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3/22【DDT】新KO-D王者・遠藤が5・1横浜武道館でのV1戦へ挑戦者募集、ベルト新調決定に「楽しみ」

 3・20両国大会で竹下幸之介を破ってKO-D無差別級王座を奪取した遠藤哲哉が22日、東京・渋谷のAbemaTowersで二夜明け会見。新調が決まったKO-Dベルトを巻く第1号となる新王者は5・1横浜武道館大会での初防衛戦へ向けて「僕が指名する形ではなく、名乗りを挙げてきてほしい」と希望し、挑戦者を募った。

 DDT25周年記念大会となった3・20両国で竹下との46分超えの死闘を制してKO-D王者に返り咲いた遠藤。二夜明けたこの日、「正直まだ体のダメージも残っていて。10年越しにやっと竹下幸之介からベルトを獲れたという実感が沸いてきたという感じです。去年12月にバーニングを立ち上げたんですけど、バーニングもベルトを獲ってやっとスタート位置に立てたのかなと思います」と振り返りつつ戴冠を噛み締めた。

 同王座戦で竹下に勝利したのは初めて。「竹下幸之介は常にコンディションもいいし、フィジカル面でも上をいってると思ってたんですけど。タイトルマッチになると、特にそれが顕著に表れて、鬼のような強さになるんです。フィジカルではもちろん竹下の方が上です。身長、体重、パワーも俺よりあるし」と認めた遠藤だが、2日前の勝利によって「ただプロレスラーとしては俺の方が上だということを今回証明できたのかなと思います」と自信を深めた。

 KO-D王者となったのはこれが3度目。「今までと違うのは、今回はまた次の目標が明確になっているということですかね」と言い切った遠藤は「昔から僕は、挑戦者はDDTの内々で無差別のタイトルマッチをしていきたいって常に言ってたんです。竹下幸之介は逆に外に向けて、もっとDDTを発信していきたいということを言ってたと思うんですけど。最初2019年に獲ったとき、挑戦者が大石真翔選手、坂口征夫選手。KO-Dに挑戦したことがない選手だとか、しばらく離れている選手とタイトルマッチをして、DDTを底上げしていきたい気持ちがあった」と過去の王者時代を回想。「今回、竹下幸之介に勝ったことによって、次のステップ、次の目標をさらに目指せるのではないかなと思います」とこれから始まる防衛ロードを見据えた。

 初防衛戦の舞台はDDT初進出となる5・1横浜武道館大会。現段階で挑戦者は現れていないが、遠藤は「次の挑戦者について、僕の考えなんですけど、僕が指名する形ではなく、名乗りを挙げてきてほしいなと思います」と希望。「3月20日、両国国技館の遠藤哲哉vs竹下幸之介を超えられる自信がある選手、誰でもいいです。超えられる自信があるという選手は名乗りを挙げてください」と募った。

 DDT旗揚げ26年目の区切りにKO-D無差別のチャンピオンベルトが新調されることになった。3・27後楽園大会で新ベルトがお披露目され、王者・遠藤への贈呈式が行われる。その新ベルトを最初に巻くことになった遠藤は「竹下幸之介を倒した俺がそのベルトを先に巻くというのは当然のことなんじゃないかなと思います」と豪語し、「まだデザインも見てないし、当日まで見ないでおこうかなと思ってる。楽しみです」と笑顔を見せていた。

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