 王道T1回戦ジェイクとのジュニアvsヘビー王者対決実現描いた
7・22後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合が決まった王者フランシスコ・アキラ、挑戦者SUGIが28日、東京・湯島の全日本事務所で会見。初挑戦となるSUGIは雪辱を遂げての初戴冠に自信をのぞかせ、8月の王道トーナメント1回戦で組まれている三冠ヘビー級王者ジェイク・リー戦でジュニアvsヘビー王者対決を実現させる構えをみせた。
6・26大田区大会で岩本煌史を破ったフランシスコ・アキラが世界ジュニア王座を初戴冠。同王座史上初の欧州王者、イタリア人王者誕生となった。その試合後、挑戦の名乗りを上げたのがSUGI。アキラが勝利したJr.BATTLE OF GLORY準決勝以来の再戦がジュニアの至宝をかけて実現することになった。
戴冠後、アキラはイタリアにいる家族に世界ジュニア奪取を報告。弟・ユタカさんはJBOG優勝時と同様に泣いて兄のベルト獲りを喜んだという。また、ウィル・オスプレイ、ケニー・オメガらから祝福のメッセージも届いたといい、アキラは「新世界ジュニアヘビー級チャンピオンになることができて、ヨーロッパで初めての世界ジュニア王者、そして10年ぶりの外国人王者になれたことをとても誇りに思っております」と胸を張った。
喜びに浸っている間もなく、7・22後楽園大会でSUGIとの初防衛戦が決まった。「SUGIさんは世界でもトップのハイフライヤーだと思っています」と敬意を表したアキラだが、来日から2年4ヵ月でつかんだ全日ジュニアの頂点ベルトを簡単に手放すわけにはいかない。「トーナメントではわずかの差で勝ったけど、今度の後楽園でも世界ジュニア王者として堂々と迎え撃って勝ちたい」と王者らしく宣言してみせた。
対するSUGIは6・2&3新木場2連戦でのJBOG出場からわずか1ヵ月半で世界ジュニア初挑戦のチャンスをつかんだ。「(アキラが)優勝してチャンピオンになって、この勢いだと負けそうな雰囲気だと思われてるかもしれませんけど、そうはいかない」と雪辱を期すSUGIは「別キャラで前、出てた時なんですけど、キャラクター的なものもあって縁がなかったベルトだったので、このチャンスにいただければ」と全日ジュニアの至宝獲りに色気たっぷりだ。
「ジュニアで私が最強であるということを証明してから、ヘビーに挑戦したりとか、そういうこともしていけたら」と戴冠後の青写真を描くSUGIは8月開催の王道トーナメント出場も決定。1回戦で三冠王者ジェイクと対決する。7・22後楽園大会で自身がアキラに勝利し、ジェイクも「石川修司vs芦野祥太郎」の勝者を退け、初防衛を果たせば、ジュニアvsヘビー王者対決の図式が出来上がる。アキラからのベルト奪取に自信をのぞかせるSUGIは「体格差はあるにせよ、勝ってヘビーにも通用するんだぞというのを見せつけたい」とその先に控える無差別級の戦いを見据えていた。
【会見の模様】
▼SUGI「出始めてすぐなんですけど、決まってしまったんで。この前、Jr.BATTLE OF GLORYで負けた借りを返させていただきます」
▼アキラ「もちろん試合後はとても興奮して、体のダメージも凄く残っていたのですが、新世界ジュニアヘビー級チャンピオンになることができて、ヨーロッパで初めての世界ジュニア王者、そして10年ぶりの外国人王者になれたことをとても誇りに思っております」
――初防衛戦の相手がSUGI選手に決まったが?
▼アキラ「SUGIさんは世界でもトップのハイフライヤーだと思っていますし、リスペクトしております。Jr.BATTLE OF GLORYトーナメントではわずかの差で勝ったけど、今度の後楽園でも世界ジュニア王者として堂々と迎え撃って勝ちたいと思います」
――世界ジュニア王者になったアキラ選手の印象は?
▼SUGI「私もあまり以前から追っていたわけじゃないので知らないんですけど、優勝してチャンピオンになって、この勢いだと負けそうな雰囲気だと思われてるかもしれませんけど、そうはいかないです、ということですね」
――トーナメント出場から短期間で挑戦が決まったが、世界ジュニアのベルトについては?
▼SUGI「別キャラで前、出てた時なんですけど、キャラクター的なものもあって縁がなかったベルトだったので、このチャンスにいただければと思います」
――ベルトを獲ってご家族には報告した?
▼アキラ「もちろんまず家族に報告したよ。ママは興奮していたし、弟のユタカは前回優勝した時と同じで泣いて喜んでくれました。地元イタリアのプロレスファンからもたくさんリアクションがあって、ウィル・オスプレイ、ケニー・オメガから祝福のメッセージをもらいました。今もメッセージが止まらない状態で興奮しております」
――SUGI選手は世界ジュニアを獲ったら、今後、全日本ジュニアでやっていきたいことはある?
▼SUGI「ジュニアで私が最強であるということを証明してから、ヘビーに挑戦したりとか、そういうこともしていけたらなと。王道トーナメントの1回戦発表されましたけど、ジェイク・リー。体格差はあるにせよ、勝ってヘビーにも通用するんだぞというのを見せつけたいなと思います」
――世界ジュニアを獲ればジュニアvsヘビーの王者対決の図式にもなるが?
▼SUGI「そうですね。ジュニアとヘビーの…私が決めることではないんですけど、4冠にしたいと思います」