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6/8【全日本】青柳が近藤戦へ「ビッグマッチにふさわしい戦いを」 野村迎撃見据えて「カオスな景色が自ずと見えてくる」

 青柳優馬が8日、東京・湯島の全日本事務所で会見。6.19大田区大会での近藤修司戦へ向けて「ビッグマッチにふさわしい、そういうシングルマッチ、正々堂々とした戦いをしたい」と意気込み、その先に「外敵としてやってきた野村直矢を全日本プロレスの青柳優馬が迎え撃つ形をとって、全日本プロレス、カオスな景色が自ずと見えてくるんじゃないか」と野村直矢迎撃を見据えた。

 青柳は6・19大田区大会で近藤との一騎打ちが組まれた。すでに近藤は「チャンピオンカーニバルを制覇した人間と大田区でシングルマッチが組まれるのであれば、そこで結果を出せばそれなりのお土産が付いて来るだろう。ここはプロレスラーとしてきっちり勝ちに行かせてもらう」とシングルプレイヤーとしての欲を垣間見せながら宣言している。

 プロレス入り前から近藤を見てきたという青柳は「全日本プロレスをテレビで見ていた時に、めちゃめちゃ暴れ回っていたキングコング近藤修司と戦えるというのがワクワク、ドキドキ、ヒヤヒヤを感じる」と高ぶりを感じている。「ジュニアとは思えない体の分厚さだったり、存在感の大きさを凄く感じて、凄い選手だなって抽象的な感想しか出てこない」と一目を置く一方で、「やっぱり最年少覇者、チャンピオン・カーニバルを制覇してる立場もあるので、もちろん挑戦者という立ち位置もありつつ、上から近藤修司を迎え撃つっていう覚悟もできてますね」と言い切り、「大田区大会、ビッグマッチにふさわしい、そういうシングルマッチ、正々堂々とした戦いをしたいと思いますね」と意気込んだ。

 そして青柳は野村についても言及した。自身のラブコールに応える形で野村は6・6新百合ヶ丘大会に渡瀬瑞希とのREAL BLOODで殴り込み。大田区大会での対戦を要求してきた。「僕が望んだ以上に斜め上に全日本プロレスがカオスな感じになっていったっていうのがリング上で行われてたので、とても気分がいい」と歓迎した青柳も迎撃を宣言。ただ、今回はすでに近藤戦が組まれていたため、対野村はひとまずお預けとなった。

 野村とはかつてアジアタッグ王座を二人で巻くなど盟友だったが、外敵として乗り込んできた姿に「ああいうアクションの起こし方をする時点で今までとは違う野村直矢なのかな」との印象を抱いた。当然、大田区の先には野村との対戦を見据えており、「もちろん呼んだからにはバチバチと戦って、これぞ全日本プロレスっていう試合が見せられる相手だと思う」と言い切った。だからこそ、「今まで所属してた全日本プロレスの野村直矢っていうものはもう存在しなくなったわけで、外敵としてやってきた野村直矢を全日本プロレスの青柳優馬が迎え撃つ形をとって、全日本プロレス、カオスな景色が自ずと見えてくるんじゃないかなと思ってますよ」と確信とともに全日本の“カオス化"を描いてみせた。そのためにも6・19大田区で強敵・近藤を突破するのみだ。

☆6/19(日)東京・大田区総合体育館『Champions Night4〜50th Anniversary Tour〜』16:00開始

▼シングルマッチ
近藤修司
vs
青柳優馬


【会見の模様】
▼青柳「6月19日の大田区大会で急に決まってビックリしてるんですけど、青柳優馬vs近藤修司という対戦カードが大田区大会第1弾の対戦カード発表で僕も知ってちょっと驚いたんですけど、近藤さんのコメントを読んで、チャンピオン・カーニバル覇者と触れていただいたんで、なかなか近藤選手と戦う機会ってないんで、大田区大会、ビッグマッチにふさわしい、そういうシングルマッチ、正々堂々とした戦いをしたいと思いますね。あとは先日の6月6日、新百合ヶ丘大会でずっと僕がラブコールを送った野村直矢がようやくやって来てくださいましたね。タイミングは最悪だったんですけど、僕が望んだ以上に斜め上に全日本プロレスがカオスな感じになっていったっていうのがリング上で行われてたので、とても気分がいいですね。近藤選手にしても野村直矢にしてもそうですけど、全日本プロレスをかき乱しつつ、青柳優馬という存在感を出して、全日本プロレスのトップに立って、全日本プロレスめちゃくちゃにしてやろうかなと思ってます」

――近藤選手の印象は?

▼青柳「一番記憶に新しい印象だと、何年か前に世界ジュニアのタイトルマッチをやりに全日本プロレスに上がってたじゃないですか。その時に近藤さんと初めてか2回目ぐらいだと思うんですけど、プロレス界に入って近藤さんに会った時だったんですけど、ジュニアとは思えない体の分厚さだったり、存在感の大きさを凄く感じて、凄い選手だなって抽象的な感想しか出てこないんですけど、近藤修司凄いなって思える選手ですね。僕がまだ中学、高校ぐらいの時ですかね。全日本プロレスをテレビで見ていた時に、めちゃめちゃ暴れ回っていたキングコング近藤修司と戦えるというのがワクワク、ドキドキ、ヒヤヒヤを感じる。そんな印象ですね。とにかくチャンピオン・カーニバル覇者として迎え撃ちたいという気持ちがありますね。あとはぜひ大田区の売店でバターブラザーズを出店していただきたいなと。一回食べたことがあるんですけど、めちゃめちゃうまいんですよ、あのフィナンシェ。それがまた食べたいんで、ぜひ大田区大会にはバターブラザーズの出店を申し出てもらいたいなと。その時は必ずちゃんと売店にいきます。買いにいきますので、よろしくお願いします」

――ビッグマッチにふさわしい試合ができそうな相手だと?

▼青柳「僕が近藤さんにどの程度通じるのかっていうチャレンジ精神もありつつ、ただ、やっぱり最年少覇者、チャンピオン・カーニバルを制覇してる立場もあるので、もちろん挑戦者という立ち位置もありつつ、上から近藤修司を迎え撃つっていう覚悟もできてますね。どちらにせよ、僕次第じゃないかなと」

――野村選手に今までと違うものは感じた?

▼青柳「リング上でああいうパフォーマンスって言ったら変かもしれないですけど、ああいうアクションの起こし方をする時点で今までとは違う野村直矢なのかなっていうのを感じましたね。僕が呼んでおいて言うのも何ですけどタイミング最悪だったじゃないですか。いざメインイベント始まりますよってなった時に『おい、おい、おい、おい、おい』みたいな感じで現れてきたんで何事かと(苦笑) 自分が新百合に来いって言っておいて、ちょっと拍子抜けというか度肝を抜かれましたね。突然やってきたんで。キャプチャーインターナショナルで地下室のチャンピオンになったっていうのもありますから、僕が知らない野村直矢っていうのも今後見えてくるんじゃないでしょうか」

――近いうちに迎え撃つ気持ち?

▼青柳「もちろん呼んだからにはバチバチと戦って、これぞ全日本プロレスっていう試合が見せられる相手だと思うんですよ。今まで所属してた全日本プロレスの野村直矢っていうものはもう存在しなくなったわけで、外敵としてやってきた野村直矢を全日本プロレスの青柳優馬が迎え撃つ形をとって、全日本プロレス、カオスな景色が自ずと見えてくるんじゃないかなと思ってますよ」

――カオスがカオスを生んでいる状況となっているが、行きつく先にどこへたどり着いていると思う?

▼青柳「あくまで僕の考えなんですけど、今までの全日本プロレスってかなりクリーンというか、きれいというか、予定調和なイメージがちょっと強かったんですね。プロレスっていうのはレスラー一人一人が思惑を持ってたり、欲望だったり野望なりを持ってるわけじゃないですか。それがぶつかり合ってる。何だったら野望ですからね。汚い感情と言っても過言ではないものがあるわけですよ。それをぶつけ合ってるレスラーがきれいに収まっていいのかというのが僕の考えなんで。もっとドロドロとした昼ドラみたいな感じのね、嫁姑みたいなドロドロした全日本プロレスをみせたいですね。今はみんな格好だったり雰囲気でごまかすレスラーが全日本プロレス内に増えてきちゃてるっていう僕のイメージなんで。全日本プロレスを叩き直すっていう意味でも野村直矢を呼びつけたっていうのがありますから。そういう意味でREAL BLOODと名乗ってますけど、そのへんはいい感じでドロドロとした感じで来てもらえるんじゃないかなと思うんですよね。それを僕がさらに青柳優馬というアクセントを加えて、嫁姑以上にドロドロとしたカオスな全日本プロレスをみせたいです」

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