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9/10【DDT】竹下が地元・西成で10周年興行でWヘッダー連勝 「11年目以降は本気で世界を取りに行きます」

 『ジャパンベーカリーマーケティング株式会社 presents 竹下幸之介デビュー10周年記念興行〜西成ベイブルース〜』が10日、大阪・西成区民センターで行われ、竹下幸之介が生まれ故郷での10周年記念興行でダブルヘッダー2連勝を飾り、「11年目以降は本気で世界を取りに行きます」と誓った。

 竹下は2012年8月18日、DDTでデビュー。今夏10周年を迎え、この日、地元・大阪で記念大会に臨んだ。しかも竹下はダブルヘッダーを敢行。まずは第1試合で上野勇希と咲くやこの花高校同級生タッグを結成し、クリス・ブルックス&キッド・ライコスのCCKと対戦。抜群のコンビネーションを見せるCCKに苦戦しながらも、最後は上野がBMEでライコスを仕留めた。

 そして竹下はメインイベントに登場。DAMNATION T.Aのカリスマ・佐々木大輔との一騎打ちに臨んだ。足への集中砲火で苦しんだ竹下だったが、エプロンでジャーマンを決める荒技を見舞った。場外でのジャーマンは急所蹴りで阻止され、場外でのペディグリーを決められたが、トペをキャッチした竹下は場外で垂直落下式ブレーンバスターを敢行した。

 佐々木はレフェリーの死角を突いたイス攻撃で逆襲。ジャーマン、ラリアット、ミスティカ式クロスフェースと攻め立てたが、竹下は沈まず。トップロープ上での攻防をラリアットで制し、ザーヒーを叩き込むと、ジャンピングニー、ジャーマンとたたみかけて3カウントを奪った。

 試合後、竹下はマイクで「僕のプロレスを磨いて成長させて進化させてくれたのは佐々木大輔です。ありがとうございます」と感謝。すると佐々木は「頭がクラクラするついでに言ってやる。10周年おめでとう。俺に勝てるのはたいしたもんだ。俺に勝てれば、世界でも通用する。また10年後に会おう!」とこの日ばかりは素直に応じた。

 ダブルヘッダーに連勝し、自ら10周年記念大会を飾った竹下。まだ27歳の若さで11年目に突入し、「僕の夢は世界一のプロレスラーになること。プロレス界に入って、最初の数年はプロレスってホントに難しいし大変だし、世界って遠いなと思ってたけど。まだまだつかめてないけど、手を伸ばしてもいい場所まで来たので、11年目以降は本気で世界を取りに行きます」とAEWでの“世界獲り"を誓った。

 また、この日、大鷲透の返上により空位となったアイアンマンヘビーメタル級王座決定戦が時間差入場変則バトルロイヤルで行われ、大鷲が返り咲きに成功。試合後、竹下の母・恵子さんから勝利者賞の豚まんが贈られた。ところが背後から平田一喜が大鷲を丸め込んであっさり王座移動。平田が豚まんを奪おうとすると、怒った恵子さんが平田にレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪取。竹下の母が息子の記念大会でまさかの新王者となった。

【佐々木の話】「竹下幸之介、随分立派になったな。今じゃ、この俺を倒すとは立派なものだ。あいつはAEWでトップを取るだろ。俺は確信してる。あいつがAEWでトップ取ったら、日本に戻ってくるのか? お前がAEWのトップ取ったら、DAMNATION T.Aに入れ。お前が帰ってこないんだったら、俺が米国に迎えに行ってやる。それが今日10周年のお前の大会で戦ってやった俺との約束だ!」

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